SIGMA fp用「EVF-11」使用レビュー。使い勝手や良い点・残念な点をまとめてみた。

外付け電子ビューファインダー「EVF-11」を実際に使ってみてわかったこと
全体の外観やデザインを確認した後は、実際に外付け電子ビューファインダー「EVF-11」をSIGMA fpに装着してみました。
その中で気づいた良いところ・残念だったところを忖度なしでまとめてみます。
外付け電子ビューファインダー「EVF-11」の取り付けかた
先に外付け電子ビューファインダー「EVF-11」の取り付け方を紹介しておきます。
取り付け自体はすごく簡単で、「EVF-11」はSIGMA fpの左側(左手側)に装着します。そのため、まずSIGMA fpのボディ左側面についているHDMI端子のカバーを取り外します。

外したカバーは「EVF-11」の内側下部のくぼみに、以下のような形ではめ込んでおけばOK。ジャストサイズでビタッとハマるから気持ちいい。

続いてカメラボディ左側面上部のUSB-C端子を覆うカバーをめくり(ここのカバーは外れないので、めくるだけ)、「EVF-11」を差し込みます。


あとは取り付け用のリングをくるくると回していけば、装着完了です。全体の工程としてはとっても簡単。
良かった点①:恐ろしいほどに見やすい
続いて実際に「EVF-11」を使ってみてよかった点をまとめていきます。まず1つ目は「とにかくファインダー内が見やすい」というところ。
前述の通り、この電子ビューファインダーは「約368万ドット、ファインダー倍率0.83倍」という高輝度・高精細なところがウリの1つですが、それが嘘ではないことがはっきりとわかる見やすさでした。

特にファインダー倍率0.83倍ってのが本当に大きく見やすい。最近ちょこちょことFUJIFILMの「X-Pro2」を使って遊んでたんですけど、これはEVFは倍率0.59ですからね。
その見えやすさの差があまりにも凄すぎて、思わず「うぉっ」って声をあげてしまいました笑。
綺麗に・はっきり・大きく見えるファインダーがいい!という人には最高のアクセサリーだと思います。
良かった点②:MFレンズでもローアングル撮影がしやすい
あと90度の角度調節ができる点もすごくよかった。SIGMA fpは背面液晶が動かないので、ローアングル撮影とかがかなりしにくいんですけど、「EVF-11」をつければその辺りの弱点も一気に解消できました。

特にマニュアルフォーカスレンズを使っていると、SIGMA fpではほぼローアングル撮影ってできないんですよね。でも「EVF-11」のおかげで、ローアングルでもしっかりピントの山が確認できました。
オールドレンズ好きな人には最高です。
残念だった点①:サイズが大きい
逆に外付け電子ビューファインダー「EVF-11」の残念だったところもいくつかあったので、それも挙げておきます。まず1つ目は「サイズが大きい」ということ。
SIGMA fpがとにかくコンパクトなフルサイズミラーレス一眼なので、余計にそう感じるのかもしれないんですけど…でもどう見ても、このファインダー大きいよね笑。

SIGMA fpはパンケーキレンズをつけてしまえば服のポケットにすら入るくらい小さいのに、「EVF-11」を着けてしまうと一気に携帯性が下がります。
そしてそのサイズ感ゆえに、撮影中も結構目立つんですよね。僕もファインダーを覗いている時に、何度か「あの人、何してるんだろう…?」的な目で見られました笑。
この大きさは正直結構残念なところで、SIGMA fpのコンパクトさ・携帯性の良さをかなり損ねるので、fpを気軽に使いたい!という人にはあまり向いていないなと感じました。
残念だった点②:取り付けに若干のコツがいる
2つ目の残念ポイントは「取り付けに少しコツがいる」というところ。まぁ慣れれば大した話ではないんですけど。
先に書いた通り、装着するときはカメラボディ左側面上部のUSB-C端子を覆うカバーをめくって「EVF-11」を差し込むんですけど(下の写真)、このめくったカバーが結構邪魔で、こいつがいるせいでうまく「EVF-11」が刺さらないことがあるんですよね。

カバーを折り曲げた状態で、無理やり上からファインダーを差し込むので、真っ直ぐ刺さらなかったりする。慣れてくれば大丈夫かもしれませんが、初めのうちは結構イライラします笑。
スムーズに装着できないと付け外しも面倒になってくるので、ここも個人的には結構残念ポイントでした。
残念だった点③:値段が高い
あと最後はやっぱり「値段が高い」というところが残念ポイントですね。通常販売価格で66,000円ですからね…うーむ、さすがに高すぎじゃないだろうか。

この値段だと気軽に買えるというレベルではないですよね。少しでも安く手に入れるなら、中古品を狙った方がいいと思います。
総評:お金に余裕があるなら買って損なし(サイズ大きいけど)
ということで、SIGMAの外付け電子ビューファインダー「EVF-11」を実際に使ってみた上での僕個人的な総評としては、“お金に余裕があるなら買って損なし”という結論。
ちょっとサイズが大きいのは気になりますが、性能自体はすごくいいので、持っていれば撮影体験がかなり向上するし、写真の表現の幅もグンと広がるのではないでしょうか。

あとはお金の問題だけ。とにかく値段が高いので、個人的には中古で購入するのがおすすめです。
外付け電子ビューファインダー「EVF-11」」が向いている人・向いていない人
最後に改めてSIGMAの外付け電子ビューファインダー「EVF-11」の良いところ・悪いところを踏まえながら、「このファインダーが向いている人・向いていない人」という視点で、以下に整理してみました。
- SIGMA fpでなんとしてもファインダーを使いたい!という人
- SIGMA fpでローアングル撮影のしやすさを向上させたい人
- MFレンズ・オールドレンズをよく使う人
- SIGMA fpの携帯性を損ないたくない人
- SIGMA fpを気軽に使いたい人
- カメラに使うお金に余裕がない!という人
当ブログの中の人の感想
今回はSIGMAの外付け電子ビューファインダー「EVF-11」の購入・使用レビューを綴りました。
SIGMA fpでファインダーを覗いて撮影したい!とずっと思っていた僕としては、とてもありがたいアクセサリーでした。
少しサイズが大きかったり、値段が高いという残念ポイントもありますが、それでもfpを使うときの撮影体験はかなり向上するので、お金に余裕がある人は本当に買って損はないと思います(モノとしてはかなり良いです)。
気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
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