PC底面の排熱口を塞がない、コンパクトなノートPCスタンド使用レビュー。Moft mini とどっちが良い?

買ったのはPCの底面に貼り付けるタイプのPCスタンドで、軽量・コンパクトで持ち運びしやすく、使いやすい絶妙な角度をつけてくれる優れもの。放熱対策にもなります。
お値段も安くて想像以上に「買ってよかった!」感があったので、今回はこのPCスタンドの購入・使用レビューを綴ります。
新しいPCスタンドをさがしている方など、参考になれば幸いです。
- SUNTAIHO「PCスタンド」の特徴
- SUNTAIHO「PCスタンド」の外観・デザイン
- SUNTAIHO「PCスタンド」の使用感
PCスタンドとは?
製品のレビューに入る前に、まず簡単に「PCスタンド」の特徴やメリットなどを整理しておきます。
PCスタンドのメリット
そもそもPCスタンドとはどんなアイテムなのかというと、平たく言ってしまえば「ノートPCに角度をつけるためのガジェット」です。

使ったことがない方からすると「え、それだけ…?」と思うかもしれないですが、これが色々とPC使用時にメリットが出てくるんですよ。たとえば以下のようなメリットがあります。
- 姿勢が良くなって肩凝りが軽減する
- タイピングしやすくなる
- PCの放熱対策になる
特に肩凝り軽減とかPCの放熱対策にはかなり効果的で、僕もメインPCのMacBook Airには数年前から「Moft mini」というPCスタンドを導入しています。今では欠かせない必需品。

据え置き型と貼り付け型がある
そんな便利なPCスタンドですが、タイプとしては主に「据え置き型」と「貼り付け型」に分かれます。
据え置き型のものはPCスタンドとして完全に独立していて、基本的には持ち運びは想定されておらず、デスクに置きっぱなしで使うスタイル。どっしりとした安定感があり、高さ調整できるものが多いのも特徴ですね。

引用:Amazon
一方貼り付け型は、ノートPCの底面に貼り付けて使うタイプ。全体的にコンパクト・薄型のものが多く、持ち運びしやすいので外での利用も想定されているのが特徴です。
ただし、据え置き型と比べて角度の調整ができなかったり、PCによってはPC底面の排熱口を塞いでしまい貼り付けられないこともあるので、事前に下調べも必要になります(Moft miniはまさにそのタイプ)。


引用:Amazon
それぞれ特徴が分かれるので、自分の用途に合った方を選ぶのが大切ですね。僕は外で仕事をすることも多いので、貼り付け型のものを普段はよく使っています。
SUNTAIHO「PCスタンド」はこんなPCスタンド
今回購入したのは貼り付け型のコンパクトなPCスタンド。PC底面の上両端に貼り付けて使います。

ちなみにメーカーは「SUNTAIHO」(サンタホ)という名前らしい。すみません、僕はよく知らないメーカーさんです。よく知らないメーカーさんのモノでも、便利そうならガンガンレビューしていくのが、当ブログのスタイル。
というか、今回のPCスタンドはOEM製品だと思うので、色々なブランドから販売されていると思われます。まぁ大事なのは「使えるか」なので、僕はそういうのはあまり気にしません。
なお、以前から常用しているMoft miniを再購入しようとも思ったんですけど、新しいWindows PCの底面って上部に排熱口があるので、Moft miniだとその排気口を思いっきり塞いじゃうんですよね。なのでMoft miniは諦めて、排熱口を塞がずに済む今回のモノを選びました(Moft miniを購入検討している方は、この点はご注意を)。

まずは主な特徴やスペックなどを簡単に整理しておきます。
主な特徴
このPCスタンドの主な特徴を挙げると、以下のようになります。
- 超軽量・コンパクトで持ち運び時も苦にならない
- 使用時の傾斜は15°と高過ぎず低過ぎずでちょうどいい
- 最大耐荷重35kgの力持ち設計
- アルミニウム合金素材で耐久性も抜群
- デスクとの設置面には滑り止めアリ(スタンドを開いた状態・閉じた状態の両方に)
- PCとも溶けこむメタリックなデザイン
個人的にすごく良いなと思ったのが15°という角度。PCスタンドってモノによってこの傾斜がバラバラなんですが、僕はあまり角度が高過ぎないものが好きなので、15度はなかなか絶妙に使いやすい。

また滑り止めがスタンドを閉じた状態・開いた状態の両方に付いているのも良いですよね。貼り付け型の場合は常にPC底面にスタンドを付けっぱなしになるので、どんな状態でも滑らず・ガタガタせず使えるのはありがたい(特に一般的な貼り付け型は閉じている時にガタガタしやすいので)。
サイズ・重量
サイズは5×4×0.5cm、重さは約46gとコンパクトな設計。常にPCに貼り付けて持ち運ぶことになるので、この小さなサイズ感は素晴らしいですよね。

価格
価格もお伝えしておくと、Amazonでの定価は1,599円。正直なところ、このような貼り付け型のPCスタンドとしてはちょっと高いかも。なにせ類似品は百均でも取り扱いがありますからね。
ただ百均のものはかなりチープな作りで性能的にも劣るので、それと比べては可哀想ではある。しかも今回購入したモノはAmazonだと頻繁にタイムセールの対象になって、半額近くで買えることもしばしば。そう考えれば、それほどコスパは悪くないのではないでしょうか。
その他仕様
その他、メーカー公表の仕様も下に載せておきます。他製品とのスペック比較をしたい方は参考までにご覧くださいな。
名称 | ノートPCスタンド |
ブランド | SUNTAIHO |
対応デバイス | ノートパソコン |
取り付けタイプ | 自立式(底面貼り付け) |
サイズ | 5×4×0.5cm |
重量 | 約59g |
傾斜角度 | 15° |
耐荷重 | 35kg |
使用時の高さ | 折りたたみ時:約1cm、使用時:約4cm |
素材 | アルミニウム |
カラー展開 | 1色(ブラック) |
SUNTAIHO「PCスタンド」の外観・デザインレビュー
次に今回購入したSUNTAIHO「PCスタンド」の外観・デザインを見ていきます。
なお、パッケージを見て初めてわかったんですけど、この製品の正式名称(?)は「Metal Laptop Stand」というらしい。謎メーカーさんって製品名がわかりにくい or むしろ名前をつけてないことが多いので、ぜひその辺り改善してほしい。検索・レビューもしづらいし。OEMだとしょうがないのでしょうか。
パッケージ・同梱物
そのパッケージはこんな感じ。とってもシンプルなデザインです。


同梱物は製品本体2つ、予備(?)の両面テープが2つ、さらに謎の円形シールが4つ入っていました。この円形シールって何に使うんだろう? 説明書がなかったので、このシールの用途は最後までわからず。
全体外観
製品の全体外観はこちら。五角形っぽいアルミプレートに、スタンドとなる折りたたみ式のアルミの足が付いています。

アルミニウム合金素材ということで、見た目・触った感じも特に安っぽさはなく、意外とビルドクオリティは高め。PCに貼り付けてもうまく溶け込んでくれるデザインですね。
プレートの中央には滑り止め用のラバー素材が貼り付けられていて、ここも結構造りは良い感じです。
スタンドの脚部分
スタンドの脚部分はこんな感じ。上に持ち上げるようにクイッと曲げて使う仕組みです。

足の先端にも滑り止め用のラバーが付いているので、スタンドを立てた時も安定感が保てます。良いね。
裏面(PCとの接着面)
PCに貼り付ける裏面は両面テープになっていて、これは3M製らしい。赤い剥離紙をペリッと剥がしてPCに貼り付ける形。

SUNTAIHO「PCスタンド」の使用レビュー
全体外観・デザインのチェックが終わった後は、実際にSUNTAIHO「PCスタンド」を使って感じた感想をまとめていきます。
今回は僕が新しく購入したWindowsノートPC「DELL Inspiron 14 5425」に貼り付けてみました。

PCへの貼り付け
まずはノートPCへの貼り付け方・貼り付けやすさから。やり方は至って簡単。
最初にノートPCを裏返して底面を上にします。なお、下の画像でもわかるとおり「DELL Inspiron 14 5425」って底面の上の方に排熱口が広がっていますが、今回のPCスタンドならこの排熱口を全部塞いじゃうことはないので安心です。

次にPCスタンド裏面にある両面テープの剥離紙を剥がして…

あとは任意の場所にピタッと貼り付けるだけ。とっても簡単です。今回は「DELL Inspiron 14 5425」の脚部分のすぐ下に付けてみました。

もう1つも貼り付けて、完成形がこちら。少しだけ排熱口と重なってしまいましたが、これくらいなら全く問題ないでしょう。コンパクトなので目立ちづらいのもいい感じ。

安定感
続いて安定感。スタンドの脚部分は結構固め。力をしっかり入れないと脚が持ち上がりません。強度的にはこの方が安心感がありますね(安いスタンドだと、脚がゆるゆるスカスカなので)。
実際にスタンドを立ててみた様子がこちら。クイッとノートPC上部が持ち上がって、しっかり傾斜がついています。

脚の強度もしっかりしているし、滑り止めもついているのでタイピングしていてもガタつくことはなく、かなり安定感があります。正直なところ「ちょっと安定感は怪しいかな」と想像していたのですが笑、いい意味で裏切ってくれました。
タイピングのしやすさ
大事なタイピングのしやすさについては、かなり良かった。とにかく角度が絶妙ですね。

傾斜角度は前述のとおり15°とのことですが、角度で言われてもわかりにくいかとも思ったので、デスクから何cm持ち上がっているのか計測してみたところ、約4cmくらい高くなっていました(下の画像参照)。

この高さ・角度が本当に絶妙。他のPCスタンドって意外ともっと傾斜がつくモノが多いんですけど、僕個人的にはこれくらい“若干傾斜がついてる”くらいの方が使いやすいと感じます。あまり傾斜が強すぎると、タイピング時に手首が上に返り過ぎて疲れてくるので。
放熱性能
あとPCスタンドのメリットの1つでもある放熱性能ですが、こちらも十分。上述のとおりスタンドを立てることでデスクから約4cmほどノートPCが持ち上がるので、底面からうまくPCの熱を流すことができました。
実際に普通に通常の仕事している分にはPC内のファンが回ることもほぼ無くなったし、PCへの負荷が高いアプリケーション(Premiere Proとか)を使っても、ファンが回る頻度・時間が減った気がします。
持ち運びやすさ
最後に携帯性ですが、貼り付け型で軽量なので、持ち運びやすい。外での使用にぴったりですね。
ただ1点気になったところとしては、実際にPCに貼り付けてみると、思ったよりもスタンドに厚みを感じた点でしょうか。縦横のサイズに関しては比較的コンパクトなんですけど、やや厚みがあるので、カバンにPCを入れる時にスタンド部分が時々引っかかることがありました。

まぁ大した話ではないかもしれませんが、MacBook Airに付けているMoft miniは超薄型なので、こういったことは無かったもので。「超薄型で、折りたたみ時はPCに完全に溶け込むようなスタンドが良い!」という人は、この点だけご注意を。
使用感まとめ
ということで、つらつらとSUNTAIHO「PCスタンド」の使用レビューを綴ってきましたが、個人的な総評としては「セール時なら買って損なし」という感想。
携帯性も高いし、安定感も◎。またスタンドの高さも絶妙でタイピングがかなりしやすかったので、PCスタンドとしての質はかなり良かった。
ただ定価が1,600円ほどなので、その値段だと少し買うのに躊躇してしまう人もいるかもなぁとも正直思いました。なにせ百均に類似品がありますからね(品質は今回のPCスタンドの方が良いですけど)。
なので、Amazon等でセールになっていれば全然買う価値アリかなという結論です。Amazonなら半額くらいで買えることもよくあるので、気になる方はちょくちょくセールになっていないか確認しておくいいかもしれません。
当ブログの中の人の感想
今回はSUNTAIHO「PCスタンド」の購入・使用レビューを綴りました。
ノートPCを使っていると、肩こりやPCの放熱問題で悩まされることって結構ありますが、そんな時はぜひ一度今回ご紹介したPCスタンドを試してみてもらいたいですね。コンパクトで持ち運びにも便利ですし、思った以上に使いやすかったですから。特に底面上部に排熱口があるノートPCを使っている人におすすめです。
MacBookなどを普段使用している人の場合は「Moft mini」も有力な候補になると思うので、自分に合った使いやすい方を選ぶと良さそう。こちらも過去に使用レビューをまとめているので、気になる方はぜひ両方チェックしてみてくださいね。

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