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【作例たっぷり】FE40mm f2.5 G 半年使用レビュー。現時点のSONYスナップレンズの最適解を見つけた。

SEL45F25GにはSEL24F28Gのレンズフードが装着可能
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

僕はカメラを持ってスナップに出掛けるとき、“広すぎず、狭すぎず”な焦点距離35mmのレンズをよく使うんですよね。SONYのカメラなら以前ご紹介した「FE35mm F1.8(SEL35F18F)」とか。

ただ、最近実はもう1つスナップでよく使っているレンズがあるんです。それが「FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)」です。

このレンズは40mmという“ちょっと中途半端”な焦点距離ですが、開放F値2.5という比較的明るいレンズで、何より超がつくほどコンパクト・軽量な一本。Gレンズということもあり描写も抜群で、スナップに最高なんです。

購入して半年ほど経ったので、今回は「FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)」の使用レビューを綴りたいと思います。動画用途でも非常に使い勝手の良い人気レンズなので、購入検討している方の参考になれば幸いです。

この記事を読むとわかること

  • FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)の特徴
  • FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)の外観・デザイン
  • FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)の使用感
  • FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)の作例
  • FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)が誰に向いているか

SONYレンズのブランドの違い(グレード分け)

「FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)」のレビューに入る前に、先にSONYレンズのブランドについて整理しておきます。SONYのレンズはレンズの品質・性能の違いによって、以下の4つのブランド(グレード)に分かれます。

SONYレンズのブランド

  • Gmaster:SONYレンズにおける最高峰・ハイエンドモデルで、高品質・高性能で圧倒的な描写力を誇る。ただし価格がめちゃ高い。
  • G:SONYレンズ内でのハイグレードモデル。Gmasterには及ばないものの、高い性能と描写力を持つ。価格はまぁまぁ高い。
  • Zeiss:ハイグレードモデルだが、現在は「G」よりもやや下に位置付けされている(?)モデル。ZEISSと共同開発したレンズに付けられ、かつて(Aマウント時代)はZeissがハイエンドに位置付けられていた。
  • 無印(通称):上記3つのどのグレードにも分類されないモデル。そこそこの性能・描写力。お値段は比較的安め。


引用:ソニー公式オンラインストア

今回レビューする「FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)」はフルサイズセンサー用のレンズで、名前にもあるとおり「G」のグレード。スペック的になかなか高いわけですが、お値段的には最近のソニーレンズの中では比較的押さえられている方(?)なので、コスパは結構高いレンズです(詳細は後述)。

FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)はこんなレンズ

そんな「SONY 35mm F1.8」ですが、主な特徴、価格、スペックなどをまずはまとめていきます。

主な特徴

そんな「FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)」ですが、主な特徴、価格、スペックなどをまとめていきます。

FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)の主な特徴

  • 人間の視野角に近い焦点距離40mmの単焦点レンズで、スナップに使いやすい。
  • Gレンズならではの高い解像力と柔らかなぼけ味が楽しめる。
  • 解放F値2.5と比較的明るめで、暗部でもノイズの影響を受けにくい。
  • SONYフルサイズ用レンズの中でも圧倒的な小型・軽量設計で取り回しがしやすい。
  • 所有欲を満たす鏡筒の質感・剛性の高さ。
  • 絞りリング・フォーカスホールドボタン・AF/MF切り替えスイッチなども搭載し、操作性も抜群。

SEL45F25Gの外観デザイン

SONYレンズの中では比較的珍しい40mmという焦点距離の単焦点レンズで、35mmと同じように“広すぎず狭すぎず“で絶妙な画角。この画角がスナップにすごい使いやすくて、人によっては「35mmは難しいけど、40mmだとしっくりくる」なんていう人もいますよね。普段僕もこの画角はGRⅢxで使い慣れていることもあり、すごくスナップ時にしっくりくるんです。

加えてレンズ自体がめちゃくちゃ小型軽量なので取り回し・持ち出しやすく、一日使っていても腕が疲れにくい。AFも早いし、Gレンズならではの高い描写性能もありということで、個人的には「FE35mm F1.8」にとって代わるスナップレンズになっています。

サイズ・重量

先に話したとおり、「FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)」はフルサイズ用レンズの中では超がつくほどにコンパクト・軽量。サイズは最大径68mm、長さ45mmしかありません(フィルター径は49mm)。

SEL45F25Gはコンパクト・軽量なレンズ

重量に関してはたったの173g。カメラにつけても、ほとんどつけているのかわからないくらいに軽いんです。“軽いは正義”を信条とする僕にとって、このコンパクトさ・軽量さは何にも変えがたい、そんなサイズ感になっています。

本当にスナップに最適。

価格

価格に関しても最近のSONYレンズにしては(?)それほど高くなく、現時点(2024.06時点)で新品の実売価格が7万円台後半、中古だと6万円台で購入できるくらいです。

Gレンズというランク、使い勝手の良さ、モノとしての質感・剛性の高さなどを考慮すれば、だいぶコスパの良い一本なのではないでしょうか。

その他仕様

念のため、「FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)」のメーカー公表の仕様を載せておきます。他メーカーのレンズと比較する際の参考になれば幸いです。

名称SEL40F25G
対応撮像画面サイズフルサイズセンサー対応
対応マウントソニーEマウント
レンズタイプ単焦点
焦点距離(35mm換算)40mm
レンズ構成9群9枚
最小絞り値F22
開放絞り値F2.5
絞り羽7枚
最短撮影距離0.22m
フォーカスAF/MF
手ぶれ補正なし
防塵防滴
フィルター径49mm
最大径×長さ
68×45mm
重量173g
カラー1色(ブラック)

FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)の外観・デザインレビュー

特徴等を整理した後は、「FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)」の全体の外観・デザインを見ていきます。

レンズ鏡筒

FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)の外観はこんな感じ。最近のSONYレンズらしく、金属でマットな質感。昔のレンズよりも高級感・剛性感が高いですよね。

SEL45F25Gの外観デザイン
SEL45F25Gの鏡筒は質感がいい

レンズ奥側にピントリング、手前側には絞りリングがあります。これも最近のSONYレンズの特徴ですかね。絞りリングがあるのは個人的にすごく嬉しい。ファインダーを覗かなくても絞り値が確認できますからね。

SEL45F25Gの絞りリングとピントリング

鏡筒のサイドにはフォーカスホールドボタンとAF/MFの切り替えスイッチが付いています。これもすごくありがたい。

SEL45F25Gには鏡筒側面にカスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンあり

さらに反対サイドには絞りリングのクリック感のオン/オフスイッチも付いていました。動画で使うときはクリック音が鳴らない方がいいので、この辺りも利便性が高められています。よき。

SEL45F25Gの鏡筒側面には絞りリングのクリック音スイッチがある

前玉・後玉

前玉はこんな感じ。かなり小さいですね。見た目的にはあんまりカッコ良くはない。

SEL45F25Gの前玉

後玉はこんな感じ。ちなみにFE40mm f2.5 G(SEL40F25G)は防塵・防滴仕様で、マウント部にもしっかりシーリングがついています。この辺りのクオリティもいい感じ。

SEL45F25Gの後玉

フード

このレンズのフードはちょっと変わっていて、下の画像のようにフジツボ型で先細りな形なんですよね。これは好みが分かれるところでしょう。

SEL45F25Gの付属レンズフードは形がフジツボ型

すっごくコンパクトで持ち運び・取り回しの面では良いんでしょうけど…個人的には形があまり好みではない笑。

ということで、他につけられるフードはないかなぁと探してみたところ、なんとSONY純正でぴったりハマるコンパクトなフードが見つかりました。詳細は後述の使用感レビューにて。

FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)の使用感レビュー

全体の外観・デザイン等のチェックが終わった後は、実際に「」を使った際の使用感をレビューしていきます。

すでに数ヶ月間、SONY「α7Ⅳ」にこのレンズをつけて使っているので、率直な感想をまとめてみました。

装着感

まずはカメラへの装着感ですが、感想としてはとにかく小さい。α7Ⅳにつけると、むしろレンズが小さ過ぎて若干バランスが悪く見えるくらい。おそらくα7Cシリーズのような超コンパクトなカメラボディの方が見た目のバランスは良いのではないでしょうか。

SEL45F25Gをα7Ⅳにつけた様子
SEL45F25Gをα7Ⅳにつけた様子(上から見た様子)

ただレンズ自体のビルドクオリティは非常に高いので、カメラボディとの一体感はさすがに抜群。装着した時にテンションが結構上がります。

あとめちゃくちゃコンパクトなので、カメラバッグや日常使いのカバンなどにも入れやすかったのも嬉しいポイントでした。レンズをつけたまま・フードをつけたままでもスッとバッグに入れられるので、本当に持ち運びしやすい。スナップで使う時にはこういうところもすごく大事ですよね。

フード

フードをつけた感じとしては、とってもコンパクトでつけている感じがしないくらい。

SEL45F25Gの付属レンズフードは形がフジツボ型

ただ前述の通り、FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)のフードはフジツボ型で個人的にあまり形が好きではないんですよね。どうしてもしっくりこなかったので他のフードを探してみたところ、ありましたよ、ぴったりくるのが。

それはなんと同時発売されたGレンズ「FE24mm F2.8G(SEL24F28G)」のフードです(品番:ALC-SH165)。

SEL24F28Gの純正レンズフード

このレンズは「FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)」とサイズも重量もほとんど同じ(意図的にそのような設計にされている)なんですが、フードの形はフジツボ型ではなくてシンプルな円形のフードなんですよね。

色々と調べていたら、このフードが使えるというレビューを見つけまして。それでAmazonで即購入してみたところ、本当に使えました。むしろ全く違和感がないし、かっこいい(下の画像)。

SEL45F25GにはSEL24F28Gのレンズフードが装着可能
SEL45F25Gをα7Ⅳにつけた様子(フード交換後)

サイズもコンパクトさが保たれているし、ケラれもなし。もちろん純正品なので品質も折り紙付き。これは完全に買って良かったやつです。FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)ユーザーで「フードがダセェ!」って悩まれていた方は、ぜひFE24mm F2.8G(SEL24F28G)のフードを一度試してみるといいですよ。SONYにしては意外と安いですし。

ピントリング・絞りリング

ピントリングに関しては重すぎず軽すぎずで、ちょうどよかった。Gレンズだけあって、スカスカ感はありません。

絞りリングはカチカチカチっというクリック音が心地よい。個人的には、より上品な音(コトコトコト…っていう音←語彙力)がするフォクトレンダーレンズの絞り環の方が好みですが、これでも十分テンションが上がります。

SEL45F25GはGグレードのレンズ

また、絞りリングが付いているとファインダーや背面液晶を見なくても今のF値がいくつなのかがすぐわかるから、この点も使い勝手の良さにつながっていますね。よき。

オートフォーカス

オートフォーカスに関してはとっても高速。被写体にバシバシと合ってくれるので、この辺りのストレスは皆無と言えます。

さらにオートフォーカス時の音もほとんどなく静かなので、動画撮影でもかなり使いやすいと思います。

手ブレ

手ブレについてですが、FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)は手ぶれ補正機能はついていません。なので基本的にはカメラボディ側の補正力に頼るのみ。

SEL45F25Gをα7Ⅳにつけた様子(前から見た様子)

ただソニーのカメラはボディ内手ぶれ補正機能がついているものが今はほとんどなので、この点はあまり心配する必要はないかも。

もしボディ内手ぶれ補正のないカメラでこのレンズを使う場合は、レンズ自体が軽いので、ブレには少し注意した方が良さそうです。まぁしっかりと脇を締めて撮れば、よほど暗い場面でなければそれほど問題ないと思うけど。

シャープネス

ここからは描写のお話。まずシャープネスですが、これはかなり良い感じ。中心部から四隅にかけて非常にシャープな印象です。特にピント面はかなりパキッと見える。

SEL45F25Gの作例

僕がこれまでよくスナップで使っていた「SONY 35mm F1.8」だと四隅がちょっと甘い部分があるんですけど、FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)は全域にわたってかなりしっかり写ってくれますね。さすが最近のレンズは違うわ笑。

ボケ感

ボケに関しても滑らかで自然な雰囲気。開放F値2.5ということもあり、被写界深度の深さによるトロットロなボケ描写は期待できませんが、それでも奥行きをしっかり感じる美しいボケが楽しめるなと感じました。いいね。

SEL45F25Gの作例

発色・コントラスト

FE40mm f2.5 G(SEL40F25G)はコントラストもしっかりさんなので、発色もなかなか良好。こってりという感じはしませんが、すごくナチュラルな印象を受けました。

SEL45F25Gはコントラストも良好で発色がいい
SEL45F25Gの作例

SONYレンズは若干冷たい印象の色味を感じることもあるけど、このレンズはあまりそういったことは感じませんね。よき。

逆光耐性

かなり優秀なFE40mm f2.5 G(SEL40F25G)ですが、逆光耐性もなかなか優れていました。強い光源を無理やり入れて撮影しても、ほとんどフレア・ゴーストは出ず。開放付近でも目立たなかったのは素直にすごいなと感じましたね。

SEL45F25Gは逆光耐性が強い

さらに被写体の縁部分にもほとんど色収差は見られず。まぁここは現像段階で補正しやすいところでもありますが、収差が少ないのも純粋に嬉しいですよね。

周辺減光

そして気になる人も多いであろう周辺減光については、これはそこそこ出ました。大口径のレンズではないですが、ボディ内補正をオンにしてもちょっと目立つ。気になるならある程度絞って使った方がいいですね。

下の画像は、実際に開放F2.8、F4、F8で撮り比べたものです。F4あたりから急激に周辺減光が改善される印象。

SEL45F25Gの周辺減光テスト結果(F2.5)
SEL45F25Gの周辺減光テスト結果(F4)
SEL45F25Gの周辺減光テスト結果(F8)

まぁ個人的には現像時に補正すればOKというスタイルだし、むしろ周辺の光量落ちが好きな人間でもあるので、全く問題なしでした。

作例

最後にFE40mm f2.5 G(SEL40F25G)を使って撮った作例を載せておきます。たいした作例じゃないけど。

カメラボディはα7Ⅳ、ホワイトバランスはオート、クリエイティブルックはSTとFL、全てJPGの撮って出しです。ただWebに載せる関係上、データサイズを落とさないといけないのでリサイズは行っています。そのため画質が結構落ちているものもあるので、その点はご容赦ください。

今回は実家の近所あたりを散歩した時のものと、中野近辺をふらふらとスナップしてきた時の作例です。

SEL45F25Gの作例
SEL45F25Gの作例

これは実家近くのお寺に行った時の写真。美味しそうなお団子が売っていたので、ついつい撮影&購入してしまいました。この時はクリエイティブルックのSLを使っていましたが、コントラストしっかりめながら透明感のある写りが楽しめました。

SEL45F25Gの作例
SEL45F25Gの作例
SEL45F25Gの作例

単焦点レンズでF2.5だと「少しボケが物足りないのでは…」と思う人もいるかもしれませんが、このレンズは奥行きをしっかり感じられるボケなので、個人的には十分。

SEL45F25Gの作例
SEL45F25Gの作例

そして何より軽量・コンパクトだから、常にカメラを片手に用意しておけるのが本当に素晴らしい。これなら目についたものを素早くパパッと切り取れますからね。

このレンズは本当にスナップに最適ですわ。

使用感まとめ

以上がFE40mm f2.5 G(SEL40F25G)の使用レビューでした。超コンパクト・軽量で、高い描写性能。そして何よりSONYレンズのラインナップの中では非常に珍しい焦点距離40mm。

スナップ好きな人にはかなり良い選択肢になるんじゃないでしょうか。一日持ち歩いても疲れ知らずなレンズでした。

40mmの焦点距離はここ数年注目されている感じがしますが、SONYレンズでは他に選択肢があまりないですよね。そういう意味でも結構面白い存在だなと感じるし、長く愛用できそうな気がします。

このレンズが向いている人・向いていない人

最後に改めてFE40mm f2.5 G(SEL40F25G)の良いところ・悪いところを踏まえながら、「このレンズが向いている人・向いていない人」という視点で、以下に整理してみました。

このレンズが向いている人

  • スナップ写真が好きな人
  • 焦点距離35mmが「意外と苦手…」な人
  • 軽量・コンパクトなレンズが好きな人
このレンズがあまり向いていない人

  • SONYならGM一択でしょ!」な高級志向な人
  • 夜の撮影が多い人(開放F値2.5が「暗い」と感じるひと)

当ブログの中の人の感想

今回はFE40mm f2.5 G(SEL40F25G)の使用レビューを綴りました。

全長45mm、重量約173gと非常に軽量・コンパクトなこのレンズは、本当にスナップにピッタリ。最近のSONYカメラはどんどん大きく・重くなってきているので、レンズがこれだけ小さくて軽いのはありがたい限りです。

40mmというスナップ向きな焦点距離もSONYレンズの中では珍しいので、「日常を気軽に切り取りたい!」という方には最適解になる一本ではないでしょうか。

気になる方はぜひ一度手に取ってみてくださいね。

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デザイナー兼オウンドメディアコンサルタント。カメラ・ガジェット・便利雑貨等を買ってはレビューしまくる人。

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