WEXLEY「ACTIVE PACK」レビュー。ミニマルデザインで男心をくすぐる優秀バッグ。

先日、仕事用のバックパックを買い替えました。購入したのはWEXLEY(ウェクスレイ)の「ACTIVE PACK」。今かなり人気を集めている大きめバックパックです。
高い収納力と耐久性、背負い心地の良さ、タウンユースに合うスタイリッシュなデザインが特徴のこのバックパックですが、購入してみてかなりのお気に入りとなったので、今回はこのバッグの購入・使用レビューを綴りたいと思います。
購入を検討している方、バックパックの買い替えを考えている方の参考になれば幸いです。
- WEXLEY「ACTIVE PACK」の特徴
- WEXLEY「ACTIVE PACK」の良いところ・残念なところ
- WEXLEY「ACTIVE PACK」のデザイン・仕様
- WEXLEY「ACTIVE PACK」の使い勝手
- WEXLEY「ACTIVE PACK」が誰に向いているか
WEXLEYとは?
まずWEXLEY(ウェクスレイ)というブランドについて、最初に簡単に触れておきます。最近かなり人気が出てきているので、すでにご存知の方も多いかもしれないけど。
ウェクスレイはベルギー発のバッグブランド。ベルギー発というのは、意外と珍しいですかね?
ことの起源は、ブランド創設者が世界を旅する中で利便性の高いバックパックを作ることを思いつき、ベルギーで製作を始めたのがきっかけだとか。そのため、海外の都市部を旅する・生活する上で大切な収納力・セキュリティー・耐久性等が非常に高い、機能的なバッグを展開しているのが大きな特徴です。

引用:WEXLEY公式HP
また、トレンドに左右されないミニマルでスタイリッシュなデザイン、サステナブルで環境にも配慮したプロダクトに注力している点も、ウェクスレイが近年注目を集めている理由の1つでしょう。
ビジネスでも使えるおしゃれなバックパックを探していると、最近ならおそらく一度はウェクスレイのバッグを見かけているのではないでしょうか。
Aerと似てる?
そんな最近人気なウェクスレイですが、実のところそのウェクスレイとかなり”似ているバックパック“を展開しているブランドがもう1つあるんですよね。それが「Aer」です。
WEXLEYとAerの関係性は…わからん
このAerもすごい人気で(というか、ウェクスレイよりも人気)、最近は街に出れば必ず何人かはAerのバッグを背負っているのを見かけるくらい。
そしてAerのバッグとウェクスレイのバッグって、ほんとによく似ているんですよ。見た目のデザイン・雰囲気もそっくりだし、機能面・内部の作りもかなり似ている(下の画像は左がウェクスレイ、右がAerのバッグです)。

引用:Amazon掲載画像より作成
なので両ブランドには何か関係性があるのかな?と思い、少し調べてみたんですが…結局よくわからず。まぁAerはサンフランシスコ発のブランドですし、設立年も違うので(ウェクスレイは2012年、Aerは2014年)、特に両者に関係性はないんですかね。
単にコンセプトやデザインが似ているだけかも(もし詳しい事情をご存知の方がいれば、ぜひ問い合わせフォームから教えてください)。
WEXLEYとAerの違い
ただ、この2ブランドのバックパックを比較すると、多少の違いもあります。僕が実際に実物を見て・調べて感じた主なところとしては以下になります。
- Aerの方がアイテムのラインナップが広い
- (同スペックのアイテムでも)ウェクスレイの方が価格が安い
- Aerは男性からの人気が圧倒的、ウェクスレイは男性だけでなく女性からも人気
特に価格は結構違いますね。デザインも似ていて、ほぼ同じスペックのバックパックでも、ウェクスレイの方が2〜3割くらい安い。またウェクスレイはコンパクト・スリムなタイプも複数展開しているからか、女性の愛用者さんも多い印象です。
この辺りが両ブランドの違いと言えるでしょうか。まぁ結局のところ、2つともかなり良いブランドですわ、はい。
WEXLEY「ACTIVE PACK」の主な特徴
Aerのバックパックと悩みつつも、今回僕はWEXLEYの「ACTIVE PACK」を購入してみました。タイプは「CORDURA COATED BLACK」。
なぜWEXLEYの方を選んだのかというと、以下のような特徴に惹かれたからです。
- 仕事にも使いやすいミニマルでおしゃれなデザイン
- MacBook16インチ相当のラップトップが収納可能
- ドキュメント用スリーブポケットがある
- 収納力が高い(ポケットの数・種類が非常に豊富)
- よく使う貴重品などを入れておける隠しポケット(?)がトップにある
- 背面のクッション性が高いので背負い心地がいい
- 価格がAerよりも安い
特にタウンユース・ビジネスユース両方で使いやすいミニマルなデザインにはめちゃくちゃ惹かれました。加えて収納力がすごく高いし、背負い心地もいい。
さらにAerの同スペックのバックパックと比べると価格が数千円も違ったので、それが最終的な決め手にもなりました(やっぱり安い方がありがたい)。
具体的なデザインや収納部については、この後画像を使いながらご紹介したいと思います。
その他主な仕様
念のため、WEXLEY「ACTIVE PACK」(CORDURA COATED BLACK)のメーカー公表の仕様も掲載しておきます。他製品との仕様比較をしたい方はご参考までにご覧ください。
なお、WEXLEY「ACTIVE PACK」はCORDURA COATED BLACK以外にも2タイプ(FULL CORDURA BALLISTIC、X-PAC X50 TACTICAL KEVLAR BLACK)販売されていて、それぞれ少し仕様・価格が異なっているので、その点はご留意ください。
ブランド | WEXLEY(ウェクスレイ) |
タイプ | CORDURA COATED BLACK |
サイズ | W33×H49×D16cm |
内容量 | 約20L |
重量 | 約1.3kg |
素材 | PUコーティングを施した900Dポリエステル(フロント)/ 1000D コーデュラナイロン(サイド) |
価格 | 20,900円(税込) |
WEXLEY「ACTIVE PACK」の外観・デザイン等を見てみる
続いてWEXLEY「ACTIVE PACK」の外観(デザイン)・収納部等の細部をチェック。Aerのバックパックと比較したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいな。
外観
まずは全体外観を確認。余計な装飾などはほとんどなく、ノイズの少ない非常にミニマルなデザインになっています。シンプルにかっこいい。

特に今回購入した「CORDURA COATED BLACK」タイプは、前面にPUコーティングを施した素材が使われているので、マットな艶消し質感になっています。
鈍く光る黒いカラーがすごく男心をくすぐりますね。

フロントコンパートメント
続いて実際の収納部をみていきます。WEXLEY「ACTIVE PACK」はメインコンパートメントとフロントコンパートメントの2つに収納部が分かれています。まずはフロントから。
フロントコンパートメントを開けると、内部にはさらに色々なタイプのポケットが現れます。

まず前面側上部には大きなファスナー付きのメッシュポケットが。メインコンパートメント側にはペンやノート・ガジェットなどを収納できる細かなポケットがいくつも付いていました。持ち物が多くて困りがちな僕にとっては、かなり嬉しい収納力。


さらにその下にも少しマチのあるポケット2つが続きます。これだけポケットが豊富だと、持ち物を整理しながら収納できるので、カバンの中がごちゃごちゃにならずに済みますよね。

そして下の画像でわかるとおり、フロントコンパートメント自体のマチもそこそこ採られているので、メイン部じゃないのに全体的な収納力は高め。
出張や旅行など、持ち物がどうしても多くなりがちなシーンでもかなり使いやすそう。よく考えられた設計です。

ちなみにこのWEXLEY「ACTIVE PACK」の外側のファスナーは止水ファスナーになっているので、防水性も抜群。メイン・フロントコンパートメント内への水の侵入にも強い仕様です。

メインコンパートメント
続いてメインコンパートメントを見てみます。まず背面側にスリーブポケットが2つ付いていました。大きなポケットはノートPC用、その前についている少し小さいポケットは書類等を入れられるドキュメント用スリーブみたいです。
ポケット内の素材は柔らかいベロア素材が使われているので、PCなどを傷つける心配はもちろんありません。



ノートPCだけじゃなくてドキュメント用スリーブが用意されているのは地味に嬉しいですよね。普通のバックパックだと、出先でもらった大きい封筒とか意外と入れづらかったりするので、このスリーブがあるのはありがたい。
続いて前面側ですが、こちらには大きめのファスナー付きメッシュポケット1つ、その下に中サイズのポケットが2つ付いていました。


マチは僕の拳が余裕で収まるくらい(てか拳1.5個はいけるかも)はあるし、縦の長さも約50cmあるので、メインコンパートメントもなかなかの収納力になっています。これなら2〜3泊の旅行・出張にも使えそうです。

トップポケット
WEXLEY「ACTIVE PACK」には、フロント・メイン以外にもまだまだ収納部があります。その中でも個人的なお気に入りがバッグのトップハンドル下にある隠しポケット。
大きさは手のひらの半分が入るくらいですが、財布など使う頻度が多いモノを入れておくのにすごく便利ですよね。

僕はRICOHの「GRⅢx」というコンデジを普段持ち歩いているので、それを入れておくのにこのポケットがめちゃくちゃちょうど良いんです。撮りたい時にサッと取り出せますからね。
こういった細かな仕掛けがこのバックパックの良いところでもあります。
背面
続いてバックパックの背面をチェック。背面は非常にユニークな形状になっていて、このようなハニカム状の凹凸が全体に入っています。

触ってみるとクッション性が高く、柔らかすぎず硬すぎずなフカフカ触感。これは触っただけで背負い心地が良いのがわかるやつです。
メーカーによると、この特殊形状によって高い通気性も確保できているとのことなので、背中のムレもあまり気にならなそうですね。夏場はリュックを背負っていると背中が汗だくになりがちなので、この点も嬉しいポイントでした。

なお、背面の両サイド部分にもファスナー付きのポケットがありました。こちらはマチはほとんどないですが、手のひらが余裕で入るくらいのサイズはありますね。本当にこのバックパックの収納力はすごい。


このポケットはバックパックを降ろさなくても手を伸ばせば届くので、サッと取り出したい家の鍵とかを入れておくと便利かも。
ストラップ
最後にチェックするのはストラップ。ストラップはなかなか厚みがあって、かなりタフなつくりになっていました。登山用のバッグかと勘違いするくらい。

しっかりとしたクッション性もあるので、肩への負担も軽くなりそう。ありがたや。
また驚くことにこのストラップにもポケットが。どれだけ僕に収納させようというのか。

ただこのポケットはさすがにあまり大きくないので、小さめの鍵や緊急時用の小銭を入れておくくらいでしょうかね。でもこんなポケットがあるだけでも素晴らしいですわ。