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SOUNDPEATS Air4の3ヶ月使用レビュー。高音質・ノイキャン・マルチポイント対応で1万円以下はコスパ高過ぎ。

SOUNDOEATS Air4
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

現在のワイヤレスイヤホンはカナル型が主流ですが、カナル型の「あの独特な圧迫感が苦手…」という人も一定数いますよね(僕もその一人)。

そんな中、僕の大好きなSOUNDPEATS(サウンドピーツ)から新しいインナーイヤー型のワイヤレスイヤホン「Air4」が発売されたので、発売直後に購入し、3ヶ月ほど使ってみました。結論からお話しすると、これがかなり良かった。

着け心地の良さ、音質が良い点だけでなく、本機では待望のノイズキャンセリング・マルチポイント接続機能も搭載。それでいてサウンドピーツらしい“価格破壊”とも言えるほど安価でコスパも良いんです。実際に使用してみてかなり良い製品だと感じたので、今回はこの製品の使用レビューを綴ります。

カナル型が苦手な方、1万円以下でコスパの良いワイヤレスイヤホンを探している方の参考になれば幸いです。

この記事を読むとわかること

  • SOUNDPEATS Air4の特徴
  • SOUNDPEATS Air4の外観・デザイン
  • SOUNDPEATS Air4の使用感
  • SOUNDPEATS Air4の良かった点・気になる点

これまで30個以上の完全ワイヤレスイヤホンを使ってきた

過去の記事でもお話ししていますが、僕はこれまでも完全ワイヤレスイヤホンやヘッドホンを色々と使ってまして。合計30個以上は使ってきたんですよね。そう、もはやこれは病気です。

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なので今回もその病が発病しまして、かつお気に入りのサウンドピーツの新製品ということで、「これは買うしかないよね」ということでAir4に飛びついてしまったのです。

ただ、それだけたくさん完全ワイヤレスイヤホンを使ってきているので、その経験を交えてリアルなレビューをしたいと思っています。

ちなみに僕がこれまで使ってきたSOUNDPEATS製品としては、TrueAir2、Air3、RunFreeなどがあります(Air3は、先日カフェに置き忘れてしまい、紛失してしまいましたが…)。

SOUNDPEATSについて

最初に、SOUNDPEATS(サウンドピーツ)というメーカーについて簡単に紹介しておきます。

SOUNDPEATSは中国・深圳にあるオーディメーカーで、創業は2010年。特にオーディオの中でもイヤホンに専門特化していて、グループトータルでの売上は40億円を超えるそう。


引用:SOUNDPEATS公式HP

SOUNDPEATSといえば高クオリティで低価格なワイヤレスイヤホン。日本のオーディオの最高権威といわれるVGPアワードで金賞も受賞しているなど、評価・実績も抜群です。

SOUNDPEATS Air4はこんな完全ワイヤレスイヤホン

そんなSOUNDPEATS(サウンドピーツ)から発売された新製品「Air4」を今回購入したわけですが、まずは特徴をまとめていきます。

SOUNDPEATS Air4の特徴

SOUNDPEATS Air4の主な特徴を挙げると、以下のとおりです。

主な特徴

  • Qualcomm社の最先端チップQCC3071を採用し、高い音質を実現
  • コーデックはaptX Lossless/Snapdragon Soundに対応
  • 13mmの大口径ダイナミックドライバーを搭載
  • ケース込みで最大26時間連続再生可能(イヤホン単体でも6.5時間の連続再生)
  • マルチポイント接続が可能
  • インナーイヤー型なのにノイズキャンセリング(アダプティブANC)も搭載
  • アプリのイコライザーで音質調整が可能
  • 低遅延ゲームモードあり
  • IPX4の防水仕様
  • ワイヤレス充電には非対応
  • ハイスペックなのに1万円以下で高コスパ

SOUNDOEATS Air4

まさにこれまでのAirシリーズからの正統進化といった感じ。対応機種はまだ少ないですがaptX Losslessにも対応して、音質はさらに向上。

また、ついにマルチポイント接続・ノイズキャンセリングにも対応してきているのも、かなり嬉しいポイントです。インナーイヤー型でここまで機能が充実しているものは、他にはなかなかないですよね。

サイズ・重量

SOUNDPEATS Air4の大きさは、イヤホンケースのサイズが53.5×24×58mm、イヤホン単体だと18.3×19.1×34.4mmとなっています。

SOUNDOEATS Air4は軽量
SOUNDOEATS Air4のイヤホン本体

ちなみに手元にあった過去のサウンドピーツ製品「TrueAir2」とサイズ比較をしてみた様子がこちら(左がTrueAir2、右がAir4です)。

SOUNDOEATS Air4とTrueAir2のケースサイズ比較
SOUNDOEATS Air4とTrueAir2のケースサイズ比較
SOUNDOEATS Air4とTrueAir2のイヤホン本体のサイズ比較

イヤホンケース自体はそれほど大きさは変わらないですが、イヤホン本体は明らかにAir4の方が小さくなっていますね。特にステム部分が短くなっているので、耳に装着した時に目立ちづらくて良い。

重量についても実際に計測してみましたが、イヤホン単体だと両耳で9g(片耳約4.5g)、イヤホン+ケースで39gでした。非常に軽量なので装着時の負担も少ないモデルです。

SOUNDOEATS Air4のイヤホンの重量
SOUNDOEATS Air4の重量

実売価格

そして驚くべきは価格です。前述のとおり高機能・高品質なAir4ですが、価格はサウンドピーツらしい超低価格設定になっていて、定価が1万円を切る9,980円。

さらにAmazonなどではよくタイムセールになったり、割引クーポンが出ていることもあるので、それらを使うとまさかの6千円台で購入できてしまうこともあります。

やっぱりSOUNDPEATSのワイヤレスイヤホンは、とにかくコスパの高さが特徴ですからね。音質や性能を追い求めれば、もちろんさらに高価で高性能なものはたくさんありますが、ほとんどの人が「これだけあれば十分過ぎるでしょ」というレベルの機能・品質で1万円以下で買えちゃうわけです。

さすがサウンドピーツ。好きです。

その他主な仕様

その他、SOUNDPEATS Air4のメーカー公表の仕様も下に載せておきます。他の人気のインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンと「スペックを比較したい!」という方も多いと思うので、今回は以下の製品のスペックも併せて載せておきます。ご参考までにご覧くださいな。

比較対象イヤホン

  • Apple「AirPods 第三世代」
  • Nothing「Ear(stick)」
 Air4AirPods 3Ear(stick)
ブランドSOUNDPEATS(サウンドピーツ)AppleNothing(ナッシング)
イヤホンタイプ完全ワイヤレスイヤホン完全ワイヤレスイヤホン完全ワイヤレスイヤホン
サイズケース:53.5×58×24mm
イヤホン単体:18.3×19.1×34.4mm
ケース:46.4×54.4×21.4mm
イヤホン単体:18.3×19.2×30.8mm
ケース:87.1×29.8×29.8mm
イヤホン単体:18.4×18.8×29.8mm
重量ケース:38g
イヤホン(片耳):約4g
ケース:38g
イヤホン(片耳):約4.3g
ケース:46.3g
イヤホン(片耳):4.4g
ドライバー13mm径ダイナミックドライバー専用の高偏位Appleドライバー12.6mm径ダイナミックドライバー
空間オーディオ
ノイズキャンセリング
外音取り込み機能
マルチポイント
ゲーミングモード○(低遅延モード)
アプリ
装着検出機能
操作方法タッチセンサー(タップコントロール)感圧センサー(プレスコントロール)感圧センサー(プレスコントロール)
充電方式USB Type-CLightning
ワイヤレス充電
USB Type-C
連続再生時間イヤホン単体:最大6.5時間
ケース込み:最大26時間
イヤホン単体:最大6時間
ケース込み:最大30時間
イヤホン単体:7時間
ケース込み:29時間
充電時間イヤホン:1.5時間
ケース:2時間
1.5時間1.5時間
防水規格IPX4(イヤホンのみ)IPX4IP54
対応コーデックaptX Lossless、aptX Adaptive、aptX、SBC、AACSBC、AACSBC、AAC
通信方式Bluetooth 5.3Bluetooth 5.0Bluetooth 5.2
カラー展開2色(マットブラック、ホワイト)1色(ホワイト)1色(ホワイト)
価格9,980円(税込)23,800円16,800円(税込)

インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンにおいて現時点の最高峰といえば、やはりAppleの「AirPods(第三世代)」が挙がると思いますが、こうやってスペックを比較してみると SOUNDPEATS Air4 も善戦していると思いませんか?

音質・機能面でもAir4は十分な性能を持っているし、それでいて価格がやっぱり安い。とにかく安い。セール時ならAirPodsの約4分の1程度の価格で買えてしまうわけですから。

現在の人気機種と比較しても、総合点・コスパ面でかなりお買い得なインナーイヤー型だと思う。

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SOUNDPEATS Air4の外観・デザインレビュー

すでに僕は3ヶ月ほどSOUNDPEATS Air4を使用していますが、改めて外観・デザインをご紹介していきます(購入したカラーはブラックです)。

ケース

まずケースですが、こんな感じ。フォルムは丸い形状をしていて、全体がマットな質感になっています。

SOUNDOEATS Air4のケース(表)

なので手触りとしてはサラサラ。指紋が付きにくくて個人的にこの質感は大好きです。ただ、皮脂が少ない人は滑りやすいと思うので、持つ時は油断せぬよう。

この表面の質感はかなり良くて、1万円以下のプロダクトとは思えません。今回はかなり質感良く作られていますね。

ちなみにケース表面の中央下部にはペアリング・リセット用のボタンが付いています。

SOUNDOEATS Air4のペアリングボタン

中央上部にはLEDランプがついていて、蓋を開けた時などに光ります。

その点灯時の色が充電残量を表していて、緑は100~50%、黄は49~10%、赤だと10%未満らしい。大まかでもパッと見でバッテリー残量がわかるのはありがたいね。

SOUNDOEATS Air4のLEDインジケータ

ちなみに背面のヒンジ部分には「SOUNDPEATS」と書かれたロゴプレートが、底面には充電用のUSB-C端子がついています。

SOUNDOEATS Air4のケース(裏)
SOUNDOEATS Air4のケースの充電端子部分

ケースの蓋を開けるとイヤホンが縦向きに収納されています。マグネット式になっているので、イヤホンをケースの穴に近づけると、マグネットでシュッと吸着してくれる。これも良き。

SOUNDOEATS Air4のイヤホンを取り出した時の様子

イヤホン本体

続いてイヤホン本体ですが、デザインはこんな感じ。外面はこちらもマットな質感になっていて、上部にはいつものサウンドピーツらしい「S」の文字が鈍く光っています。ここの色はピンクゴールドっぽいかな?

SOUNDOEATS Air4のイヤホン本体

このSの部分は左右ともにタッチセンサーが入っていて、再生・停止や音量調整などが簡単なタップ操作で可能になっています(具体的な操作方法は使用感レビュー参照)。

次に耳の中に入れる部分ですが、内側はマットな質感ではなくツルツル仕上げ。そしてこの部分は旧作よりも少し長め(1〜2mmくらい)になっているみたい。

SOUNDOEATS Air4のイヤホン本体
SOUNDOEATS Air4のイヤホン本体(側面)

ニョキっと伸びたステム部分もそれほど長くないですね。

SOUNDOEATS Air4のイヤホンのマイク

全体的に、1万円以下(セール時なら6,000円台)で購入できる完全ワイヤレスイヤホンとは思えないほどのデザイン性と素材感です。よき。

SOUNDPEATS Air4の3ヶ月使用レビュー

全体の外観・デザインを見た後は、実際にSOUNDPEATS Air4を3ヶ月使ってみた上でのレビューをまとめていきます。個人的には特に音質の良さ、 マルチポイント接続が印象的です。

Bluetooth接続方法

使用感のレビューに入る前に、SOUNDPEATS Air4のBluetooth接続方法を下に書いておきます(今回はiPhone 13miniと接続しています)。

SOUNDPEATS Air4のBluetooth接続方法

  1. 充電ケースの蓋を開く。
  2. ケース中央のボタンを3秒間長押しする。ケースのLEDが白く点灯し、ペアリングモードになる。
  3. iPhone 13miniの[設定]→[Bluetooth]でBluetooth をオンにすると、画面に「SOUNDPEATS Air4」が表示されるので、それをタップ。
  4. ペアリング完了
SOUNDOEATS Air4をiPhoneとBluetooth接続した様子

タップ操作

次にイヤホン本体のタッチボタンの操作についても触れておきます。まず基本的なタップ操作をまとめると、以下の操作が可能です。

操作LR
再生/停止2タップ2タップ
音量上げる1タップ
音量下げる1タップ
曲送り1.5秒長押し
曲戻しー(非対応)ー(非対応)
ノイズキャンセリング1.5秒長押し
音声アシスタント3タップ
ゲームモード3タップ
受話着信中に2タップ着信中に2タップ
通話終了通話中に2タップ通話中に2タップ
通話拒否1.5秒長押し1.5秒長押し
通話切り替え2秒長押し2秒長押し

このタップ操作はどれも簡単なので非常に便利。

ただ、SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン全体に言えることではありますが、相変わらず“タップがシビア過ぎる”感はありますね。ちょっとボタンに指が触れただけで音量が変わってしまったり、再生が止まってしまうこともありました。

なので後継機では、個人的にはタップ操作ではなく感圧センサーによるプレスコントロール(つまんで操作)か、物理ボタンを搭載してほしい気はします(これは毎回言っているような気がしますが笑)。

ケース

ケースについては、前述の通り表面の素材がマットな質感でサラサラな手触りだったので、指紋が付きにくい点がGood。ただその分、僕のように乾燥肌な人は少し滑りやすい気がするので、その点は少し気になるかも。

SOUNDOEATS Air4のケースはマットな質感

あと細かいところを言うと、蓋を開け閉めした時に少しトルク感があって、ビルドクオリティの高さを感じました。旧作のTrueAir2とかは蓋がスカスカだったんですよね。そこにややチープさを感じていたので、ここのクオリティが上がっているのは良いなぁと思いました。本当に細かい話だけど笑。

ただ1つ残念だったのは、ワイヤレス充電に対応していないところでしょうか。正直なところ、個人的にはもう少し価格が上がってもいいからワイヤレス充電には対応してほしいかなぁ。

着用感

続いてイヤホンの着用感について。SOUNDPEATS Air4は、インナーイヤー型ながらフィット感はしっかりあって、着用感は良かったです。

これはおそらくイヤホン内側がマットな素材じゃなくてツルツル仕上げになっていることも大きいのではないかと思います。この方が耳の内側にピタッとくっついてくれますもんね。

SOUNDOEATS Air4のイヤホン本体

あと耳の中に入れる部分も少し大きくなっているためか、耳により差し込む感じがあって、それによってフィット感がさらに向上している気がします。

だから着用したまま首を大きく振ったり、運動(ランニング)したりしても全然外れる感じはしませんでした。ジムでの運動などにも良さそう、防水性能もIPX4等級だから汗などをかいても大丈夫ですしね。

音質

今回音質については「Google Pixel 7」でチェックしてみましたが、こちらもかなり良かった。

サウンドピーツ製品は元々価格に対してかなり高音質なイヤホンが多いですが、このAir4も相変わらず音質が良い。ドライバーの口径は13mmということで、実は旧作よりちょっとだけ小さくなってるんですよね。ただその点を感じさせません。

SOUNDOEATS Air4のイヤホン本体(側面)

まず全域にわたってしっかり鳴っていて、音はクリア。それでいて変に低域・高域が持ち上げられているようなドンシャリ感もなく、誰であっても聴きやすい音質に仕上がっている感じがします。

もし「もっと低域に厚みのある音がいい!」という場合も、アプリのイコライザーを使えば好みの音質にしっかり調整できますしね。なので音質面は個人的にかなり良いと感じました。

SOUNDOEATS Air4

ただ難点を1つ挙げるとしたら、aptX Losslessのコーデックに対応しているデバイスがまだ少ないので、Air4の音の魅力が活かし切れる人が少ないのでは?というところでしょうか。そもそもiPhoneユーザーの場合はaptX系のコーデックが全滅(非対応)ですからね笑。

ノイズキャンセリングの効き具合

そして本機から新搭載されたノイズキャンセリングについてですが、個人的にはこれに結構期待していたんですけど…こちらは正直なところちょっと残念な結果なんですよね。というか、ほとんどノイキャンが効いているようには感じません。

電車に乗りながらANCをオンにして確認してみても、ほぼ車輪音などは消えず。もちろん人の声のような中域の音もカットはされません。

SOUNDOEATS Air4のイヤホン本体

「少し効いているかな?」と感じたのは、静かな部屋の中でのエアコンの音くらい。サーというエアコンの風の音がスッと大人しくなった感じですかね。本当にそれくらい。

やっぱりインナーイヤー型だとノイズキャンセリングを効かせるのって難しいんですねぇ。改めて”ノイキャンの超えられない壁”を感じました笑。

音漏れ

あとイヤホンの音で気になるところは音漏れですよね。普段僕はiPhoneで音楽を聴くことが多いんですけど、まず静かな室内でiPhoneの音量3分の1くらいで聴いた時は、近くにいた友人からは「全く音漏れしてない」という感想。

続いて音量2分の1くらいまで上げてみても「まだ音漏れしていない」とのこと。さらに音量を上げて音量3分の2くらいまで上げてみたら「少し音漏れしてる」と言われました。

これくらいなら全然実用の範囲内ですよね。屋外だったらSOUNDPEATS Air4での音漏れの心配はほぼしなくてよさそうです。

マイク品質

SOUNDPEATS Air4を「テレワークで使いたい!」という方もいると思うので、マイク音質についても触れておきます。そしてこのマイク音質が地味にかなり良いんですよ。

仕事のZoom会議に使用してみても、会議参加者からは「普通によく聞こえていた」という感想がもらえたんですけど、結構びっくりしたのが外出時に通話をした時。かなり風が強い日に外でAir4を使って通話をしたんですが、そんな時でも「声がめちゃくちゃクリアだった!」って相手に言ってもらえたんです。

SOUNDOEATS Air4のイヤホンのマイク

結構ワイヤレスイヤホンって風の影響を受けやすくて、強風時だと声がカットされてしまって風切り音ばかりが通話相手に聞こえてしまうことも多いんですけど、Air4はそんな強風にも強いマイク性能でした。

外出時に通話することが多い人やテレワークで使いたい人にもかなりおすすめできます。

マルチポイント

あと本機では待望のマルチポイントにも対応しているので、同時に2台のデバイスと接続できるようになっています。やり方は以下のとおり。

マルチポイント接続のやり方

  1. 前述の方法で、まず1台目のデバイスと接続する。
  2. 1台目のデバイスの接続を一旦解除する。
  3. 2台目のデバイスで接続する。
  4. 再度1台目のデバイスの設定を開き、再接続する。
  5. 2台のデバイスで同時接続された状態になる。

やっぱりマルチポイントは便利ですね。PCとiPhoneに同時接続しておけば、PCで音楽再生しているときにiPhoneに着信があってもすぐ応答できますから。

SOUNDOEATS Air4

ちなみに2台のデバイスに接続した状態だと、音楽などを流したデバイスの音が聞こえます。また両方で音楽を流した場合は、後から再生した方のデバイスが優先されるみたい(そのとき先に再生した方は自動で停止)。

なお、実験的に3台目も同時接続を試みたところ、3台目はやっぱり接続できませんでした。3台目に繋ぎたい時は、一度1台目 or 2台目を接続解除してあげないとダメみたいですね。

バッテリーの持ち具合

バッテリーに関しては十分な持ち具合かなと思いました。メーカー公表の数値だと「ケース込みで最大26時間連続再生可能(イヤホン単体でも6.5時間の連続再生)」とのことでしたが、実感としてもほぼそれくらいですかね。

13時くらいからずっと音楽を流し続けて実験してみたところ、だいたい19:15分くらいにバッテリーが切れました。

SOUNDOEATS Air4

ただ、ノイズキャンセリングをオンにいているともう少し短い気がする。ノイキャンオンだと5.5〜6時間持つか持たないかくらいかなぁ、まぁこの辺りはしょうがないよね。

それでもケース込みで26時間ですから、普段使いなら十分なバッテリー持ちです。

使用感まとめ

以上がSOUNDPEATS Air4の3ヶ月使用レビューです。最後に全体を通じて本機の特に良かったところ・少し気になったところを改めてまとめておきます。

良かったところ

  • 音質にクセがなく、低域〜広域に至るまでバランスが良い。
  • 強風時でもクリアに聞こえるほどのマイク品質の高さ。
  • マルチポイント接続に対応したところ。
  • 価格が品質に対してとにかく安くてコスパが高い。
気になったところ

  • ノイズキャンセリングの効果があまり感じられない。
  • ワイヤレス充電に非対応。
  • タップ操作が相変わらずシビア。

当ブログの中の人の感想

今回はSOUNDPEATS Air4の3ヶ月使用レビューを綴りました。

昔から僕はサウンドピーツのワイヤレスイヤホンを愛用していますが、本機はまさに正統進化と言えるクオリティでした。加えてインナーイヤー型にも関わらず、ノイズキャンセリングを搭載するというチャレンジも試みていて、攻める姿勢も感じられて良い(ノイキャンの品質はまだまだ向上の余地があるけど)。

このクオリティで1万円以下、なんならセール時は6,000円台で購入できることもあるんだから、インナーイヤー型では現時点でコスパ最強と言えるんじゃなかろうか。

これから完全ワイヤレスイヤホンデビューする!という方に特におすすめです。ぜひチェックしてみてくださいね。

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デザイナー兼オウンドメディアコンサルタント。カメラ・ガジェット・便利雑貨等を買ってはレビューしまくる人。

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