Ewin「折りたたみ式Bluetoothキーボード」使用レビュー。おしゃれなレザー調・広々キーピッチで使いやすい。
最近仕事で外出する時、持ち歩くのはノートPCではなくiPad miniで対応することも多いんですけど、こやつは昔から純正のキーボードがないのが難点なんですよね。
それで僕もこれまでサードパーティ製の無線キーボードをいくつか試してきたのですが、今回また新しい無線キーボードを購入してみました。
今回購入したのはEwinの「Bluetoothキーボード」。薄型・軽量の折りたたみ式無線キーボードで、持ち運びやすさとレザー調のおしゃれな外装が特徴です。またキーピッチも広めでタイピングしやすく、かつ3台まで接続できるマルチペアリング機能も付いてるという優れもの。
なかなか使い勝手の良いガジェットだったので、今回はこの製品の購入・使用レビューを綴ることにしました。
iPad用の無線キーボードを探している方、持ち運びに便利なキーボードが欲しい!という方の参考になれば幸いです。
- Ewin「折りたたみ式Bluetoothキーボード」の特徴
- Ewin「折りたたみ式Bluetoothキーボード」のデザイン・仕様
- Ewin「折りたたみ式Bluetoothキーボード」の接続方法
- Ewin「折りたたみ式Bluetoothキーボード」の使用感
- Ewin「折りたたみ式Bluetoothキーボード」が誰に向いているか
これまで使ってきた無線キーボードたちはこちら
僕はiPad歴は結構長くて、初めて買ったのは2011年に発売された無印iPad(第二世代)。そこからずっと使っていて、今はiPad mini 6を愛用しています。
ただ、そのiPad miniを仕事でがっつり使おうとすると、どうしても無線キーボードが必須になってくるわけで、僕もこれまでiCleverの無線キーボードを導入してきました。
2つとも別にすごい不満があるわけじゃないんですけど、ちょっと重かったり、ちょっとタイピングしづらかったりしたので、もう少し新しくて良いものないかなと探していたところ、今回購入したEwin「Bluetoothキーボード」に辿り着いたのでした。
Ewin「Bluetoothキーボード」はこんなアイテム
今回購入したのはEwinから出ている「Bluetoothキーボード」。まずは特徴をまとめていきます。
メーカー概要
Ewinは中国深圳にある企業で、主にガジェット関連、特に無線キーボードの製造・販売に力を入れているのが特徴です(その他トランスミッターなども扱っているみたい)。ガジェット系の中国企業はだいたい深圳ですね。
Ewinが日本で直接販売しているわけでなく、いくつかの販売代理店がある模様。Amazonなどでも販売者は他の企業さんになってますね。
会社の公式HPが手作り感満載なので一瞬不安になりますが(日本向けのサイトだけ別途急造したのかな)、きちんとサポートも機能しているみたいなので、何か問い合わせ事項があれば気軽に連絡できるのは嬉しい。
Ewin公式HP→https://www.ja-ewin.info/
主な特徴
そんなEwinから販売されている無線キーボードはいくつか種類があるのですが、今回僕が購入したのは折りたたみ式(2つ折り)のBluetoothキーボード。
型番は「EW-ZR050B」というやつです。中華系製品は名前のないものが多いけど、検索・紹介しづらいからなるべく名付けてもらいたい。
このBluetoothキーボードの特徴を簡単にまとめると、以下のようになります。
- 薄型・軽量で持ち運びやすい折りたたみ式無線キーボード
- キーピッチはフルサイズ並みでタイピングしやすい
- 3台までのデバイスとマルチペアリング可能
- 外装がレザー調で高級感・防水・耐久性あり。
- キーボードはUS配列
- 連続使用時間60時間の長持ちバッテリー
- 開閉で自動的に電源ON/OFF可能
- スマホ・iPad用ミニスタンドが付属
薄型・折りたたみ式の無線キーボードって、コンパクトさを優先しているためか、キーピッチが狭いものが多くて、タイピングしにくかったりするんですが、このEwin「Bluetoothキーボード」はキーピッチが広めでフルサイズ並み。そのため普通のノートPCを使う感覚で打ち込めます。ここが地味に素晴らしい。
また3台までデバイスを接続できるマルチポイントに対応しているのもGOOD。iPad miniだけでなく、iPhoneなどにも繋いで、切り替えながら使えますからね。
外装もレザー調の素材なのでビジネスシーンにも合うし、バリバリ仕事に使うことを意識した設計って感じがします。いいね。
サイズ感・重量
Ewin「Bluetoothキーボード」のサイズは、折りたたみ時が145×100×14mm、開いた状態だと290×100×7mmになります。
折り畳んだ状態だと大きめスマートフォンと同じくらいのサイズ感なので、なかなかコンパクト(下の写真はiPad mini 6と並べて比較したもの)。
ただ厚みに関しては、もっと薄型の無線キーボードも最近は出てきているので、そう考えるとめちゃくちゃ薄いというわけではないかも。でも実用面で言えば、これくらいの厚みなら必要十分でしょう。
ちなみに重量は141g。こちらも超軽量というわけではありませんが、僕が以前から使っているもりは全然軽いので、この点はありがたい。
実売価格
Ewin「Bluetoothキーボード」はAmazonや楽天などのECで購入できますが、価格に関しては実売で大体3,500円前後。
Amazonなどではよくタイムセールの対象になっているので、セール時はもう少し安くなって2,000円台で購入することもできます。僕は実際にタイムセールで購入したので、2,685円で買いました。
その他主な仕様
その他、Ewin「Bluetoothキーボード」のメーカー公表の仕様も下に載せておきます。他製品とのスペック比較をしたい方はご参考までにご覧ください。
ブランド | Ewin |
型番 | EW-ZR050B |
サイズ | 折りたたみ時:145×100×14mm 開いた状態:290×100×7mm |
重量 | 141g |
対応OS | iOS、Android |
キー配列 | US配列 |
接続方法 | Bluetooth |
接続距離 | 約10m |
連続使用時間 | 最大約60時間 |
スタンバイ時間 | 最大約220時間 |
充電時間 | 約1.5〜2時間 |
充電方法 | Micro USB |
マルチポイント | ◯ |
外装(材質) | PUレザー |
保証期間 | 18ヶ月 |
カラー展開 | 3色(ブラック、ブラウン、ピンク) |
価格 | 3,580円(税込) |
Ewin「Bluetoothキーボード」の外観・デザインレビュー
購入して現在使用しているEwin「Bluetoothキーボード」が手元にあるので、次に外観・デザインを見ていきます。今回僕が購入したのはブラックのカラーです。
同梱物
まずは同梱物。モノとしては以下のものが入っていました。
- Bluetoothキーボード本体
- 充電用ケーブル(Micro USB)×1
- スマホ・タブレットスタンド×1
- 取扱説明書
全体外観
続いて全体外観。外装は前述のとおりレザー調のカバーで覆われています。これは本革ではないはずなので、PUレザーかな?
他の無線キーボードって、ほとんどが金属剥き出しかプラスチック素材で無骨なものが多いので、このレザー調の外観はなかなかいいですね。ビジネスシーンにも自然に溶け込んでくれそう。このリッチな外観だけでも購入価値はあります。
ただ個人的には、右上に入っているEwinのロゴが少し気になりますかね…。もう少し小さく、そしてゴールドの箔押しじゃなくて掘り込む形にしてほしかったかなぁ。ちょっと目立ちます。
キーボード
続いてキーボード面。折り畳んだ状態からパカっと開く形です。
デザイン的にはシンプルで良い感じ。全体はブラックのカラーリングになっていて、キーも濃いグレー。嫌味のないデザインです。
キーボード一番左上には丸い「CONNECT」ボタンが付いていますが、これはペアリング用のボタン。わかりやすくていいですね。
他の無線キーボードだと、「commandキー+〇〇+〇〇を同時長押しでペアリング」みたいなケースが多いんですけど、これだとどのキーを押せば良いか忘れることがあるので(←僕だけだろうか)、ペアリング用の物理ボタンが用意されているのはなかなかの親切設計でしょう。
キーは結構深めに作られていて、程よい打鍵感が感じられる設計。打鍵感が大事!という人には、ここも嬉しいポイントですね。
キー配列はUS配列。キーピッチは広めに作られていて、前述のとおりフルサイズ並みです。これが使いやすい。
Commandキーなどもあるし、MacBookユーザーなら使いやすいのではないでしょうか。
側面
側面には充電用のケーブル端子穴が開いています。ただここはMicro USBでした。
Amazonのレビューを見ていると「USB-Cになった」という声をいくつか見かけたんですけど…なってないですね笑。ちょっと理由はわかりませんが、とりあえずここは残念ポイントでしょう。
Ewin「Bluetoothキーボード」の使用感レビュー
全体の外観・デザインをチェックした後は、Ewin「Bluetoothキーボード」を実際に使用してみました。その時の使用感をまとめていきます。
Bluetooth接続(ペアリング)方法
まずはBluetooth接続方法から。今回はiPad mini 第6世代とEwin「Bluetoothキーボード」を繋いでみました。
といってもやり方はすごく簡単でした。流れを下にまとめておいたので、確認したい方は以下をご参照ください。
- iPad mini で[設定]→[Bluetooth]を開く。
- Ewin「Bluetoothキーボード」の左上にあるCONNECTボタン(丸いボタン)を長押しする。
- iPad miniの画面内「自分のデバイス」の一覧に「Ewin BT5.1 Keyboard」が表示されるので、それをタップする。
- iPad miniにEwin「Bluetoothキーボード」が接続される。
以上がやり方です。とっても簡単。ちなみに2回目以降の使用時は、キーボードを開くと自動的にiPad miniに接続されるようになるので、この作業が必要なのは最初だけです。
マルチペアリング方法
あとこの無線キーボードは3台までデバイスを接続できるマルチペアリングにも対応しています。基本的にはキーボードの[Fnキー]+ A❶ or S❷ or D❸のキーを使って複数台登録・切り替えを行う形。
具体的な手順も下にまとめておくので、複数台のデバイスで利用したい方は以下をご参照ください。
今回は、1台目はiPad mini、2台目はiPhoneに接続するという想定で手順をまとめています。
- iPad mini(1台目のデバイス)で[設定]→[Bluetooth]を開く。
- キーボードの[Fnキー]とA❶を押す(CONNECTボタ右上のランプが点灯する)。
- CONNECTボタンを3秒間長押しすると、1台目のデバイスが「A❶」として接続・登録が完了する。
- 次にiPhone(2台目のデバイス)で[設定]→[Bluetooth]を開く。
- キーボードの[Fnキー]とA❷を押す(CONNECTボタ右上のランプが点灯する)。
- 再度CONNECTボタンを3秒間長押しすると、2台目のデバイスが「A❷」として接続・登録が完了する。
以上のステップでマルチペアリングができます。なお、登録したデバイスは割り当てたコマンド([Fnキー]+ A❶ or S❷)を押すだけで切り替えが可能です。簡単。
キーの打ちやすさ
ここからは実際にタイピングした時の使用感をまとめていきます。まずはタイピング時のキーの打ちやすさについて。
実際に編集の仕事で使ったみたところ、キーはかなり打ちやすかったです。特にキーピッチが広いのがプラスに働いていると感じましたね。
ちなみに下の写真は僕が普段使っているMacBook Air 13インチのものとEwin「Bluetoothキーボード」を並べて、キーボード幅を比較したもの。
これを見るとわかりやすいと思うんですけど、わずかにEwin「Bluetoothキーボード」の方が短いですが、ほとんど横幅は変わらないですよね。
だからいつもの慣れたスタンスで構えられるので、窮屈さも感じることなくタイピングできました。素晴らしい。
ただ少しキー配列で無理をしているところもあって、たとえば「Y」や「Enter」のキーなんかは、フルサイズキーボードと比べてちょっと小さめ(下の写真参照)。慣れるまではこの辺りのキーを打つときにミスが出ることもありました。
ただ全体的にかなり打ちやすかったのは間違いないので、打ち心地に関しては十分満足できるレベルでしたね。
打鍵感
続いて打鍵感ですが、キーのストロークが深めに確保されているので、なかなかしっかりとした打鍵感を感じられました。
他の折りたたみ式無線キーボードって、コンパクトさを優先しているからかキーストロークが浅いものも多くて、「打ってる感」が弱いことも多々あるんですけど、Ewin「Bluetoothキーボード」は心地よい打ち心地を感じられますね。よき。
打鍵音
タイピングした時の打鍵音については、パチパチというよりもカタカタといった静かめな音。
僕はあまり打鍵音がうるさいのは好みじゃないので、この静かな音は結構気に入りましたね。外出先やカフェとか静かな場所でも比較的使いやすいのではないでしょうか。
持ち運びやすさ
あと持ち運びやすさですが、これに関しては可もなく不可もなく、といったところでした。
サイズは正直なところ一般的な折りたたみ式無線キーボードとしては標準的な大きさかなと思う。以前使っていたiClever「折りたたみ式Bluetoothキーボード IC-BK06」よりもやや厚みもありますしね。
ただ、だからといって持ち歩きにくいということはもちろんないですし、iPad miniと一緒に持ち歩いて嵩張ることもありませんでした(バッグの内ポケットにスッと入る)。
それよりもむしろ軽さの方がありがたかったですね。外装がレザー調なので、見た目的には少し重そうに感じますけど、実際に持ち歩いてみると結構軽い。
普段持ち歩くガジェットなどが多い人や身軽に行動したい!という人にはかなり嬉しいのではないでしょうか。
バッテリー持ち
バッテリー持ちに関しては、メーカー公表の「連続使用時間60時間」にかなり近いところまで使えました。
満充電の状態から仕事で1日3時間ずつ(平日午前9〜12時まで)使って確かめてみたところ、だいたい4週目の後半、正確には19日目で完全にバッテリーが切れました。なので時間としては56〜57時間くらいですかね? なかなか長持ち。
僕の場合は外出時にしか使わないので、充電しなくてもかなり長く使えますわ。こりゃありがたい。
以上がEwin「Bluetoothキーボード」を実際に使ってみた使用感です。
総じてなかなか優秀な無線キーボードという印象。特に個人的にはキーピッチの広さが良かったですね。これが折りたたみ式キーボードの使用頻度に大きく影響してきますから。
特に良かった点・残念だった点
全体の使用感としては以上ですが、その中で個人的に特に良かった点と残念に感じた点をいくつかピックアップして最後にまとめておきます。
特に良かった点①:キーピッチが広くて打ちやすい
まず1つめは「キーピッチが広くて打ちやすい」点ですね。先にも書いた通り、Ewin「Bluetoothキーボード」は折りたたみ式の無線キーボードの中では比較的ピッチが広く取られているので、窮屈にならず自然なスタンスでタイピングができます。
キーピッチが狭いとかなり打ちにくくてストレスを感じ、結局使わなくなることが多いので、この点はかなり良かったですね。
特に良かった点②:レザー調の外装がおしゃれ
あとはやっぱりデザインが大人っぽくてガジェット感が薄いのも良かった。特にレザー調の外装がビジネスシーンにもよく溶け込んでくれるので、オフィスだけでなく外出先でも使いやすい。
ついつい持ち運びしたくなるようなデザイン性の高さは、他の無線キーボードにはない魅力の1つでしょう。
残念だった点①:充電端子がMicro USB
続いて残念ポイント。1つめは「充電端子がMicro USB」だった点です。先にも書きましたが、ここは結構残念。わざわざMicro USBの充電ケーブルを持ち歩くのは面倒だし、充電スピードもUSB-Cなどと比べて遅いですからねぇ。
後継機が出た時は、ぜひ改善していただきたいところです。
残念だった点②:ヒンジ部分のロックがない
2つめの残念ポイントは「ヒンジ部分のロックがない」こと。
このBluetoothキーボードは中央のヒンジにロック機構がなく、パカっと開いても真っ平な状態を維持できないんですよね。
なのでデスクに置いても若干(本当に若干ですけど)両端が浮きがちで、端の方のキーをタイピングする時に少しガタつく感じが時々ありました。
iClever「折りたたみ式Bluetoothキーボード IC-BK08」だとロック機構がついているので、開いた時に「カチッ」と音がして真っ平らな状態がキープできるから、全然ガタつきがないんですけどねぇ。ここもちょっと残念でした。
この無線キーボードが向いている人・向いていない人
最後に改めてEwin「Bluetoothキーボード」の良いところ・残念なところを踏まえながら、「この無線キーボードが向いている人・向いていない人」という視点で、以下に整理してみました。
- キーピッチが広めの折りたたみ式キーボードを探していた人
- ビジネスシーンに溶け込みやすい”大人な”デザインの折りたたみ式キーボードがいい人
- しっかりとした打鍵感のあるキーボードが好きな人
- 充電ケーブルはUSB-Cでまとめたい!という人
- 超コンパクトな無線キーボードを求めている人
- タッチパッドを使いたい人
当ブログの中の人の感想
今回は折りたたみ式無線キーボードであるEwin「Bluetoothキーボード」の購入・使用レビューを綴りました。
iPad mini愛用者は常に悩まされる無線キーボード問題。今回ご紹介したEwin「Bluetoothキーボード」ももちろん完璧ではないものの、使いやすさ・デザイン面においてかなり優秀な一台でした。
レザー調の外装のモノはそもそも数が少ないですから、そういったデザインのアイテム・ガジェットで統一したい人なら、かなり有力な選択肢になるのではないでしょうか。
個人的にも結構満足度の高いガジェットだったので、今後は相当出番が増えそうです。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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