【レビュー】無料で使えるAiarty Image Enhancerで画像のノイズ除去や高解像度化をやってみたら驚く結果に。Photoshopとの性能比較もしてみた。-PR-
僕は普段デザイナーとしてクリエイティブ制作をすることが多く、その中で画像の編集もよく行うのですが、ノイズ除去や解像度の低い画像の補正作業がすごく面倒に感じることがあります。
そんな時にとっても便利なAIソフトを、今回Digiarty Softwareさんから提供・使用機会をいただきました。今回提供いただいたのは「Aiarty Image Enhancer」。これは画像の高解像度化・ノイズ除去・ピンぼけ補正などをAIが行なってくれる画像加工・補正ソフトです。
普段はAdobe製品を使って画像編集・補正を行っていますが、実際に「Aiarty Image Enhancer」を使用してみてこちらもかなり有用だと感じたので、そのレビュー・感想などを今回まとめてみたいと思います。
画像の高解像度化やノイズ除去などを簡単・高精度に行いたい!という方など、参考になれば幸いです。
- Digiarty Softwareについて
- AI画像加工・補正ソフト「Aiarty Image Enhancer」の概要・特徴
- AI画像加工・補正ソフト「Aiarty Image Enhancer」の使い勝手
- AI画像加工・補正ソフト「Aiarty Image Enhancer」とAdobe製品との違いについて
- 今回の記事はDigiarty Softwareからの依頼を受けて執筆をしている有償レビューですが、当メディアのポリシーである“ありのままの素直な感想”を書いています。
この記事には、一部PRが含まれます。
Aiarty Image EnhancerはこんなAIソフト
冒頭でお伝えしたとおり、今回提供いただいたのは「Aiarty Image Enhancer」というAI画像加工・補正ソフト。まずは製品概要や特徴を整理しておきます。
Digiarty Software, Inc.について
ソフトの使用レビューに入る前に、Digiarty Softwareについて簡単にご紹介しておきます。同社は中国四川省に本社を構えるソフトウェア開発企業。様々なデバイス(PC・タブレット・スマホ等)やOS向けに、高精度で実用的なツールやソリューションを提供しています。
引用:Digiarty公式HP
個人での利用だけでなく、ビジネスシーンでもバリバリ活用できるような動画編集ソフトや画像加工ソフトが人気を集めていて、近年はAIを搭載したツールもリリースしています。同社のAiartyというブランドは、すでに世界180ヵ国以上、2億5000万人以上のユーザーに利用されているのだとか。
引用:Digiarty公式HP
最先端の技術を積極的に取り込んで、利便性をどんどん高めていこうという会社の姿勢って、良いですよね。個人的に大好きです。
Aiarty Image Enhancerの主な特徴
そんなDigiarty Softwareさんから今回提供いただいたのは「Aiarty Image Enhancer」というAI画像加工・補正ソフト。このソフトの主な特徴として以下の点が挙げられます。
- 高度なAIアルゴリズムによって低解像度の画像を高解像度化できる
- 細かな描写部分(髪の毛の先端、肌のしわなど)のディテールも強化できる
- 画像内のノイズを簡単に低減・除去できる
- ピンぼけ画像も簡単に補正・鮮明にできる(シャープネス強化)
- AI生成画像のプロンプト解析・保存ができる
- 画像への文字入れも可能
- 直感的・簡単な操作で使えるわかりやすいUI
- 無料版でも全ての機能が利用できる(一部制限はあり)
- 日本語にも対応
画像の加工・補正ソフトというと、Adobe製品をはじめ、すでにかなりの数の製品が世の中には存在していますが、中でもAiarty Image EnhancerはAIテクノロジーと操作性の高さが特徴。高解像度化も最大32Kまでアップスケールできます。単純にすごい。
さらに最近世の中を席巻しはじめているものに「生成AI画像」がありますが、Aiarty Image Enhancerにはその生成AI画像のプロンプトを解析・保存する機能までついているんですよね。
生成AI画像を扱う仕事をしている人にとって、これは神機能と言えるのではないでしょうか。僕も最近仕事で生成AI画像を活用しはじめたので、この機能にはかなり注目しています。
Aiarty Image Enhancerを試してみる動作環境
その他、Aiarty Image Enhancerのメーカー公表の動作環境等も下にまとめておきます。他の類似ソフトなどとの比較にどうぞ(下表の動作環境はMac用のものです)。
Intel CPU | Apple シリコンプロセッサー | |
---|---|---|
CPU | 任意のIntelプロセッサー | Appleシリコンプロセッサー: M1 (Pro/Max/Ultra)、M2 (Pro/Max/Ultra)、M3 (Pro/Max) |
OS | Mac OS X 10.15またはそれ以降 | macOS Big Sur 11またはそれ以降 |
メモリ | 4GB | 8GBまたはそれ以上 |
HD容量 | 512GB | ー |
GPU | 任意 | ー |
Aiarty Image Enhancerの使用レビュー
先日実際に「Aiarty Image Enhancer」を使用してみました。
このソフトでは様々な画像加工・補正ができますが、今回は①画像のノイズ除去、②画像の高解像度化の2つを試みてみることに。
僕は普段画像の補正・編集はAdobe製品(Lightroom、Photoshop等)を使って行なっていますが、今回の使用レビューでは特に「Aiarty Image EnhancerがAdobe製品の代替になりうるか」という視点でもみていきたいと思います。
では早速、具体的な操作方法・ステップなどを実画面を交えながらご紹介していきましょう。
ソフトのダウンロード・インストール方法
まずはソフトのダウンロード・インストールから。これはとっても簡単で、Aiarty Image Enhancerの公式HPにいき、トップ画面右上にある「今すぐ無料ではじめる」をクリックします。
引用:Aiarty Image Enhancer 公式HP
するとソフトのダウンロードが始まるので、終わったらソフトをダブルクリックで起動し、インストールへ。インストールしたら早速Aiarty Image Enhancerソフトを起動すると、以下のような体験版利用のポップアップが立ち上がります。ここまでは一般的なソフトウェアと一緒ですね。
今回はメーカーさんから有料版のラインセンスコードをもらっているので、コードを入れて登録。無事Aiarty Image Enhancerが立ち上がりました。簡単。
ソフトのUI
Aiarty Image Enhancerを立ち上がると、下の画像のような画面が開きます。これがソフトのメインUI。
作りとしては結構シンプル。ざっくりお伝えすると、UIの中で一番大きなスペースが「画像の展開&プレビューウィンドウ」。AI処理後の画像はここに表示され、プレビューで確認ができます。
その下にあるのは「画像の追加・削除」セクション、右側にあるのが「処理の設定」セクションです。処理の設定セクションでは、使用するAIモデルの選択、画像拡大の倍率の設定、プロンプトの分析・保存、テキストの追加など、詳細設定を行えるみたい。
書き出しの設定・書き出しボタンはUIの右下にあり、ここでは出力する画像のフォーマット(jpg、pngなど)や保存先を選択できます。
以上がAiarty Image EnhancerのUI。基本的にこの画面のみで全作業が完了できるので、特に難しい部分はないですね。こういうソフトはわかりやすくないと継続して使わなくなっちゃうことが多いので、このシンプルさは非常にありがたい。
画像のノイズ除去をしてみた(ノイズ除去機能の使い方)
UIを確認した後は、実際に各機能を使っていきます。まずは「①画像のノイズ除去」から。
今回は僕が以前撮影した以下の写真を処理してみます。この写真はかなり暗い場所で撮影したので、隅々まで結構ノイズが乗ってるんですよね。特に右下の白いドアのところとかは目立ってしまっているので、これがどこまでが除去できるのか。
ソフトの使いやすさ・精度は?
ノイズ除去するときは「鮮明化 Diff v2」というAIモデルが最適とのことなので、まずは右の「処理の設定」セクションで該当のAIモデルを選択しておきます(今回は高解像度化は行わないので、画像の拡大倍率は「×1」にしておきました)。
そして画像をソフト上にドラッグ&ドロップするだけ。あとはAIが最適なノイズ除去を施してくれます。なんて簡単なんでしょう。
今回約2,400万画素のサイズでしたが、約10秒ほどで処理が完了。ノイズ除去された画像がプレビューに表示されました。
1画面表示の場合は真ん中に黄色い縦のラインが出てきて、ラインの左側に処理前、右側に処理後が表示されます。このラインはドラッグして左右に自由に動かせるので、直感的な操作で処理前後を状態を確認できて良い感じ。
もちろん下の画像のように2画面表示でも確認できます。これは好みに合わせて使い分けるのが良さそう。
そして肝心のノイズ除去の精度ですが、素晴らしい出来。細部まで拡大して確認してみても、しっかりノイズがなくなっているのがわかります。特に白い部分は結構ノイズのザラつきがありましたが、綺麗に除去できていますね。
不自然な部分も見当たらないので、ノイズ除去の精度はかなり高そうです。
Adobe Photoshopと差はある?
ノイズ除去はAdobe Photoshopの「Camera Raw フィルター」などを使う人も多いと思うんですけど、これだと画像を放り込むだけではできませんし、最適な具合を見極めながら自分で調整しなければいけません。
でもAiarty Image Enhancerなら画像をソフトに放り込むだけでAIが自動で最適な処理をしてくれます。便利だ。
あと同じ画像をPhotoshopでもノイズ除去してみて、Aiarty Image Enhancerと比較してみたんですけど、Photoshopでのノイズ除去後の画像の方が若干鮮明さに欠けるかも。
下の画像が実際に比較したものですが、ノイズではない扉の汚れ部分などがAiarty Image Enhancerの方が鮮明で、Photoshopは全体的にボヤッとしているように見えます。
おそらくこれはAiarty Image EnhancerのAIがノイズ除去と同時に鮮明化も行なってくれているからなのかな。なので仕上がりがかなり綺麗、こりゃすごい。
もちろんこの鮮明化(シャープネス調整)もPhotoshopでもできますが、ひと手間かかりますもんね。Aiarty Image Enhancerはこれら全てをAIが自動で最適な状態に(しかも高速で)仕上げてくれるわけなので、ノイズ除去の使い勝手としてはPhotoshopよりも良いかもしれません。
Aiarty Image Enhancerを試してみる画像の解像度を上げてみた(高解像度化機能の使い方)
続いてAiarty Image Enhancerを使って「②画像の高解像度化」を行なってみます。今回は下の画像の解像度を上げてみることに。
この画像の処理前の大きさは「1,280×720px」。これを8倍の「10,240×5,760px」まで解像度を上げてみます。
ソフトの使いやすさ・精度は?
画像の高解像度化を行うときは「細部加工 GAN v2」というAIモデルが最適とのことなので、まずは右の「処理の設定」セクションで該当のAIモデルを選択しておきます。そして「拡大」の項目を最大の「×8」に設定。
あとは今回も画像をAiarty Image Enhancerのソフト上にドラッグ&ドロップだけ。やっぱり簡単です。
およそ1分30秒後に処理が完了。プレビューに高解像度化された画像が表示されました。今回は8倍にアップということで、さすがに少し処理に時間がかかりましたね(それでも1分30秒なら十分早いけど)。
処理後の画像を確認してみると、確かに8倍の「10,240×5,760px」になっていました。
しかも拡大して見てみても、違和感なく細部まで仕上がっています(下の画像の左が処理前、右が処理後)。
処理前(左)はサイズが小さいので拡大していくと解像度が足りなくなり細部がぼやけてしまっていますが、処理後(右)の画像は8倍まで解像度がアップしているので、どんどん拡大してもディテールが残っています。
今回はあえて難しそうな景観写真を選んで高解像度化してみたのですが、空の雲の輪郭や色の諧調なども非常に自然。Aiarty Image Enhancer、こりゃすごいですね。
Adobe Canera Rawと差はある?
画像の高解像度化に関しては、こちらもAdobeのCamera Rawの機能にある「スーパー解像度」を使ってもできますよね。僕もこれまでは仕事で高解像度化をしないといけない時は、スーパー解像度を使って行なっていました。
ただ、この機能は弱点として”最大で縦横2倍までしかサイズアップできない”んですよね(下の画像は実際にスーパー解像度を使う時の画面)。元々ある程度解像度がある画像であれば2倍アップでも問題ないんですが、最初からかなり小さいサイズの画像となると、2倍アップにしても「まだ解像度が足りない…」なんてことがよくあります。
特に古い画像とかってデジカメの性能が低くて解像度が低いことが多いじゃないですか。だからそれらだとスーパー解像度でも対応できないケースが出てくるんです。
でもAiarty Image Enhancerなら前述の通り最大8倍まで高解像度化(しかも細部まで相当綺麗)できるので、Adobe Camera Rawに対するAiarty Image Enhancerの優位性はかなり高いのではないでしょうか。
個人的にはもはや高解像度化に関してはAiarty Image Enhancerしか使わないかも。
Aiarty Image Enhancerを試してみる気になったところ
「①画像のノイズ除去」と「②画像の高解像度化」を実際に行ってみて、Aiarty Image Enhancerが非常に使い勝手の良いソフトだということはよくわかったのですが、その中で少しだけ気になったところが2つあったので、その点についても一応触れておきます。
まず1つはソフト内の日本語訳が若干おかしいところ。日本語対応してくれているのはすごくありがたいのですが、よく読むと少し違和感のある訳になっている部分がちょこちょこあります。意味はちゃんとわかるので、問題ないと言えばないんですけどね。使っていて少し気になりました。
あともう1つはソフトの操作方法が公式サイトを開かないと見られないところですね。ソフトのメニューに「Help」があるのでそれを開こうとすると、結局公式サイトの操作ガイドが開きます。
なのでインターネットが繋がっている場所でしかガイドは見られません(しかも最初に開くのは英語の操作ガイドページで、日本語を読みたい場合はさらにページの移動が必要になります)。
引用:Aiarty Image Enhancer 操作ガイドページ
この2点が少し気になりましたね。ただ2つとも些細なことなので、無視しても問題ないレベルの話かも。総じて優れたソフトでした。
使用感まとめ
ということで、今回Aiarty Image Enhancerを使って実際に「①画像のノイズ除去」と「②画像の高解像度化」を行なってみましたが、どちらもかなり優秀な結果になりました。正直、個人的にこの結果には結構驚きました、普通にすごいよね笑。
ノイズ除去の精度は非常に高く、しかも高速。高解像度化も最大8倍までスケールアップできるので、多少小さいサイズの画像でも十分使えるレベルまで引き上げられる。
こういった画像の補正とかって、数が多いとデザイン業務の中でも結構手間になってくるし、1つ1つを効率的かつ綺麗に仕上げようとすると意外と神経を使うんですよね。なので画像をソフトに放り込むだけでAIがスピーディー・最適に処理してくれるのであれば、かなり使い勝手が良いのではないかと感じました。
この記事は有償レビューなので、褒め過ぎると逆に怪しまれちゃうかもしれないけど笑、本当に良いソフトですわ、これ。世のデザイナーさんたち、ぜひ一度Aiarty Image Enhancerをお試しあれ。
Aiarty Image Enhancerの利用料
最後にAiarty Image Enhancerの利用料についてもご紹介しておきます。このソフトは有料での利用が基本にはなりますが、無料で試すこともできます。
料金ごとにできること・制限などは下の表にまとめておいたので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください。とりあえず無料版でこのソフトの使い勝手を確かめてみるのがおすすめです。
フリー | 年間プラン | 永久ライセンス | |
---|---|---|---|
価格 | 0円 | 7,880円(12ヶ月分一括払い) | 9,980円(生涯利用可能) |
ユーザー数 | 1ユーザーのみ | 3ユーザーまで | 3ユーザーまで |
機能 |
|
|
|
当ブログの中の人の感想
今回はAI画像加工・補正ソフト「Aiarty Image Enhancer」の使用レビューを綴りました。
実際にソフトを使ってみて、ノイズ除去や高解像度化の精度の高さには正直驚きましたね。AI技術の進化は本当にすごい。デザイン業務を行なっていく上で、かなり有用なソフトだなと感じたので、今後も仕事の中で使っていきたいと思います。
ノイズ除去・高解像度化以外にも生成AI画像関係の機能(プロンプト解析)もあるので、こちらはこれからまた試してみたいですね。
画像補正を普段からよく行う人・デザイナーさんは、ぜひ一度Aiarty Image Enhancerをチェックしてみてはいかがでしょうか。おすすめです。
Aiarty Image Enhancerを試してみる- Amazonでお得に買い物するなら… →「Amazonプライム会員」(30日間無料→期間内に退会もOK)がオススメ
- Amazonってお得な“整備品・新古品”が買えるって知ってた? →「Amazon Renewed」で探してみる
- Amazonって学生なら“学割”も効くらしい →「Amazon Student」(まさかの半年間無料)に登録すればOK