FE 20–70mm F4 G(SEL2070G)使用レビュー。旅行のお供に最適な”新万能レンズ”見つけた。

今回はSONYミラーレス一眼カメラ用レンズ「FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)」の購入・使用レビューです。
僕は普段SONYのフルサイズカメラをよく使用していて、特に“万能レンズ”として「SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary」をお供に旅行やスナップに出かけることが多かったんですよね。
そんな中、“新万能レンズ”としてSONY純正の「FE20-70mm F4 G」を迎え入れました。このレンズは広角側が20mmスタートという、これまでにはない画角の標準ズームレンズで、解像力もピカイチ。
20-70mmというズーム域がこんなに便利で旅行に最適だったとは…と驚きを隠せなかったので、今回はこのレンズの購入・使用レビューを綴ることにしました。
便利なズームレンズを探しているSONYユーザーの方や、旅行用の一本をお探しの方など、参考になれば幸いです。
- FE20-70mm F4 G の特徴
- FE20-70mm F4 G の外観・デザイン
- FE20-70mm F4 G の使用感
- FE20-70mm F4 G の作例
- FE20-70mm F4 G が誰に向いているか
SONYレンズのブランドの違い(グレード分け)
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)のレビューに入る前に、先にSONYレンズのブランドについて整理しておきます。SONYのレンズはレンズの品質・性能の違いによって、以下の4つのブランド(グレード)に分かれます。
- Gmaster:SONYレンズにおける最高峰・ハイエンドモデルで、高品質・高性能で圧倒的な描写力を誇る。ただし価格がめちゃ高い。
- G:SONYレンズ内でのハイグレードモデル。Gmasterには及ばないものの、高い性能と描写力を持つ。価格はまぁまぁ高い。
- Zeiss:ハイグレードモデルだが、現在は「G」よりもやや下に位置付けされている(?)モデル。ZEISSと共同開発したレンズに付けられ、かつて(Aマウント時代)はZeissがハイエンドに位置付けられていた。
- 無印(通称):上記3つのどのグレードにも分類されないモデル。そこそこの性能・描写力。お値段は比較的安め。
今回レビューするFE20-70mm F4 G(SEL2070G)はフルサイズセンサー用のレンズで、名前にもあるとおり「G」のグレード。そのためスペック的にもお値段的にもなかなか高い(笑)レンズです。
FE20-70mm F4 G(SEL2070G)はこんなレンズ
そんなFE 20-70mm F4 G(SEL2070G)ですが、主な特徴、価格、スペックなどをまずはまとめていきます。
主な特徴
まずFE20-70mm F4 G(SEL2070G)の主な特徴を以下に整理しておきます。
- 広角端20mmスタートのフルサイズ用標準ズームレンズ。
- Gレンズならではの高い解像力と柔らかなぼけ味が楽しめる。
- F値はズーム全域でF4と一定。
- 軽量さとコンパクトさを両立し、持ち運び・取り回しがしやすい。
- 望遠端70mmで0.39倍まで寄れるので、テーブルフォトや物撮りにも最適。
- フォーカスブリージングも抑制されていて動画撮影にも使いやすい。
- Gレンズらしい所有欲を満たす鏡筒の質感・剛性の高さ。
- 絞りリング・フォーカスホールドボタン・AF/MF切り替えスイッチなども搭載し、操作性も抜群。

FE20-70mm F4 G(SEL2070G)の最大の特徴は、なんといっても広角端が20mmからスタートする標準ズームレンズだという点でしょう。
これまでの標準ズームレンズといえば24mm始まりが一般的でしたが、このレンズはそれよりも4mm広い20mmから撮影できます。

「たった4mmじゃん」と思われるかもしれませんが、広角側って1mmの違いでも結構差が出るんですよね。
なので4mmの差は画角的にかなり大きく(24mmでは84°だった画角が、20mmでは94°まで拡大します)、これによりこれまで入りきらなかった被写体や景色も余裕を持って画角に収めることができます。
また、Gレンズならではの高い光学性能や軽量・コンパクトである点も非常に魅力。
これまでの標準ズームレンズの常識を覆し、ニュースタンダードを感じさせてくれる一本です。
サイズ・重量
日常使い・旅行用レンズとして重要なのがサイズと重量ですが、このFE20-70mm F4 G(SEL2070G)はなかなかコンパクト・軽量設計。
実際のサイズは最大径78.7mm×長さ99mm、重量は約488gと500gを切ってきます。

たとえば少し古いレンズにはなってしまいますが、同じSONY純正でF4通しのGグレードズームレンズ「FE24-105mm F4 G OSS」が663gであることを考えると、20mmという超広角域をカバーしながら488gに抑えているのはかなり軽い。
全長も10cm以下で比較的コンパクトなので、「とりあえずこれを常につけておけばOK」と思わせてくれるサイズ感です。
その他仕様
念のため、FE20-70mm F4 G(SEL2070G)のメーカー公表の仕様を載せておきます。
このレンズは他の標準ズームレンズからの乗り換えを考えている人もきっと多いですよね。なので、いくつか競合レンズの仕様も併記しておきますので、比較する際の参考になれば幸いです。
| 名称 | FE20-70mm F4 G | FE24-105mm F4 G OSS | 28-70mm F2.8 DG DN | 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 |
| メーカー | SONY | SONY | SIGMA | Tamron |
| 対応撮像画面サイズ | フルサイズセンサー対応 | フルサイズセンサー対応 | フルサイズセンサー対応 | フルサイズセンサー対応 |
| 対応マウント | ソニーEマウント | ソニーEマウント | ソニーEマウント Lマウント | ソニーEマウント Zマウント |
| レンズタイプ | 標準ズーム | 標準ズーム | 標準ズーム | 標準ズーム |
| 焦点距離(35mm換算) | 20〜70mm | 24〜105mm | 28〜70mm | 28-75mm |
| レンズ構成 | 13群16枚 | 14群17枚 | 12群16枚 | 15群17枚 |
| 最小絞り値 | F22 | F22 | F22 | F22 |
| 開放絞り値 | F4 | F4 | F2.8 | F2.8 |
| 絞り羽 | 9枚(円形絞り) | 9枚(円形絞り) | 9枚(円形絞り) | 9枚(円形絞り) |
| 最短撮影距離 | AF時:0.3m(W)/ 0.25m(T) MF時:0.25m | 0.38m | 19cm(W)/ 38cm(T) | 0.18m(W)/ 0.38m(T) |
| 最大撮影倍率 | 0.39倍 | 0.31倍 | 1:3.3(W)/ 1:4.6(T) | 1:2.7(W)/ 1:4.1(T) |
| フォーカス | AF/MF | AF/MF | AF/MF | AF/MF |
| 手ぶれ補正 | なし | あり | なし | なし |
| 防塵防滴 | 簡易防滴 | ◯ | 簡易防滴 | ◯ |
| フィルター径 | 72mm | 77mm | 67mm | 67mm |
| 最大径×長さ | φ78.7×99mm | φ83.4×113.3mm | φ72.2×101.5mm | φ75.8×117.6mm(SONY用) |
| 重量 | 488g | 663g | 470g | 540g(SONY用) |
| 発売日 | 2023年2月10日 | 2017年11月25日 | 2021年3月12日 | 2021年10月28日 |
| カラー | 1色(ブラック) | 1色(ブラック) | 1色(ブラック) | 1色(ブラック) |
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の外観・デザインレビュー
特徴等を整理した後は、FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の全体の外観・デザインを見ていきます。
レンズ鏡筒
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の外観はこんな感じ。最近のSONY Gレンズらしい、洗練されたデザイン。少しざらっとしたマットな質感で、なかなか高級感があります。

鏡筒はプラスチック製だと思うんですけど、安っぽさは全く感じません。むしろ軽量化に貢献しながらも、しっかりとした質感を保っているのはさすがSONYといったところ。

操作系も充実。フォーカスリング、ズームリング、絞りリングの3つが搭載されていて、絞りリングにはロックスイッチも備わってます。撮影中の誤操作を防げるのは嬉しいですよね。


また、フォーカスホールドボタンは鏡筒の左側面と上部の2箇所に配置されているため、縦位置・横位置問わず操作しやすくなっています。

もちろんこれらのボタンには、カメラ側でAFオンやISO感度などの機能を割り当てることも可能です。よき。
ただ、このレンズはズーム時に鏡筒がそこそこ繰り出します。下の画像は35mm、50mm、70mmにズームした時の鏡筒の繰り出し具合をチェックした様子です。70mmの時は結構飛び出しますよね。



そこそこ大きめなレンズ「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|Art」と横に並べてみた様子がこちら。やっぱり70mmまでズームすると結構鏡筒が長くなります。

ここだけはちょっと気になる人もいるかもしれませんね。
前玉・後玉
前玉はこんな感じ。フィルター径は72mmで、SONYの他のF4ズームレンズと統一されているみたい。

後玉はこんな感じ。20mmの広角端では比較的マウント寄りに位置していますが、ズーム操作により前後に移動するみたい。

マウント周辺には防塵防滴用のシーリングが施されているので、多少の悪天候でもある程度安心して使用できます。
フード
付属のレンズフード「ALC-SH174」は、花形のバヨネット式。プラスチック製でシンプルな構造ですが、しっかりとレンズに固定され、使用中のガタつきもありません。

ただ、このレンズは20mmという超広角スタートなので、正直初めは「結構フード大きいな…(=これでケラれないの?)」とちょっと思ったりもしたけど。
なお、フードを装着した状態でも前玉の掃除がしやすい設計にもなっています
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の使用感レビュー
全体の外観・デザイン等のチェックが終わった後は、実際にFE 20-70mm F4 G(SEL2070G)を使った際の使用感をレビューしていきます。
すでに数ヶ月間、SONY α7Ⅳにこのレンズをつけて使っているので、率直な感想をまとめてみました。
装着感・携帯性
α7Ⅳに装着してみると、こんな感じ。なかなかサイズバランスは良いですよね。

20mmの超広角からスタートする標準ズームレンズとしてはレンズ自体のサイズが小さいため、システム全体としてはかなりコンパクトにまとまります。
特に旅行時の携帯性は抜群。旅行の時って24mmや28mmスタートの標準ズームに加えて、超広角〜広角のレンズも1本持っていくことが僕は多かったんですよね。

でもこのレンズ1本で広角〜標準域をほぼカバーできるようになったので、機材を減らすことができました。
またカメラボディのグリップとレンズの間にも十分なスペースがあり、手袋を装着した状態でも操作に支障はありませんでした。

冬場の撮影や寒冷地での使用でも問題なく使えるのが嬉しい。
ズームリング・フォーカスリング・絞りリング
ズームリングの回転はなかなか滑らかで、適度なトルク感もあって操作しやすい印象。ここはまずまず。
ただ、フォーカスリングについてはちょっとトルク感が弱いというか…結構スカスカな感触でした。なので、ちょっと触れただけでリングが動いてしまい、MF時にピントがズレることも時々あり。ここは少し残念ポイントかも。

絞りリングは動画撮影を意識した設計で、クリック感のON/OFF切り替えが可能になっています。僕は写真撮影がメインなので、クリックありでいつも使っていました。結構カタカタと心地よいクリック感なので、これを味わいたいという気持ちもある笑。

なお、アイリスロックスイッチもあるため、意図しない絞り変更を防げるのも安心材料でした。
オートフォーカス
AF速度はかなり高速で、動いている人や動物の撮影でもストレスを感じることはほとんどありませんでした。まぁSONYレンズはどれもオートフォーカス強いので、この点は全く問題ないでしょう。

なお、AF駆動音については非常に静かでした。動画撮影時でもほとんど音を拾うことがないレベルだと思うので、そういった意味でもFE 20-70mm F4 G(SEL2070G)は動画にもかなり向いている設計なんでしょうね。
動画撮影で気になるフォーカスブリージングについてもしっかり抑制されているので、ピント移動時も違和感は感じないと思います。
手ブレ
手ブレについてですが、FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)は手ぶれ補正機能はついていません。なので基本的にはカメラボディ側の補正力に頼るのみ。

ただソニーのカメラは強力なボディ内手ぶれ補正機能がついているものが多いので、スチール撮影であればこの点はあまり心配する必要はないでしょうね。
動画だと少しブレも気になると思う(特に望遠側)ので、その場合はジンバルなどを用意するのが無難です。
シャープネス
ここからは描写のお話。まずシャープネスですが、これはかなり良い感じ。特に20mmの超広角域でシャープな写りをしてくれたので正直びっくりしました。

F4開放から画面中央〜周辺にかけてしっかり改造してくれます。さらに一段絞ったF5.6では、周辺部もよりくっきりとしてくる印象で、ほとんど中央と同等の解像度が得られている気がします。
また望遠端の70mm付近では開放F4から全域でカリッとした描写。さすがGレンズ。

解像力という面では非常に満足度が高かったです。
近接性能
最大撮影倍率0.39倍という数値が示すとおり、FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)は近接撮影性能は本当に優秀。特に70mmの望遠側では、レンズ先端から被写体まで10cm程度の距離まで寄ることができました。

フードをつけていると、もはや被写体にぶつかってしまうレベル笑。ちょっとしたマクロレンズのような使い方ができるので、僕のような物撮りを多く行う人にも向いているかも。
20mmの広角端でも0.3mまで寄れるので、被写体を大きく写しながらも背景を広く入れ込むワイドマクロ的な撮影も楽しめます。
ただ、20mmでの近接撮影ではどうしても周辺の歪みが少し目立つ場合があるため、被写体の配置には少し注意が必要ですね。
標準ズームでありつつ、マクロレンズ的にも使うこともできる。FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)はなかなか使い勝手が良いレンズです。
ボケ感
続いてボケ感ですが、こちらもなかなか綺麗なボケ味を楽しむことができました。
F4通しということでトロットロにとろけるようなボケはもちろん得られませんが、被写体との距離感を調節したり望遠端を使えば十分に満足できるボケが楽しめます。

また9枚羽根の円形絞りの効果もあり、点光源も円形に美しくボケてくれます。この点もいい感じ。
前ボケ、後ボケともに自然で柔らかい印象で、気になるようなクセもほとんど感じられませんでした。適度なボケ量の中で、しっかり立体感のある写真に仕上がってくれる印象です。よき。
発色・コントラスト
色再現性についても、FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)はGレンズらしい自然で上品な発色でした。
コッテリめな派手さはありませんが、見た目に近い自然な色合い。

特に個人的には青空の色の再現が綺麗だなぁと思いましたね。空の青のトーンも光の加減によるグラデーションが滑らか。
まだ人物撮影ができていないので、肌色の再現については感想が出せないのですが、今度ポートレートでも試してみたいですね。
色収差
色の収差については、広角側で少しだけパープルフリンジが出ました。光が当たった葉っぱの縁部分とか。

でも望遠側になっていくと自然とフリンジも消えていく印象でしたし、現像ソフトなどである程度抑えられるので、これくらいの収差なら問題ないですかね。僕は気にしない笑。
歪曲収差
なお歪曲収差については、このレンズにおいては数少ない“欠点”かもしれません。というのも、RAWの状態だと広角側で思いっきり樽型の歪曲が発生します。
もちろんカメラ内補正をオンにしておけば、ほとんど目立たないですし(それでもちょっとだけ歪曲が残っている気もする)、現像ソフトでプロファイルを当てればほぼ問題ないですけどね。
「RAWの状態でも極力歪みは少なく!」な人にとっては、ここは気になるところでしょうか。まぁ最近のSONYレンズはカメラ内補正ありきで作られていることも多い(コンパクト化するため?)ので、その辺を割り切れるかどうかですね。
逆光耐性
次は逆光耐性について。FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)は最新のコーティング技術の効果もあるのか、太陽を画角に入れた撮影でもフレアやゴーストはほとんど出ませんでした。
下の写真のように光源を思いっきり入れて撮ってみても出ない。

20mmという超広角域では、どうしても太陽など画角に入りやすくなりますけど、このレンズであれば積極的に逆光撮影を楽しむことができますね。
旅行に行くと、朝夕の風景撮影などを楽しむ人も多いと思いますが、この逆光耐性の恩恵を強く感じる場面は多いのではないでしょうか。
もちろん完全にゴーストが出ないわけじゃないと思いますけど、実用上問題となることは稀でしょうね。素晴らしい。
周辺減光
そして気になる人も多いであろう周辺減光については、F4開放では特に20mmの広角端で軽微な周辺減光が見られました。
下の画像は、実際に開放F4、F5.6、F8、F11で撮り比べたものです。F5.6くらいからほとんど減光も目立たなくなりますね。




まぁ、カメラ内補正やRAW現像ソフトでの補正で、ほぼ完全に補正可能なレベルでしょう。個人的には問題なしでした。
作例
最後にFE 20-70mm F4 G(SEL2070G)を使って撮った作例を載せておきます。たいした作例じゃないけど。
カメラボディはα7Ⅳ、ホワイトバランスはオート、クリエイティブルックはSTとFL、全てJPGの撮って出しです。
ただWebに載せる関係上、データサイズを落とさないといけないのでリサイズは行っています。そのため画質が結構落ちているものもあるので、その点はご容赦ください。
今回は休日に東京・虎ノ門付近を散歩した時にパシャパシャとスナップしてきた時の作例です。


やっぱりズームレンズだと風景の色々な切り出し方ができるから楽しいですね。何気ない風景でもシャッターを切りたくなります。


F4通しのレンズなのでボケ量としては少し控えめではあるものの、奥行きはしっかり感じられるし、柔らかでナチュラルなボケ。個人的にはなかなか満足してます。


シャドウ部も潰れすぎないから、影を活かしたスナップもつい撮りたくなる。よき。


20mmスタートという新しいスタイルの標準ズームレンズ。これからはこれがスタンダードになりそうな予感がしますわ。
使用感まとめ
以上がFE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の使用レビューでした。20mmという超広角レンジからスタートする今までにない標準ズームレンズ。
そしてコンパクト・軽量で、高い描写性能。旅行などに最適だし、日頃のスナップでもすごく使いやすいレンズだと感じました。
近接性能も高いので、物撮りなどにも結構使えそう。個人的に活躍場面がかなり多くなりそうです。買ってよかった。
FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の価格
ここまでFE 20-70mm F4 G(SEL2070G)のレビューをつらつらと綴ってきましたが、このレンズの価格についてもまとめておきます。
2025年現在の実売価格は、新品で約152,000円〜172,000円程度となっています。発売当初の価格が16万円台だったと思うので、やや価格も安定してきた印象ですが…それでもやっぱりちょっとお高いですよね笑。

中古市場でも人気が高く、状態の良いものは118,000円〜124,000円程度で取引されているみたい。
決して安価ではありませんが、この独自性と性能を考慮すれば、コストパフォーマンスは悪くないと思います。
特にこれまでなら超広角レンズ1本+標準ズームレンズ1本という「2本体制」が必要だったところを、このレンズ1本でカバーできると考えたら、システム全体のコストはかなり削減できるとも言えますよね。
捉え方次第ってところですかね笑。
このレンズが向いている人・向いていない人
最後に改めてFE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の良いところ・悪いところを踏まえながら、「このレンズが向いている人・向いていない人」という視点で、以下に整理してみました。
- 軽量装備で旅行に行きたい人
- Vlogや動画撮影をする人
- レンズを1本に集約したい人
- 室内や夜間の撮影が多い人
- 100mm以上の望遠撮影を重視する人

当ブログの中の人の感想
今回はFE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の使用レビューを綴りました。
「20mmスタートの標準ズームレンズ」と聞いて、はじめは正直ピンと来なかったんですけど、実際に使ってみたらかなり便利でびっくり。
特に風景をダイナミックに撮影したい旅行には最適でした。これ1本持っていくだけで本当に撮影の幅が広がりましたからね。
しかも重量は488gと軽量。本来20〜70mmの焦点距離ならレンズ2本は用意しないといけないですから、それと比べたらシステム全体の重さは劇的に改善しました。
標準ズームレンズの“新スタンダード”を作りそうなこの1本。気になる方はぜひ一度手に取ってみてくださいね。
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