SOUNDPEATS Clip1 使用レビュー。イヤーカフ型なのに音質・装着感抜群な一台。開放型イヤホンの新時代が見えてしまった。-PR-

ワイヤレスイヤホンはすでに日々の生活に溶け込んだガジェットですが、カナル型のイヤホンなどをつけていると、僕は結構耳が痛くなってしまいがち。
そんな中、今回「SOUNDPEATS Clip1」という完全ワイヤレスイヤホンをメーカーさんから提供いただきました。このイヤホンは”イヤーカフ型”という、耳に挟むようにして装着するタイプのオープンイヤーイヤホンで、着け心地の良さを保ちながらハイレゾ対応のLDACコーデックやDolby Audioといった高音質技術を搭載した一台。それでいて価格は1万円を切るという、高コスパな点も魅力です。
僕はSOUNDPEATS製品が好きでこれまで色々と愛用してきていますが、本機も実際に使ってみてお気に入りの一台となったので、今回はこの製品の使用レビューを綴ることにしました。
イヤーカフ型イヤホンの購入を検討されている方、あるいはオープンイヤー型に興味がある方の参考になれば幸いです。
- SOUNDPEATS Clip1の特徴
- SOUNDPEATS Clip1の外観・デザイン
- SOUNDPEATS Clip1の使用感
- SOUNDPEATS Clip1の気になるところ
僕のSOUNDPEATS製品使用歴
以前の記事でもお伝えしているのですが、僕はこれまで完全ワイヤレスイヤホンやヘッドホンを合計40個以上は使っていて、中でもSOUNDPEATS製品がお気に入り。たとえば以下の製品を使用してきました。
SOUNDPEATS製品ってクオリティが高いのに本当に価格が安い。最近ではAir5 Proを中心に使っているんですけど、こやつのノイズキャンセリングの強さったらとんでもなくて、ハイクラスイヤホン並みのノイズ低減性能を価格9千円台で実現しています。本当にSOUNDPEATSはコスパがすごい。
なので今回SOUNDPEATS Clip1を使用する時も期待感たっぷりだったので、製品提供いただいていますが、当記事もがっつり本音で感想をまとめていきます。
SOUNDPEATS Air5 Pro はこんなワイヤレスイヤホン
最初にSOUNDPEATS Clip1の特徴・価格・仕様等の基本情報を整理していきます。
メーカーについて
まずはメーカー情報から。SOUNDPEATS(サウンドピーツ)は中国・深圳にあるオーディメーカーで、創業は2010年。特にオーディオの中でもイヤホンに専門特化していて、世界30の国・地域で累計3,500万台の販売実績があるそう。

引用:SOUNDPEATS公式Webサイト
ワイヤレスイヤホンに興味がある方なら、もはやほとんどの人がSOUNDPEATSは知っていると思いますが、特に高クオリティで低価格なワイヤレスイヤホンのメーカーとして人気を博しています。
日本のオーディオの最高権威といわれるVGPアワードで金賞も受賞しているなど、評価・実績も抜群。先にお話ししたとおり、個人的にもお気に入りのメーカーさんなので、評価・人気が伸びまくっているのは嬉しい限りです。
SOUNDPEATS Air5 Pro の特徴
そんなSOUNDPEATSから販売されているSOUNDPEATS Clip1ですが、主な特徴を挙げると以下のとおりとなります。
- 耳を塞がないイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホンだから、メガネ・マスクなどとも干渉せず快適に使用可能。
- 12mm大口径ドライバー×DynamicEQ™ Pro(独自アルゴリズム)でパワフルかつダイナミックサウンドを実現。
- 開放型ながら迫力ある低域もしっかり感じられ、様々なジャンルの音楽を楽しめる。
- 高音質コーデックLDAC&ハイレゾにも対応。
- 片耳約5gの軽量設計かつソフトな挟み込みで、何もつけていないような快適な装着感を実現。
- 左右自動識別機能搭載でストレスフリーに使用できる。
- 高機能ながら定価1万円を切る価格の安さ。

最大の特徴は、イヤーカフ型で心地よい装着感がありつつも、大口径ドライバー×DynamicEQ™ Pro(SOUNDPEATS独自アルゴリズム)による迫力ある音やLDAC&ハイレゾ対応で高解像度な音楽体験が楽しめる点でしょう。
最近人気のイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンは耳を挟むようにして装着するため、メガネやマスクとの干渉が少なく、僕のようなメガネユーザーでも使いやすいのが良いポイントなのですが、一方でどうしても音質的にやや劣る面もあったんですよね(特に低音が弱い)。耳穴を塞がないオープン型なのでしょうがない面もありましたが。
そんなイヤーカフ型の“弱点”を克服してきたのが、今回のSOUNDPEATS Clip1。それでいて価格が1万円を切ってきている(定価9,980円)わけですから、相変わらずSOUNDPEATSは良い意味でイカれてます笑。だって同等性能の他社製品だと、大体2〜3万円はしますからね。
なお、実際のスペックや詳細は後述する仕様表でまとめてみたので、そちらを確認ください。
サイズ・重量
続いてサイズ・重量ですが、イヤホン本体のサイズ(片耳)は28.45×22.32×28.03mm、ケースは71.5×49×35mm。重量は片耳の公表値約5g(実測5.5g)、ケース込みだと公表値55.5g(実測55.5g)となっています。


片耳重量約5gということで、実際に手のひらに乗せてもほとんど重さを感じないレベル。イヤーカフ型でこの軽量さであれば、長時間装着時でもかなり快適でしょうね。
充電ケースについても比較的軽量。ただサイズ的には少し厚みがありますかね? たとえば同社の過去製品「SOUNDPEATS カプセル3pro +」とClip1のケースを並べて比較してみたのが下の画像。縦横のサイズはほぼ同じように見えるけど、厚みに関してはClip1の方がだいぶ厚いですね。

ただ決して邪魔になるようなサイズ感でもないのでパンツのポケットなどでも違和感なく入れておくことはできますし、元々イヤーカフ型のイヤホンはケースが少し大きめの印象でもあるので、全然許容範囲ではありますね。
その他主な仕様
そのほかSOUNDPEATS Clip1のメーカー公表の仕様も下に載せておきます。
今回は過去モデルの「UUイヤーカフイヤホン」や「CCイヤーカフイヤホン」のスペックも併記しておきますので、サウンドピーツのイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン同士でスペック比較をしたい方は参考までにご覧くださいな。
| Clip1 | UUイヤーカフイヤホン | CCイヤーカフイヤホン | |
| ブランド | SOUNDPEATS(サウンドピーツ) | SOUNDPEATS(サウンドピーツ) | SOUNDPEATS(サウンドピーツ) |
| イヤホンタイプ | 完全ワイヤレスイヤホン | 完全ワイヤレスイヤホン | 完全ワイヤレスイヤホン |
| 形式 | イヤーカフ型 | イヤーカフ型 | イヤーカフ型 |
| サイズ | イヤホン(片耳):28.45×22.32×28.03mm ケース:71.5×49×35mm | イヤホン(片耳):27.4×26.7×22.5mm ケース:63.7×49.8×30.6mm | イヤホン(片耳):31.34×14.69×29.05mm ケース:72.21×24.15×45.53mm |
| 重量 | イヤホン(片耳):約5g ケース:約55.5g | イヤホン(片耳):約4.73g ケース:約46.73g | イヤホン(片耳):約5g ケース:47.34g |
| ドライバー | 12mmデュアルマグネットPVDダイナミックドライバー | 10.8mmデュアルマグネットダイナミックドライバー | 12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー |
| 通話ノイズキャンセリング | ○ | ◯ | ◯ |
| 装着検出 | ○ | × | × |
| マイク搭載数 | 片側1個 | 片側1個 | 片側1個 |
| マルチポイント | ◯ | ◯ | ◯ |
| ゲーミングモード | ◯ | ○ | ○ |
| イコライザー(音質調整) | ◯ | ○ | ○ |
| 急速充電 | ◯ | ◯ | ◯ |
| イヤホンを探す | ◯ | ◯ | ◯ |
| イヤホン落下検出 | ◯(ファームウェア更新で対応予定) | × | × |
| 操作方法 | タッチセンサー(タップコントロール) | 物理ボタン | タッチセンサー(タップコントロール) |
| 充電方式 | USB-C(ワイヤレス充電非対応) | USB-C(ワイヤレス充電非対応) | USB-C(ワイヤレス充電非対応) |
| 連続再生時間 | イヤホン単体:最大8時間 ケース込み:最大40時間 | イヤホン単体:最大8時間 ケース込み:最大30時間 | イヤホン単体:最大6時間 ケース込み:最大24時間 |
| 充電時間 | イヤホン:1時間 ケース:2時間 | イヤホン:1.5時間 ケース:2時間 | イヤホン:32分 ケース:106分 |
| 防水規格 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
| 対応コーデック | AAC、SBC、LDAC | AAC、SBC | AAC、SBC、LDAC |
| 通信方式 | Bluetooth5.4 | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 6.0 |
| カラー展開 | 1色(ブラック) | 4色(ブラック、ホワイト、ベージュ、パープル) | 4色(ブラック、ホワイト、ベージュ、パープル) |
| 価格(税込) | 9,980円 | 6,180円 | 7,580円 |
SOUNDPEATS Air5 Pro の外観・デザインレビュー
特徴等を整理した後は、SOUNDPEATS Clip1の全体の外観・デザインを見ていきます。
パッケージ・同梱物
まずはパッケージと同梱物から。パッケージはこんな感じ。SOUNDPEATSらしいシンプルかつ上品なデザイン。

高級感がありながらも派手すぎない印象で、開封時のワクワク感もアリ。ただ若干箱が開けづらかった笑。
同梱物としては、以下のものが入っていました。
- SOUNDPEATS Clip1 イヤホン本体
- 充電ケース
- 充電用ケーブル(USB-A to C)
- ユーザーガイド
- アプリ説明書
- オリジナルステッカー

ケース
続いてケースデザイン。充電ケースは全体的に丸みを帯びた楕円形のフォルムで、表面はツルッとした質感のシルバーカラー。持った時の手馴染みがすごく良くて、個人的には結構好きかも。

マットな表面だとスルスルと滑りやすいですが、この質感ならしっとり手に吸い付く感じなので滑りにくいのも嬉しい。それでいて指紋が目立ちにくいのも◎でした。

蓋の開閉もスムーズだし、閉じるときはマグネットでパチッと気持ち良く閉まります。
ケース前面にはLEDインジケーターが配置されており、充電状態やペアリング状態を視覚的に確認できます。背面にはUSB-Cの充電ポートとペアリングボタンも。

ケースを開けるとイヤホンが2つ並ぶ形で収納されていました。ブリッジ部分がしっかり飛び出しているのでイヤホンも取り出しやすいし、もちろん収納時はマグネット式でケースに吸着されます。


なお、本機は左右関係なく使用できる仕組み。そのためイヤホンをケースに収納する時も左右気にせず入れられます。プチストレスも無くてありがたい。
イヤホン本体
SOUNDPEATS Clip1のイヤホン本体のデザインは、こんな感じ。イヤーカフ型なのでC字型のクリップ構造で、耳を挟むように装着するフォルム。

全体のカラーはブラック、というかダークグレーに近いですかね。シンプルな色合いなので、どんな服装にも合わせやすいデザインかも。
ハウジングにはブランドロゴの「S」の字が配置されていて、この部分はシルバーカラーになっていました。Sの字はやや大きいですけど、カラーはシルバーなので、それほど目立たないというか違和感はないですね。

音が出るスピーカー部分は円形に近い球体のフォルム。素材はシリコンなどではなく樹脂製ですかね? う〜ん、正直ちょっとチープかな。でもサイズ感としては比較的コンパクト。

ブリッジ部分はこんな感じ。触った感じはスベスベとしていて、ここも皮脂や指紋などはつきづらそう。

何より細めのデザインになっているので、耳に装着していてもあまり目立たないのが良い感じ。他社製のイヤーカフ型だと結構主張強め・太いブリッジのものもあるので、それと比べるとかなりスタイリッシュなフォルムといえます。
なお、このブリッジ部分はイヤホンを操作するためのタッチセンサーにもなっています。ここをタップするだけで簡単に操作できるのはありがたい。
SOUNDPEATS Air5 Pro の使用感レビュー
全体外観・デザインをチェックした後は、実際にSOUNDPEATS Clip1を使った使用感をまとめていきます。
Bluetooth接続方法
先にSOUNDPEATS Clip1のBluetooth接続方法もお伝えしておきましょう。とは言っても接続はめちゃくちゃ簡単なので、やり方は下を参照くださいな(下の方法はiPhoneでの接続方法です)。
- SOUNDPEATS Clip1のケースを開けて、ペアリングモードにする(ケースを開けると自動でペアリングモードになる)。
- iPhoneの[設定]→[Bluetooth]をタップし、Bluetoothをオンにする
- iPhone画面内に「SOUNDPEATS Clip1」が表示されるので、それをタップ。
- 接続完了
2回目以降の接続は、ケースの蓋を開けるだけで自動的に接続されます。このスムーズさは日常使いにおいて非常にストレスフリーでありがたい。
なお、手動でペアリングを行う場合は、イヤホンを充電ケースにセットした状態で、ケースの蓋を開けてケース背面のボタンを長押し(2秒)すればOK。これでイヤホンがペアリングモードになるので(この時LEDが白色に点滅します)、あとは上記2以降を行えば簡単にデバイスと接続できます。
タップ操作
SOUNDPEATS Clip1のタップ操作(デフォルト)については、下の画像を参照ください。

本機には本体のロゴ部とドライバー部、ブリッジ部の計3箇所にタッチセンサーが入っているので、幅広い範囲でタップ操作が可能になっています。個人的には特にブリッジ部分のタップ操作がしやすい印象でした。これがなかなか快適。
ただシングルタップによる操作は使えません。メーカーさんいわく、ブリッジ部分に軽く触れてしまった時の誤動作防止を考えてのものだそう。確かに過去のSOUNDPEATS製品もタップ操作が結構シビアで誤操作が起きやすいものも多かったですから、その辺りを配慮した操作設定なのでしょうね。
なお、アプリを使うとタップ操作の割り当てを変更することもできますが、実際に割り当てられる操作は上記タップ操作の画像に出ている4項目だけでした(左右のダブルタップ、左右のトリプルタップのみ)。もう少し多いと嬉しいですね、後継機に期待しましょう。
着用感
次にイヤホンの装着感。僕はこれまでイヤーカフ型のイヤホンをほとんど使ったことがなかったので、正直なところ最初は少し不安でした。「耳を挟むって痛くないの?」「すぐに落ちそう…」とちょっと思ってましたから笑。
でも実際に装着してみると、全く問題ありませんでした。むしろめちゃくちゃ着け心地が良い、というか着けてる感じがしない笑(下の画像が僕が実際に着けた時の様子)。

イヤホンの装着方法としては、イヤホンの前側(スピーカー部分)を外耳道に向け、耳を挟むようにして着ける感じ。
装着した瞬間に感じるのは、まずその軽さ。片耳約5gという重量は数字以上に軽く感じられ、長時間着用していても全然耳が痛くなりませんでした。

実際に先日午後13時〜18時くらいまでずっと仕事で使ってみたんですけど、終わった時点でも全く耳の痛みは無し。耳を挟んでいるのに、この快適さはすごい。
イヤホンの軽さに加えて、挟む力が絶妙なバランスなのもプラスに働いているのかもしれません。イヤホンにはSOUNDPEATS独自の「N-Flex Arch™ 形状記憶合金ワイヤー」なるものが採用されているらしく、これにより安定したフィット感とソフトな着用感が共存できているみたい。

本当に弱すぎて落ちそうな不安もなく、強すぎて痛いこともない。この“ちょうど良さ”は、SOUNDPEATS Clip1の大きな魅力の1つですね。
しかも僕はメガネユーザーなので、Clip1ならメガネをかけたまま装着しても全く違和感なし。マスクを付けていてもOK。この快適さも最高でした。

ただし、激しい運動時の安定性については少し注意した方がいいかも。ジョギング程度なら全く問題ありませんでしたが、頭を激しく振るような動きをすると、まれにズレることがありました(頭がクラクラするくらいに思いっきり振った時くらいだけど笑)。
とはいえ落下することはなく、軽く調整すればすぐに元の位置に戻せるので、日常的なウォーキングや軽い運動であれば十分使えるレベルでした。
音質
さて次は肝心の音質について。SOUNDPEATS Clip1はイヤーカフ型ながら、12mm大口径ドライバー×DynamicEQ™ Pro(独自アルゴリズム)でパワフルかつダイナミックなサウンドを楽しめる点が音質面での大きなウリになっています。
その上で今回はiPhoneで音楽を聴いてみました。その時まず感じたのは低音の力強さ。特にDynamicEQ™ Proをオンにした状態で聴くと、オープン型とは思えないほどの低音の響きを感じられて正直びっくりしました。

もちろん密閉型のカナル型イヤホンと比べればやや線は細い印象だったけど、「低音が足りない」というオープン型特有の不満はほとんど感じませんでしたね。
EDMやヒップホップといった低音重視のジャンルを聴いても、ベースラインがしっかりと聴き取れて満足できるレベル。

中音域は、ボーカルの表現が非常にクリア。楽器とボーカルの分離も良くて、女性歌手の繊細なボーカルもスッキリと聴き取れます。ただし、高価格帯のイヤーカフ型イヤホンと比較すると、中域の情報量は若干控えめに感じる場面もあったかも。とはいえ、1万円以下のイヤホンとしては十分すぎる解像度でしょう。
高音域については、繊細な表現が得意な印象。高音がキンキンと刺さるようなこともなく、長時間聴いていても疲れにくいバランスだなと感じました。いいね。

さらにLDACコーデックを使用すると、音楽の情報量が明らかに増えます。iPhoneではAACまでしか対応していませんが、AndroidスマートフォンなどでLDACで聴くと、細かい音のニュアンスまで拾えるようになりますね。ハイレゾ音源をお持ちの方は、ぜひLDACで聴いてみることをお勧めします。
ただ、DynamicEQ™ Pro、Dolby Audio、LDACは同時に使用できないため、その点だけはご注意を。
なお、スマホアプリのイコライザーを使えば、さらに自分好みの音に調整することも可能です。細かくカスタマイズもできるし、元々「低音を強く」や「電子音」などプリセットも多数用意されているので、手軽に調整もできちゃいます。ありがたや。

全体的にイヤーカフ型のイヤホンとしてはかなり満足感の高い音質ですね。印象は「メリハリがあって楽しい音」という感じ。分析的に聴くよりも、気軽に音楽を楽しむのに最適なチューニングだと感じました。通勤時間や作業中のBGMとして、ストレスなく音楽を楽しめるイヤホンです。
特にLDAC非対応のiPhoneでも十分高音質を楽しめる印象だったので、SOUNDPEATS Clip1はiPhoneユーザーさんにかなりおすすめかも。
外音の聞こえ具合
次に外音の聞こえ具合をチェック。SOUNDPEATS Clip1はイヤーカフ型ということで耳穴を塞がないため、基本的には常に外の音が聞こえます。歩行中・ジョギング中など周りの音を気にしながら音楽を聴きたい場面で使いやすいですね。

ただ音楽を流している時に、少し外音というか話し声が聞き取りづらい時がありました。
たとえば室内でTVをつけつつ、SOUNDPEATS Clip1で音楽を聞いてみたんですけど、TVから流れてくるお笑い芸人さんの話し声などが若干わかりづらい場面があったんですよね(何か話しているのはわかるけど、部分的に言葉が聞き取れないことがあった)。
それで「なんでかなぁ?」と思って色々確認していたんですけど、どうやらDynamicEQ™ Proの機能をオンにしていると、少し外音が聞き取りづらい感じがすることに気づきました。この機能をオンにしていると低音がグッと強調・主張されてくるからですかね?

なので何か人の話を聞き取りたいという時は、もしかしたらDynamicEQ™ Proをオフにしてみてもいいかも。
でも全体的に「外音が聞き取れない!」ということは全然ないので、やはり“ながら聞き”にはぴったりなイヤホンですね。
音漏れのしにくさ
イヤーカフ型のワイヤレスイヤホンだと「音漏れが気になる…」という人も多いですよね。SOUNDPEATS Clip1の音漏れレベルもチェックしてみたんですけど、正直なところやっぱり「完全に防ぐのは難しい」という印象でした。オープンイヤー型の構造上、どうしても多少は周囲に音が漏れてしまいますね。
ただ、ダダ漏れというわけではもちろんありません。自宅でテストしてみた時は(使用デバイスはiPhone)、音量40%程度で使用していても、1mほど離れた友人には「ほとんど音は聞こえない」と言われました。そこから少しずつ音量を上げていくと、少しシャカシャカと音楽が聞こえてきたみたい。

なので一般的な生活環境であれば30〜40%くらいの音量なら問題なく使えるのではないでしょうか。外で使う分にはもっと大きくしても大丈夫だと思います。逆に図書館のようなかなり静かな環境だと、20%くらいでも周囲に音が少し漏れてしまうかもしれませんね。
まぁClip1が特別音漏れが多いわけでも少ないわけでもなく、オープンイヤー型を選ぶ時点で、ある程度の音漏れは覚悟する必要がある、ということでしょうね。この辺りは一定の割り切りは必要です。
マイク品質(通話品質)
テレワークでSOUNDPEATS Clip1を使いたいという人もいると思うので、マイク音質についても触れておきます。結果的にはマイク音質もなかなか良好。いくつかのZoom会議で使用してみましたが、会議参加者からも「クリアに聞こえていた」という感想がもらえました。
あとやや風が強い日に外で通話もしてみたんですけど、外のザワザワとした環境音や風切音などもほとんど相手には聞こえず、こちらの声がしっかりと届いていたみたい(相手にちゃんと確認をとりました)。
イヤーカフ型のイヤホンは「声がこもりやすい」という印象が個人的にあったんですけど、SOUNDPEATS Clip1はこの点もしっかり対策がとられているみたいですね。よき。
バッテリーライフ
あとバッテリーの持ち具合についてもチェックしてみましたが、こちらはほぼメーカー公表のとおりでした。公表値だと「ケース込みで最大40時間連続再生可能、イヤホン単体で8時間の連続再生」とのことでしたが、実感としてもほぼそれくらいですかね。

僕の場合、朝の通勤時、仕事中数時間(オンライン会議など)、帰宅時などでイヤホンを使うことが多いですが、そのケースだとイヤホン単体のバッテリーだけでも十分持ちました。てかイヤホン単体で8時間も使えれば、ほとんどの場面では不自由はないですよね。
むしろ急速充電に対応しているのがやっぱりありがたかったです。SOUNDPEATS Clip1は10分の急速充電で最大2時間の使用が可能になっているので、「しまった、充電し忘れてた!」みたいなトラブル時も安心ですからね。
Bluetooth接続の安定性
最後にBluetooth接続の安定性についても触れておきます。これもテストとして平日早朝の新宿地下道(通勤の人とかでごった返している時間帯)で使ってみましたが、接続が切れてしまう・不安定になることも、プツプツと音楽が途切れてしまうこともありませんでした。接続面も問題なしですね。
総評
以上がSOUNDPEATS Clip1を実際に使ってみて感じた使用感レビューです。
まず何より、オープンイヤー型でありながらしっかりとした低音・高音を実現している点が素晴らしい。特にDynamicEQ™ Proによる低音の補強はすごいですね、「オープン型だから低音は諦める」という常識を覆した印象でした。

また装着感の快適さも特筆すべきポイント。片耳5gという軽さと絶妙なクリップ力なので、長時間装着していても全く苦にならないし、メガネとの干渉もないので僕のようなメガネユーザーには特にピッタリだと思いました。
イヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホンも現在ピンキリですけど、まず使っておきたい一台として今回のSOUNDPEATS Clip1はお勧めできますね。
少し気になったところ
ここまでSOUNDPEATS Clip1の使用レビューをつらつらと綴ってきましたが、実際に使ってみて少し気になったところもあったので、それについても触れておきます。
LDACを使用すると色々と機能の制限が入る
まず1つめは「LDACを使用すると色々と機能の制限が入る」こと。
LDACを使うと高音質な音楽が楽しめますが、その分SOUNDPEATS Clip1ではDynamicEQ™ Pro、Dolby Audioなどは使えなくなります。またマルチポイント接続も解除されてしまうので、LDAC使用時はちょこちょこと機能制限がある模様。この辺りは少し残念ポイントですね。
これは確かSOUNDPEASTSの過去製品でも同じような仕様だったと思うんですけど、他社製品だと少しずつLDAC周りの機能制限もなくなってきているので、今後の後継機に期待ですね。
ワイヤレス充電に非対応
あとこれもSOUNDPEATS製品では“お馴染み”となってしまっていますが、「ワイヤレス充電には非対応」という点も気になるポイントに挙げておきます。

SOUNDPEATS製品はこれまでも全てワイヤレス充電非対応なんですけど、本機も対応していません。低価格を維持するために会社として意図的にそうしているのですかね。
ただ最近だと低価格帯のものでもワイヤレス充電に対応しているものが出始めたので、SOUNDPEATSでもそろそろ対応をお願いしたいところではある。こちらも今後に期待。
イヤホンのハウジング・スピーカー部分の素材感がややチープ
3つめの気になった点は「イヤホンのハウジング・スピーカー部分の素材感がややチープ」だったことですかね。細かい話なんですけど。
パッと全体を見た感じは全然チープさはないんですけど、スピーカー部分などをよ〜く見てみると、プラスチッキーな感じが結構あります。

低価格帯のイヤホンなので、ある程度はしょうがないですけどね。一応ここも少し気になった点として挙げておきたいと思います。
以上がSOUNDPEATS Clip1の気になったところ。LDAC使用時の機能制限以外はそんなに不自由もないので、そういう意味ではかなり完成度の高いイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホンだと思います。
SOUNDPEATS Clip1の価格
最後に気になる価格について。すでにここまでの内容で触れていますが、SOUNDPEATS Clip1の定価は9,980円です。
今回のレビューでまとめているとおり、本機はイヤーカフ型ながら音質が非常によく、装着感も抜群な完全ワイヤレスイヤホンだったわけですが、それでいて定価は1万円以下。Amazonのセール時などはさらに安く購入可能なので、相当コスパの高い製品ですね。
SOUNDPEATSって本当にすごいというか、正直ワケがわからない(←最上級の褒め言葉です笑)。
これまでイヤーカフ型を試したことがないという人には「最初の1台」として、かなり購入しやすい価格帯だと思います。

SOUNDPEATS Clip1が向いている人・向いていない人
それでは最後にまとめとして、改めてSOUNDPEATS Clip1の良いところ・悪いところを踏まえながら、「このワイヤレスイヤホンが向いている人・向いていない人」という視点で、以下に整理してみました。
- イヤーカフ型で低音もしっかり楽しみたい人
- 長時間ワイヤレスイヤホンを使用することが多い人
- まだイヤーカフ型のワイヤレスイヤホンを使ったことがない人
- かなり静かな環境でワイヤレスイヤホンを使用したい人
- 最高音質を追求するオーディオマニアな人
- ワイヤレス充電必須!な人

当ブログの中の人の感想
今回はSOUNDPEATS Clip1の使用レビューを綴ってみました。
正直なところ、Clip1を使い始めるまでは「オープンイヤー型って音質が微妙だしな…」という気持ちがあったんですけど、本機はそれを完全に覆してくれましたね。特に低音の響きは「本当にオープン型か?」と疑ってしまうほどだったので、音質の良さにはびっくりしました。
また、僕は普段メガネをつけているので、そのメガネとの相性の良さもすごく良かった。耳を挟み込む力も絶妙で着けてる感じがしないから、全くストレスを感じません。
これで定価1万円以下ですからね。いやはや本当にすごい。これまで音質等を理由にイヤーカフ型を敬遠していた方も一度試してみてもらいたい、そんな一台でした。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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