Shokz OpenComm本音レビュー。ノイキャン搭載ブームマイクはオンライン会議に最適。

AfterShokz「OpenComm」はコンパクトで手のひらサイズ
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Shokz OpenCommの半年使用レビュー

全体のデザインなどをご紹介した後は、実際に僕がShokz「OpenComm」を半年使って感じた感想をまとめていきます。

Bluetooth接続とボタン操作の方法

具体的な感想・レビューに入る前に、一応接続方法とボタン操作に関しても整理しておきます。

接続方法

まず接続方法ですが、僕が普段使っているMacBook Airとの接続は以下のステップになります。

ちなみにShokz「OpenComm」はNFC(近距離無線通信)機能も搭載しているので、NFC対応デバイスなら近づけるだけでペアリングできちゃいます。

具体的な接続手順

  • アップルメニューから「システム環境設定」をクリック
  • 「Bluetooth」をクリックし、Bluetoothをオンにする
  • Shokz「OpenComm」のボリューム「+」ボタンを長押しする
  • LEDライトが「赤」「青」と交互に点滅したら、「+」ボタンから手を話す
  • PC画面に「接続済」と表示されたら完了

一度この作業を行なっておけば、次回以降はShokz「OpenComm」の電源をオンにすると自動的にペアリングされるようになります。

ボタン操作方法

次にボタン操作方法ですが、基本的には振動部についているマルチファンクションボタン、音量アップ・ダウンの3つのボタンで操作を行います。というより、使うのはほとんどマルチファンクションボタン。

マルチファンクションボタンの具体的な操作方法は以下の通りです。

操作
曲の再生・停止1回押す
曲送り2回押す
曲戻し3回押す
電話を受ける・切る1回押す
音声アシスタントを呼び出す2秒間長押し
通話拒否着信中に2秒ほど長押し

イヤホンの音質

ここからは実際にShokz「OpenComm」を使った感想です。まずは聞く音の音質から。

このワイヤレスヘッドホンは何度もお伝えしている通り骨伝導タイプ。最初は音質に少し不安があったんですが、いざ使ってみると音の良さにびっくりしました。

Shokz「OpenComm」の振動部

特に中音〜高音域の音が非常にクリアに聞こえるんですよね。メーカーとしても「人の声が聞こえやすいようにチューニングしている」とのことで、その効果がめちゃくちゃ出ている気がしました。

実際にオンラインミーティングやセミナーで何度も使ったんですけど、相手の声がすごくハッキリと聞こえる。特にセミナーで質問されたりした時に、この音質の良さはありがたかったですね。

また通信もすごく安定していて、使っていて音がブツブツ切れてしまうこともない。この半年間一度もありませんでしたので、通信の安定性という面も心配なしです。

マイク通話の音質

次に大事なマイク通話の音質。Shokz「OpenComm」は、シリーズの中でも音声通話への品質を向上させたモデルなんですが、実際に使ってみるとこれまたそれが実感できました。

Shokz「OpenComm」の使用時

この半年間でほぼ毎日オンラインミーティングを行い、2週に一度くらいのペースで企業のデザインセミナーに登壇して実機を使ったんですけど、聞き手からは「声が聞き取りやすかった!」という感想をめちゃくちゃもらいました。特にセミナーは約1時間半しゃべりっぱなしなので、マイク音質が悪いと結構致命的なんですよね。

これはひとえにデュアルノイズキャンセリングを搭載したブームマイクの品質が良いということでしょう。たとえばうちのオフィスはフロアに軽くBGMが流れてるんですが、その音は全く相手に聞こえていなかったみたい。また近くで同僚が電話していたこともあったんですが、その声も問題なし。こりゃすごい。

Shokz「OpenComm」のブームマイク

加えてマイクと口との距離が近いので(だいたい6cmくらい)、ノイズはしっかりカットしつつ、僕の声はクリアに届けてくれる感じですね。これなら雑音の多い環境(カフェなど)での使用も苦にならないのではないでしょうか。

マイク音質が僕は一番大事だったので、ここはすごくありがたかったです。

装着感

次に装着感。長時間使用する時は、付けていて疲れないか・耳付近が痛くならないかって重要ですよね。まず結論からお話しすると、Shokz「OpenComm」の装着感はまずまず。

骨伝導タイプなので、基本的には耳のすぐ前辺りの皮膚に振動部が接する形になりますが、ここは最初少し違和感があったものの、使っているうちに慣れてきて、最終的には問題なくなりました。長時間使用していても痛くもなりません。

Shokz「OpenComm」の振動部

ただ、僕の場合耳に引っかける部分が一日中使うと少し痛くなりましたね。まぁこれは個々人の耳の形とかも影響すると思うので、何とも言えないところではあります。

あと、僕は普段メガネをかけているのですが、メガネとの同時使用も大丈夫でした。メガネのつるとShokz「OpenComm」の耳に引っ掛ける部分が多少干渉するものの、「OpenComm」の素材に柔軟性があるので、耳付近を圧迫することもなく意外と快適。眼鏡使いの人も安心して使用できますよ、これは。

バッテリー持ち

次にバッテリー持ちについてですが、これはメーカー公表の通りかなり長持ちでした。満充電の状態から使い始め、だいたい15時間くらい使ったところで充電が切れましたね。ほぼ公表通り。

1日2〜3時間程度のオンラインミーティングがある人なら、一週間充電なしでも使える計算なので、この手の製品のバッテリー持ちとしてはかなり良いのではないでしょうか。

充電・ボタン類の操作感

ボタン類もなかなか操作しやすい。基本的にはほとんどの操作をファンクションボタンで行う形ですが(電源のオン・オフと音量調整だけ音量ボタンを使用)、それゆえ操作ボタンが少ないので混乱することがほとんどないですね。

Shokz「OpenComm」のファンクションボタン

また充電もマグネット式だから手軽だし、断線リスクも少なくて良い。ただ、専用ケーブルだから、これが壊れると充電できなくなるので辛いのはあります(2年保証はあるけど)。そのような意味では一般的なUSB-Cケーブルでの充電の方がありがたいかも。

Shokz「OpenComm」の充電ケーブル

なお専用ケーブルは別売もしているようなので、壊れてしまった場合は買い替え可能です。複数の場所で充電したい人なども一本追加購入しても良いかもね。

持ち運びやすさ

最後に持ち運びしやすさについて。Shokz「OpenComm」自体の大きさは、ヘッドセットの中ではかなり小型なので、単体で持ち運ぶ(たとえば部屋から部屋への移動など)のは非常に楽チンです。軽いしね。

ただ、収納ケースがなかなか嵩張ります。かなりしっかり目なハードケースになっていて、厚みも結構あるので、カバンに入れるとそこそこスペースを取るんです。ここが少し残念ポイントですね。

Shokz「OpenComm」の収納ケース

OpenCommのボディが柔軟性のあるチタン素材なので、その点を考慮してちょっと大きめ・固めのハードケースが採用されているんだと思うんですけど、もう少し他になかったんですかねぇ。ということで、しぶしぶ今もハードケースを使ってますが、代替案を検討中です。

総評

ということで、つらつらとShokz「OpenComm」の半年使用した上での本音レビューを綴ってきましたが、個人的な総評としては「オンライン会議が多い人は買って損なし」の評価。うん、これはかなり良いヘッドセットですわ。

骨伝導式なので周りの音も聞きつつ、イヤホン側の音声もクリアに聞こえる。この体験はかなり便利です。

Shokz「OpenComm」

また僕が重視していたマイクの音質がかなり良かったので、オンライン会議やセミナーでのコミュニケーションの質もグッと向上した気がします。やっぱりマイクをよく使うならワイヤレスイヤホンよりヘッドセットの方がはるかに良いですね。改めて勉強になりました。

オンライン会議などが多くて、かつ自分もよく話す機会がある!という人は、ぜひ一度試してもらいたいガジェットでした。

Shokz「OpenComm」が向いている人・向いていない人

最後に、改めてShokz「OpenComm」の良いところ・悪いところを踏まえながら、「このワイヤレスヘッドセットが向いている人・向いていない人」という視点で、以下に整理してみました。

このワイヤレスヘッドセットが向いている人

  • オンライン会議で話す機会が多い人
  • カナル型のワイヤレスイヤホンが苦手な人
  • 長時間使用しても疲れにくいワイヤレスヘッドセットが欲しい人
このワイヤレスヘッドセットが向いていない人

  • 持ち運び時に嵩張るのが嫌な人
  • 充電ケーブルはUSB-C一本で済ませたい!な人

当ブログの中の人の感想

今回は今人気のワイヤレスヘッドセット・Shokz「OpenComm」の購入・半年使用レビューを綴りました。

ワイヤレスイヤホン業界は進化が凄まじくて、どんどんと高品質なものがリリースされていますが、ワイヤレスヘッドセットも負けていないですね。特にここ数年で働き方が大きく変わって、オンラインでのコミュニケーション機会が非常に増えたので、今後もヘッドセットの重要性は高まっていきそう。その中でShokzは要注目です。

オンラインミーティングが多い方は、ぜひ一度OpenCommをチェックしてみてくださいね。

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編集者兼アートディレクター。カメラ・ガジェット・便利雑貨等を買ってはわかりやすくレビューしまくる人。

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