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SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART 使用レビュー。”日常をドラマチックに切り取れる”軽量・コスパ抜群な中望遠レンズ。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

今回はSONYミラーレス一眼カメラ用レンズ「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」(Eマウント)の購入・使用レビューです。

僕は普段SONYのフルサイズカメラをよく使用していますが、ここ1年くらいは中望遠レンズが妙に気になってるんですよね。

そんな中、半年ほど前「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」を思い切って購入してみました。このレンズは大口径F1.4の明るさを持ちながら、重量はわずか625g。さらに価格も10万円台前半と、純正レンズの半額以下という驚異的なコスパの良さを誇る一本。

“日常がドラマチックに切り取れる”ような、そんな写りも魅力的なレンズだったので、今回はこのレンズの購入・使用レビューを綴ることにしました。

キレの良い描写・ボケの美しいレンズを探しているSONYユーザーの方や、ポートレート用の一本をお探しの方など、参考になれば幸いです。

この記事を読むとわかること

  • SIGMA 85mm F1.4 DG DN の特徴
  • SIGMA 85mm F1.4 DG DN の外観・デザイン
  • SIGMA 85mm F1.4 DG DN の使用感
  • SIGMA 85mm F1.4 DG DN の作例
  • SIGMA 85mm F1.4 DG DN が誰に向いているか

SIGMAレンズのプロダクトライン

SIGMA「SIGMA 85mm F1.4 DG DN | ART」についてまとめる上で、先に整理しておかないといけないのが、シグマが展開しているレンズのプロダクトラインです。

シグマでは現在以下の3つのラインを展開しています。

SIGMAレンズのプロダクトライン

  • Contemporaryライン:性能とコンパクトさを両立したバランスの良さが特徴。幅広いシーンで使いやすい。
  • Artライン:「表現者のためのレンズ」というコンセプトを持ち、光学性能に振り切っている点が特徴。他を圧倒する描写が得られる反面、サイズが大きく重量も重たいものが多い。
  • Sportsライン:高い光学性能と堅牢さが特徴。望遠レンズがメイン。

SIGMAのプロダクトライン紹介
引用:SIGMA公式HP

今回レビューする「SIGMA 85mm F1.4 DG DN | ART」は、上記Artラインにラインナップされているフルサイズセンサー用のレンズ。これから詳細をまとめていきますが、高い光学性能に裏打ちされた写りの良さが際立つ一本です。

SIGMA 85mm F1.4 DG DNはこんなレンズ

そんなSIGMA 85mm F1.4 DG DNですが、主な特徴、価格、スペックなどをまずはまとめていきます。

主な特徴

まずSIGMA 85mm F1.4 DG DNの主な特徴を以下に整理しておきます。

FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の主な特徴

  • フルサイズ用大口径中望遠単焦点レンズ。
  • SIGMAらしい高い解像力と切れ味・シャープさが魅力。
  • 開放F値1.4と非常に明るく、暗所での撮影や大きなボケが楽しめる。
  • 85mm F1.4とは思えないほどの軽量・コンパクト設計で、持ち運び・取り回しがしやすい。
  • 高い光学設計により軸上色収差を極限まで抑制。
  • ステッピングモーターの採用によりフォーカシング時の動作音も非常に静か。
  • Sony EマウントとLマウントの2種類が展開中。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の全体外観

SIGMA 85mm F1.4 DG DNの最大の特徴は、なんといってもSIGMAのArtレンズらしい高い光学性能と開放F値1.4がもたらす奥行きのある大きなボケ。

当記事の後半から実写レビューもまとめていますが、それら特徴によって本当に切り取った景色がドラマチックに写ります。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例

また、従来の85mm F1.4では考えられなかった軽量・コンパクト設計な点も素晴らしいところ。一眼レフ用の旧モデルが1,245g(Eマウント版)だったのに対し、本レンズは625gと約半分の重量を実現しているんですから。

まぁそれでも非力な僕にとってはちょっと重たく感じることもありますが笑、それでも大口径中望遠レンズとしては本当にコンパクトに仕上がっています。

サイズ・重量

レンズサイズは最大径φ82.8mm(フィルター径は77mm)、全長96.1mm(Eマウント版)。重量は625g。

実際に手に取ってみると、そのコンパクトさには本当に驚くばかり。85mm F1.8クラスのレンズと遜色ありませんよね。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」

ちなみに下の画像はSIGMA 85mm F1.4 DG DNと「FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)」を並べてサイズ比較した様子。SONYの小型な標準ズームとほとんど大きさが変わらない。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」とSONY純正「FE 20^70 F4」を並べてサイズ比較した様子

また、重さ的にも競合となるSONY純正レンズ「FE 85mm F1.4 GM(初代)」は820g、同GM IIでも642gですから、やっぱりSIGMA 85mm F1.4 DG DNは軽量・コンパクトなのがよくわかります。

これだけコンパクトなら、85mm F1.4が”日常使いできるレンズ”になってきますよね。もっと重いと「気合を入れて撮影するときだけ使う」ことになりがちですけど、本レンズなら散歩やちょっとした外出にも持参できますから。

その他仕様

念のため、SIGMA 85mm F1.4 DG DNのメーカー公表の仕様を載せておきます。

一応競合するSONY純正レンズの仕様も併記しておきますので、比較する際の参考になれば幸いです。

名称85mm F1.4 DG DN|Art
FE 85mm F1.4 GM Ⅱ
メーカーSIGMASONY
対応撮像画面サイズフルサイズセンサー対応フルサイズセンサー対応
対応マウントLマウント
ソニーEマウント
ソニーEマウント
レンズタイプ単焦点単焦点
焦点距離(35mm換算)85 mm85mm
レンズ構成11群15枚11群14枚
最小絞り値F16F16
開放絞り値F1.4F1.4
絞り羽11枚(円形絞り)11枚(円形絞り)
最短撮影距離0.85 mAF時:0.85m
MF時:0.80m
最大撮影倍率0.12倍AF時:0.11倍
MF時:0.12倍
フォーカスAF/MFAF/MF
手ぶれ補正なしなし
防塵防滴◯(ただし軽い雨・埃対応の簡易防滴)
フィルター径77mm77mm
最大径×長さ
φ82.8 mm × 94.1 mm(Lマウント)
φ82.8 mm × 96.1 mm(Sony Eマウント)
約 φ84.7 mm × 長さ107.3 mm
重量Lマウント:630 g
Sony Eマウント:625 g
642g(SONY用)
発売日2020年8月(発表)2024年9月20日
カラー1色(ブラック)1色(ブラック)

SIGMA 85mm F1.4 DG DNの外観・デザインレビューの外観・デザインレビュー

特徴等を整理した後は、SIGMA 85mm F1.4 DG DNの外観・デザインレビューの全体の外観・デザインを見ていきます。

レンズ鏡筒

SIGMA 85mm F1.4 DG DNの外観はこんな感じ。SIGMA ARTシリーズらしい、プロフェッショナルな質感と機能美を兼ね備えたデザインに仕上がっています。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の外観

外装は高品質なアルミニウムとTSC(Thermally Stable Composite)を適所に使い分けており、コンパクトながら堅牢性を感じさせる仕上がり。

フォーカスリング部分はゴム素材が巻き付けられているので回しやすものの、ちょっと埃などは付着しやすいかも。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」はフォーカスリングがゴム製

レンズ鏡筒には約10箇所のシーリングが施されているみたい。完全防水ではありませんが、小雨程度なら問題なく撮影できるようです。

操作系も充実しており、絞りリング、フォーカスリング、AF/MF切替スイッチ、フォーカスホールドボタン、絞りリングロックスイッチ、クリック解除スイッチを搭載。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」のAF/MF切り替えスイッチ
「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」のデクリックスイッチ

この価格帯のレンズとしてはしっかりとした機能性で、純正レンズと比較しても遜色ありません。

前玉・後玉

前玉はこんな感じ。大口径で見た目も美しい。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の前玉

なお、この前玉にはフッ素コーティングが施されているとのこと(SIGMA山木社長談)。これにより水滴や汚れが付着しにくく、清掃時の取り扱いも容易になっているみたい。

屋外での撮影機会が多い僕にとって、この仕様は非常にありがたいですわ。

そして後玉はこんな感じ。マウント際まで大きなレンズエレメントが配置されています。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の後玉

マウント部には大きなゴムシーリングが装着されており、これが防塵防滴性能に寄与しています。

ただ前述の通りこのレンズはあくまで“簡易防滴仕様”なので、強い雨の中での撮影などは避けるのがベターです。

フード

付属のレンズフードはこんな感じ。うん、結構でかい。フードを装着すると、結構バズーカ感が出ます。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」のレンズフード
「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」はフードをつけると結構大きい

プラスチック製ですが質感は良好。ロック機構付きで不意な脱落を防げるのも実用的ですね。

もちろん逆さ付けも可能なんですけど、逆さ付け時はフォーカスリングにアクセスできなくなるので、撮影時は必ずきちんと装着するor完全に外す必要がありますね。

SIGMA 85mm F1.4 DG DNの使用感レビュー

全体の外観・デザイン等のチェックが終わった後は、実際にSIGMA 85mm F1.4 DG DNを使った際の使用感をレビューしていきます。

すでに数ヶ月間、SONY α7Ⅳにこのレンズをつけて使っているので、率直な感想をまとめてみました。

装着感・携帯性

SIGMA 85mm F1.4 DG DNをα7Ⅳに装着してみると、こんな感じ。結構サイズバランスは良いですよね。



重量バランスも良く、フロントヘビーになりすぎない印象。625gという重量は数値だけ見ると軽くはないけど、85mm F1.4としてはやっぱりかなり軽い。非力な僕でも長時間撮影で疲労を感じにくいのが魅力だなと感じました。

またこの重量感だと日常的に持ち出せるので、ちょっとしたスナップでもF1.4の明るさ・ボケが楽しめるんですよね。普段使いのレンズの選択肢が増えたのもすごい良かった。


ただレンズ鏡筒のフォルムが若干ずんぐりむっくりしてるので、小型のカメラバッグに収納しようとすると微妙にうまく収まらないこともありました。

軽いので携帯性自体は高いはずなんですけど、カメラバッグにうまく収めるとなると、それなりのサイズのバッグが必要かも。

フォーカスリング・絞りリング

フォーカスリングの操作感は良好。適度な抵抗感があるから精密なピント合わせがしやすい印象でした。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」

ただ、マニュアルでのピント合わせは若干しんどかった。というのも無限遠から最短撮影距離までピント面を持ってくるには、かなりフォーカスリングを回さないといけないんですよね(だいたい2回転くらい必要だったかも)。なので素早いピント合わせが必要なときはMFはきついので、やはりAFに頼った方が無難です。

絞りリングは1/3段ごとにクリックストップがあり、確実な絞り値設定が可能。クリック感も心地よい。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の絞りリング

絞りリングはロック機構があるので、意図しない絞り値の変更・誤操作を防げるのが良かったです。

また、デクリック機構もあるので、動画撮影時の滑らかな絞り操作もできました。この辺りの使い勝手の良さも魅力ですね

オートフォーカス

SIGMA 85mm F1.4 DG DNのAF性能は、85mm F1.4としては十分な速度でした。爆速とは言えませんが、ポートレートやスナップ撮影では全く問題のないレベル。特に小さなピント移動では、ほぼ瞬時にフォーカシングできました。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」

瞳AFやリアルタイムトラッキングも完璧に動作しますし、低照度でのAF性能も良好。夕方〜夜の環境でもフォーカスの迷いは少なかったです。

なお、世の中のレビュー等では「AF-Sが遅いと感じた場合は、AF-Cに切り替えると改善されることがある」というのを見かけたのですが、個人的にはAF-Sでも遅いと感じたことはなかったので、この辺りは今後さらに使ってみて検証してみようかな。

あとAF動作音については非常に静かなので、動画撮影でも気にならないレベルだと思います。よき。

手ブレ

SIGMA 85mm F1.4 DG DNには光学式手ブレ補正機能は搭載されていないので、基本的にはカメラボディ側の手ブレ補正に頼るしかありません。

ただ開放f値の小ささを活かせばシャッタースピードは十分稼ぐことができますし、α7Ⅳの手ブレ補正はなかなか優秀なので、個人的には全く問題ありませんでした。

夜景撮影のような暗い環境でも、開放F1.4を活用すればブレのない写真がガンガン撮れます。

シャープネス

ここからは描写のお話。まずシャープネスですが、これはかなり良い感じ。さすがSIGMAのArtレンズですね。


開放F1.4からかなりシャープで、特に中央部の解像感はすごいのひと言。また周辺部も開放からしっかり実用レベルですし、F2.8あたりまで絞ればほぼ完璧と言えるくらいのシャキッとした解像感を感じられました。

下の画像は遠景を撮影したものですが、遠くの木々まで細かく写ってくれてますよね。本当に優秀。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例(遠景)

被写体の輪郭が非常にシャープに描写されるからか、ボケ部分とのコントラストもすごく明確。だから被写体がググッと浮き上がってくるので、どんな場面を切り取ってもドラマチックに描写されます。

「このレンズでしか撮れない画がある」という人がいるのも、なんとなくわかった気がします。

近接性能

最短撮影距離85cm、最大撮影倍率1:8.4という仕様ですが、これは85mmレンズとしては標準的なレベルでしょう。

ただやっぱりテーブルフォトやクローズアップ撮影にはちょっとしんどいので、基本的には近接撮影には向いていないですね。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例

なお、最短撮影距離付近でも光学性能の劣化は少なく、高い解像力を維持してくれる印象でした。

ボケ感

続いてボケ感ですが、これもSIGMA 85mm F1.4 DG DNの大きな魅力の1つ。

85mm F1.4らしい大きなボケが得られ、背景を効果的にぼかして被写体をグイグイっと浮き立たせることができました。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例

ボケの質的な面では、ニュートラルで癖のない感じですかね。前ボケ、後ボケともに偏りが少なく、自然な溶け込み方を見せてくれる印象。下の画像の前ボケとかはすごくナチュラルで美しいですよね。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例(前ボケ)

11枚の円形絞りにより、絞り込んでも円形に近いボケが維持されるのも魅力的でした。まぁ周辺部では少し口径食による楕円化が見られますが、実用上問題となるレベルではないでしょう。

ただ、ボケの柔らかさという点では若干硬め…ですかね。なのでSONY純正のGMレンズのような柔らか〜いボケを求める人は、やや物足りなく感じられるかもしれません。まぁこれは好みの問題ですけどね。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例(後ろボケ)

発色・コントラスト

発色は自然で、SIGMA Artラインらしい高品質な色再現性という印象でした。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例

特に彩度とコントラストのバランスの良さが素晴らしいなと思ったんですよね。派手すぎず地味すぎず、被写体の持つ色彩を忠実に再現してくれる感じ。

風景撮影でも、空の青や植物の緑など、自然色の再現が個人的にかなり好み。どんな場面でも美しく、ドラマチックな作品に仕上げてくれます。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例

人物撮影ではまだこのレンズを使えていないのですが、この色表現性なら肌の色合いなども良い感じに映りそう。今度ポートレート撮影でも使ってみたいと思います。

色収差

色の収差については、僕の実写においてはほとんど見られませんでした。

逆光時の木々や葉の縁とかはフリンジが出やすいですが、そこもほぼ問題なし。さすがSIGMAのArtライン、かなりしっかり補正されているようです。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例

そのためボケ部分に不自然な色づきがほとんど見られないのもありがたかった。色収差に関しては相当優秀な結果が得られました。

歪曲収差

続いて歪曲収差ですが、このレンズはRAWだと結構しっかりと歪みます笑(糸巻き型の歪曲)。

ただカメラ内補正をオンにしておけば、ほとんど目立たないですし、現像ソフトでプロファイルを当てれば基本問題はないですね。

「RAWの状態でも極力歪みは少なく!」な人にとっては、ここは気になるところでしょうけど、最近のレンズはカメラ内補正ありきで作られていることも多いので、僕はその辺は割り切っちゃってます。

逆光耐性

次は逆光耐性について。SIGMAのレンズは逆光にむちゃくちゃ強いイメージがありますが、SIGMA 85mm F1.4 DG DNにおいてはゴーストはそこそこ出ました。

以下の画像は光源(太陽)を入れて撮影したものですが、絞り開放では結構盛大にゴーストが出現。そこから絞っていって、F8あたりでゴーストが消えました(下の画像1枚目がF1.4、2枚目がF4、3枚目がF8で撮影したもの)。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」はゴーストが少し出る(F値開放時)
「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」はゴーストが少し出る(F4時)
「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」はゴーストが少し出る(F8時)

ただカメラの角度や光の差し込み方によってはもっと絞ってもゴーストが出るケースもあったので、このレンズの場合はある程度ゴーストが出るのを念頭に入れて使った方が良いでしょうね。

周辺減光

周辺減光に関してもそこそこ発生します。まぁ大口径レンズですからね、これはある程度避けられないところでしょう。

下の画像は1枚目が開放F1.4、2枚目がF2.8、3枚目がF4、4枚目がF5.6で撮影しています。やはり絞っていくとある程度改善していきますが、F5.6でも少し減光が残っていますね。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」は周辺減光が多少ある(F値開放時)
「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」は周辺減光が多少ある(F2.8時)
「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」は周辺減光が多少ある(F4時)
「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」は周辺減光が多少ある(F5.6時)

ただ四隅の落ち方も自然ですし、これはこれで僕は味として楽しみたい笑。

また、これもRAW現像ソフトでの補正でほぼ完全に補正可能だと思うので、個人的には問題なしでした。

作例

最後にSIGMA 85mm F1.4 DG DNを使って撮った作例を載せておきます。たいした作例じゃないけど。

カメラボディはα7Ⅳ、ホワイトバランスはオート、クリエイティブルックはSTとFL、全てJPGの撮って出しです。

ただWebに載せる関係上、データサイズを落とさないといけないのでリサイズは行っています。そのため画質が落ちているものもあるので、その点はご容赦ください。

今回は秩父へ小旅行に行った時にパシャパシャとスナップしてきた時の作例です。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例
「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例

やっぱりこのレンズの場合はついつい開放で撮りたくなっちゃいますね。本当に何気ない風景がドラマチックに写ってくれます。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例
「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例

被写体と背景の分離感がしっかりしているので、すごく奥行きを感じるところがよき。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例
「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」の作例

85mm F1.4のレンズとしては結構軽量なので、撮影していても疲れが溜まりづらく、色々な場所まで足を伸ばせました。撮影の幅が広がるのも嬉しかったです。

これからもガンガン使い倒していきたいレンズだなと感じました。

使用感まとめ

以上がSIGMA 85mm F1.4 DG DNの使用レビューでした。85mm F1.4としてはとっても軽く、日常的に持ち出せるレベルの携帯性。

それでいて開放F1.4から使える高い解像力と美しいボケ、優秀な色収差補正など、光学性能も抜群。

何気ない景色をドラマチックなシーンに変えてくれる、そんな一本でした。

「このレンズだけは手放せない」という人が多いとは聞いていたものの、いやはや確かにその通りかも。

FE 20-70mm F4 G(SEL2070G)の価格

ここまでSIGMA 85mm F1.4 DG DNのレビューをつらつらと綴ってきましたが、このレンズの価格についてもまとめておきます。

発売当初は13万円程度でしたが、現在(2025年11月時点)は新品で10万円台前半くらいのようです。SONY純正のFE 85mm F1.4 GM IIが約30万円程度であることを考えると、約3分の1の価格。

それでこの描写・ハイクオリティな85mm F1.4が手に入るのだから、そう考えるとかなりコスパの良い一本と言えそうです。

「SIGMA 85mm F1.4 DG DN|ART」をフード付きでα7Ⅳに装着すると結構大きい

さらに中古なら8〜9万円くらいでそこそこ状態の良いものが手に入るので、中望遠レンズを探している方はぜひ選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

このレンズが向いている人・向いていない人

最後に改めてSIGMA 85mm F1.4 DG DNの良いところ・悪いところを踏まえながら、「このレンズが向いている人・向いていない人」という視点で、以下に整理してみました。

このレンズが向いている人

  • ポートレート撮影を本格的に始めたい方
  • 軽量・コンパクトな中望遠レンズをお探しの方
  • スナップから夜景まで多目的に使いたい方
このレンズがあまり向いていない人

  • 極めて柔らかいボケ質を求める方
  • 頻繁にマニュアルフォーカスを使用する方
  • テーブルフォトが中心の方

当ブログの中の人の感想

今回はSIGMA 85mm F1.4 DG DNの使用レビューを綴りました。

これまで85mm F1.4というと「特別な撮影のときに使う重厚なレンズ」というイメージが強かったのですが、本レンズによって「日常的に使える身近なレンズ」に変貌しました。

大口径F1.4のボケを活かして、日常の何気ない風景をドラマチックに切り取れるのは本当に楽しい。

価格面も比較的小慣れてきているので、コスパという面でも非常に魅力的な一本だと思います。

皆さんも日常の中に潜むドラマチックな瞬間を、このレンズと一緒に見つけ出してみてくださいね。かなりオススメのレンズです。

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