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ノイズキャンセリングとは? 仕組み・耳への影響・メリットなどを詳細解説。おすすめイヤホンも。

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ノイズキャンセリング機能の耳への影響は?

このように非常に優秀でありがたい各種ノイズキャンセリング機能ですが、耳への影響が心配…という方もいるのではないでしょうか。結論からお伝えすると、ノイズキャンセリング機能による耳への悪影響はないので、ご安心を。

PNCであれANCであれ、基本的にノイズキャンセリング機能は耳にとって“振動が少ない環境”を作り出してくれます(音は空気の振動によって聞こえるものですからね)。ということは、それは耳にとっては“負荷が少ない状態”になるので、耳への影響はほとんどないといえるわけですね。


むしろ最近では「難聴の予防にノイズキャンセリング機能が有効」という面白い研究結果も発表されています。

たとえば順天堂大学の研究グループは、2022年3月に以下のような研究の成果を論文で述べているんです。

研究グループは、地下鉄などの騒音環境下では、通常のイヤホンでの音楽聴取は危険な音量に達する可能性があることが明らかになったとし、難聴予防の面からノイズキャンセリング機能の使用を推奨。「社会生活に重要な “聴こえ” の健康維持につながるもの」だと述べている。PHILEWEBより一部抜粋して引用

耳は定期的・長期的に大きな音に晒されると少しずつ傷ついていき、聴力が低下していくらしいんですが、地下鉄をはじめとする騒音が大きい場所だと、大体の人はイヤホンから聞こえる音量を大きくしがちじゃないですか。そうするとやっぱり耳が大きな音に晒されることになるので、耳に悪影響があるみたいなんです。

ノイズキャンセリング機能を使えば騒音をカットしてくれるので、イヤホンの音量を必要最低限に抑えることができる。それが耳への負担を大きく減らしてくれて、結果的に難聴の予防につながるというわけですね。

なので、ノイズキャンセリング機能付きイヤホンの使用を同グループでは“推奨”までしています。悪影響どころか好影響まで期待できるなんて、これはノイズキャンセリング機能付きイヤホン・ヘッドホンを使用しない理由がないですよね。

おすすめのノイキャン付きワイヤレスイヤホン・ヘッドホン

最後に、ノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホン・ヘッドホンで、僕がおすすめするアイテムをご紹介したいと思います。

と言っても、今や様々なワイヤレスイヤホン・ヘッドホンが登場しているので、今回は用途別(音楽視聴時、運動時、通話・オンライン会議時など)のおすすめをイヤホン・ヘッドホンで1つずつお伝えしていきます。

音楽視聴時のおすすめワイヤレスイヤホン・ヘッドホン

まずは音楽視聴時におすすめのワイヤレスイヤホン・ヘッドホンから。これが最も用途としては需要があるのではないでしょうか。

通勤・通学時などは今やほとんどの方がワイヤレスイヤホン・ヘッドホンをつけて移動していますよね。そんな時は、特に“ノイズキャンセリングの効果が強く、かつ音質がクリアなもの”を選ぶのがおすすめです。

Sennheiser「MOMENTUM True Wireless 3」

音楽視聴時におすすめのワイヤレスイヤホンとしては、Sennheiser(ゼンハイザー)の「MOMENTUM True Wireless 3」が僕のベスト。実際に職場で使用しています。

ノイズキャンセリングは周囲の騒音レベルに合わせて効きの強さを自動で調整する“アダプティブノイズキャンセリング”が採用されていて、より上質で自然な騒音低減効果が得られます。


引用:Amazon

そして何より音質がすごく良い。7mm口径のシングルダイナミックドライバーが搭載されていて、歪みの少ない透明感のあるクリアな音が楽しめます。特に個人的には低音から高音まで、非常にナチュラルな音質なのがお気に入り。

ノイズキャンセリングの効果と音質、2つのバランスがすごくいいワイヤレスイヤホンです。

ブランドSennheiser
製品名MOMENTUM True Wireless 3
ドライバーサイズ7mm
再生周波数帯域5Hz~21,000Hz
BluetoothバージョンBluetooth5.2
充電時間1.5時間
再生時間イヤホンのみ:最大7時間
充電ケース込み:最大28時間
対応コーデックSBC、AAC、aptX、aptX Adaptive
重量イヤホンのみ:約11.6g
充電ケース込み・約66.4g
防水性能IPX4
外音取り込み
ノイズキャンセリング
ワイヤレス充電
カラー展開3色(ブラック、ホワイト、グラファイトブラック(Amazon限定))
価格39,930円(税込)

SONY「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000XM5」

音楽視聴時におすすめのワイヤレスヘッドホンとしては、SONYの「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000XM5」がおすすめです。

ノイズキャンセリングの強さは他の追随を許さないSONY。このヘッドホンも発売当初、その業界最高クラスのノイズキャンセリング性能の高さに各所をざわつかせ、一躍話題をさらいました。


引用:Amazon

音質ももちろん抜群。専用設計の30mmドライバーユニットを搭載することで、リアルな音を再現し、自然で伸びのある音質が楽しめます。このヘッドホンはバンドをやっている僕の友人が実際に購入・使用しているのですが、彼曰く「音の広がりがエグい」のだとか。

最高水準のノイズキャンセリングと音質を兼ね備えたこのワイヤレスヘッドホンは、音楽視聴で最高のお供になってくれること間違いなしです。

ブランドSONY
製品名WH1000XM5
ドライバーサイズ30mm
再生周波数帯域4Hz – 40,000Hz
BluetoothバージョンBluetooth5.2
充電時間3.5時間
再生時間連続音声:最大30時間(NC ON時)、最大40時間(NC OFF時)
連続通話:最大24時間(NC ON時)、最大32時間(NC OFF時)
対応コーデックSBC、AAC、LDAC
重量約250g
防水性能
外音取り込み
ノイズキャンセリング
ワイヤレス充電
×(USB充電)
カラー展開2色(ブラック、プラチナシルバー)
価格49,500円(税込)

運動時のおすすめワイヤレスイヤホン

続いて運動時におすすめのワイヤレスイヤホンです(さすがに運動時にヘッドホンをつける人はいないと思うので笑、ここでのおすすめはワイヤレスイヤホンのみ)。ジムに通っている人や日頃ワークアウトが欠かせない!という人にとっては、運動時もワイヤレスイヤホンが必需品ですよね。

運動時は頭が激しく動くことが多いので、音質だけでなく“耳へのフィット感やズレ落ちにくさ”を重視して選ぶのがおすすめです。

Apple「AirPods Pro」

運動時におすすめのワイヤレスイヤホンは、Appleの「AirPods Pro」。ワイヤレスイヤホンを世界に広めた立役者と言っても過言ではないほど、もはや定番とも言える「AirPods」ですが、いくつかシリーズがリリースされていて、その中でアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載しているモデルが「AirPods Pro」です。


引用:Amazon

すでに多くのレビュワーさんが絶賛しているとおり、「AirPods Pro」はアクティブ・ノイズキャンセリングの効果が高く、周囲の騒音を大きく打ち消して静音に近い状態を作り出してくれます。

また防水性能も高いため(IPX4等級:いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない)、突然の雨の水滴や汗などがついても問題ありませんし、イヤーチップの形状がよく耳へのフィット感が高いので、激しい運動を行なってもズレ落ちてしまうリスクも低くなっています。そのため運動時に使用するのに最適。

やや価格が高い点がネックではありますが、その性能を考えれば勝って損なしのワイヤレスイヤホンです。Amazonではタイムセールを時々行うことがあるので、そのタイミングを狙って購入するのもおすすめです。

ブランドApple
製品名AirPods Pro
ドライバーサイズ11mm
再生周波数帯域非公開
BluetoothバージョンBluetooth5.3
充電時間4時間
再生時間連続音声:最大6時間
連続通話:最大4.5時間
対応コーデックSBC、AAC(公式では非公開だが、検証済み)
重量約10.6g(両耳)
防水性能IPX4
外音取り込み
ノイズキャンセリング
ワイヤレス充電
カラー展開1色(ホワイト)
価格39,800円(税込)

通話・オンライン会議時のおすすめワイヤレスイヤホン

最後は通話・オンライン会議時のおすすめワイヤレスイヤホンをご紹介。通話・オンライン会議の場合だと、相手が聞こえやすいかどうかも配慮する必要が出てきます。そのようなケースはcVcノイズキャンセリングの機能が重要になってきます。

Beats「Studio Buds」

通話・オンライン会議時におすすめのワイヤレスイヤホンとしてはBeats「Studio Buds」がおすすめ。両方のイヤーバッドに複数のマイクが内蔵されていて(ノイズキャンセリング用のマイクが2つずつと集音専用マイクが1つずつ)、周囲の音を拾わずに声を認識してくれるので、高品質な音声通話が可能になっています。


引用:Amazon

またこの完全ワイヤレスイヤホンは高いデザイン性・カラーバリエーションも豊富(全6カラー)なので、おしゃれに使いたい!という方にもピッタリ。このクオリティで値段も比較的安価(2万円前後)で、コスパという観点でも満足度の高いイヤホンです。

ブランドBeats
製品名Studio Buds
ドライバーサイズ8.2mm
再生周波数帯域非公開
Bluetoothバージョン
充電時間イヤホン本体:45分
イヤホンケース:90分
再生時間イヤホン単体:最大8時間
ケース併用:最大24時間
対応コーデックSBC、AAC
重量約10g(両耳)
防水性能IPX4
外音取り込み
ノイズキャンセリング
ワイヤレス充電
×
カラー展開6色(ブラック、ホワイト、オーシャンブルー、サンセットピンク、ムーングレイ、レッド)
価格21,800円(税込)

Anker「PowerConf H700」

通話・オンライン会議時におすすめのワイヤレスヘッドホンとしては、Ankerの「PowerConf H700」がかなり良い。僕も実際に研修講師として活動するときは、これを使うことが多いんですよね。


引用:Amazon

このアイテムはAnker初のワイヤレスヘッドセットで、通話に適したAIノイズリダクション機能が搭載されているのが特徴。AIが周囲の環境の騒音と音声を分けて認識し、騒音を除去しながら人の声を大きく伝送してくれます。そのため自分の声が相手にクリアに伝わるので、WEB会議や通話に最適。

また大容量のバッテリーを積んでいるのもポイント。最大24時間の通話・最大35時間の音楽再生が可能で、さらに言うと5分間の充電で約3時間の通話ができちゃうんです。「充電し忘れた!」というときでも、ちょっと充電するだけですぐ使えるようになるのは、本当にありがたい。

お値段も13,000円ほどで購入可能なので、オンライン会議や通話が多い人にはかなりおすすめです。

ブランドAnker
製品名PowerConf H700
ドライバーサイズ40mm
再生周波数帯域2402MHz〜2480MHz
BluetoothバージョンBluetooth5
充電時間約2時間
再生時間連続再生:最大35時間(NC ON時:最大28時間)
連続通話:最大24時間(NC ON時:最大21時間)
対応コーデックSBC、AAC
重量約10g(両耳)
防水性能IPX5
外音取り込み
ノイズキャンセリング
ワイヤレス充電
×(USB-C充電)
カラー展開1色(ネイビー)
価格12,980円(税込)

当ブログの中の人の感想

今回はノイズキャンセリング機能の種類と仕組み、おすすめのワイヤレスイヤホンなどについてまとめました。

最近のノイズキャンセリング機能の進化は本当にすごくて、かなりの騒音でもがっつりノイズを低減して静かな環境を作り出してくれます。

仕事や勉強に集中したい時などは、ノイキャン付きイヤホン・ヘッドホンは必需品といえるガジェットなので、まだ使ったことない方はぜひ一度ためしてみてください。

■■お得情報■■

編集者兼アートディレクター。カメラ・ガジェット・便利雑貨等を買ってはわかりやすくレビューしまくる人。

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