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人気のままディスコンとなったFUJIFILM「X-E4」を今さら使ってレビューしてみる。

FUJIFILM「X-E4」
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背面のチルト液晶は最高

続いて背面。背面はやっぱりチルト液晶になったのが大きいですね。個人的に「X-E3」で一番しんどかったのが液晶が動かないことだったので、ここは素直に嬉しい。

FUJIFILM「X-E4」は背面チルト液晶を採用

これでローアングル撮影がかなりやりやすくなるので、撮影の幅が広がりますよね。

ジョイスティックの位置が下がって少し使いづらそう

背面のボタン類も本当に必要最低限のものだけが残された印象で、すっきりとしています。

ただ、ジョイスティックの位置が前機種よりも下がってしまったようで、ここだと撮影中の操作が少しづらいかも。

この辺りは実際に使ってみて確認が必要ですね。

FUJIFILM「X-E4」はジョイスティックの位置が少し低い

軍艦部分は「ザ・FUJIFILM」

カメラ上部の軍艦部分は、こんな感じ。ここは「ザ・FUJIFILM」といった構成で、これまでのカメラの系譜をそのまま踏襲しています。

シャッタースピード調整や露出補正を行うダイヤルが付いていて、カメラの電源を入れなくても現状の設定が一目でわかるようになっています。

FUJIFILM「X-E4」の軍艦部分

このメカメカしい感じが僕は大好き。初めてFUJIFILMのカメラを使うっていう人にとっては、少し戸惑う部分でもあるとは思いますが。

底面の三脚穴は光軸から少しズレてる

最後に底面ですが、三脚穴は光軸から若干ズレてますね。まぁこの辺りはそれほど気になるところではないので(←僕は)、よしとしましょう。

FUJIFILM「X-E4」の底面

カメラにレンズを付けてみた

一通り全体をチェックした後は、カメラボディにレンズを付けてみました。今回はFUJIFILM純正のXマウント「フジノンレンズ XF23mmF2 R WR」を装着。

FUJIFILM「X-E4」にレンズをつけてみた

「XF23mmF2 R WR」はFUJIFILMのレンズの中でも“コンパクトプライムシリーズ”に属していて、とても軽量・コンパクトなレンズなので、「X-E4」との相性もすごく良かった。

ただちょっとレンズが長い気もするので、もう少し鏡筒が短いレンズだとさらに見た目的にピッタリかもしれません。

FUJIFILM「X-E4」はレンズをつけてもコンパクトなデザイン

このレンズ自体の重量は180gだから、「X-E4」とレンズを合わせても約500gを切ってきます。最高じゃないか。非力な僕がスナップに使うにはこれ以上ないセットかも。

FUJIFILM「X-E4」の作例

先日「X-E4」を持って試写に行ってきたので、その際の作例を晒してみます。色味も含めて確認したかったのでJPG撮って出しの写真ですが、Web用に画質を落としていますので、その点だけご容赦ください。

まずはカラーから。

FUJIFILM「X-E4」の作例
FUJIFILM「X-E4」の作例
FUJIFILM「X-E4」の作例
FUJIFILM「X-E4」の作例

相変わらずFUJIFILMは良い色が撮って出しから出ますね。もう本当にLAW現像なんていらないのでは。

特に前機種と比べて、色乗りもさらに良くなって、透明感が増している気がしました。これはシャッターを切っていて楽しくなりますわ。

続いてモノクロを晒していきます。

FUJIFILM「X-E4」の作例(モノクロ)
FUJIFILM「X-E4」の作例(モノクロ)
FUJIFILM「X-E4」の作例(モノクロ)
FUJIFILM「X-E4」の作例(モノクロ)

モノクロはフィルムシミュレーションの「アクロス」を使っています。シャドウ部分の粘りも良くて、陰影がすごく綺麗。

僕はフジのアクロスが大好きなので、ついついアクロスを連発しちゃうんですけど、これまたカラーと同様撮ってて楽しくなる写りの良さでした。

ボディがコンパクト・軽量で、写りもこれだけ良ければ、こりゃスナップシューターとしては文句ありませんね。

デザインも最高にかっこいいし、いつも持ち歩きたくなるカメラです。

FUJIFILM「X-E4」のここが残念

めちゃくちゃ良いカメラで、改めてディスコンになってしまったのが悔しい「X-E4」でしたが、ただ実際に使ってみて少しだけ残念だったところもありました。それはシャッター音。

僕はカメラ選びの重要な要素の1つとして「シャッター音の気持ちよさ」があるんですが(シャッターを切った時に「スコンッ」という、収まりのいい音が好き)、「X-E4」の音が正直あまり心地良くはありませんでした。

FUJIFILM「X-E4」のロゴ

なんとなく「ジャキッ」って感じのまとまりがない音で、手に伝わる振動もなんかバラバラと分散しているような振動・感触なんです…(伝わらないと思うけど笑)。

「X-E3」の方がもっとスコンって感じの音で、「X-Pro」シリーズに近い“良い音・良い感触”だったんですけど…なんとなく「X-E4」になって少し安っぽくなった気がします。

FUJIFILM「X-E4」はミニマルなデザイン

巷では「シャッター音がいい」「シャッター音が気持ちいい」って言われていることが多かったので、少し期待し過ぎたのかもしれません(好みの問題もありますしね)。

でもそれ以外には特に残念なところはなかったので、個人的にはすごく大満足なカメラでした。

このカメラが向いている人・向いていない人

最後に改めてFUJIFILM「X-E4」の良いところ・気になったところを踏まえながら、「このカメラが向いている人・向いていない人」という視点で、以下に整理してみました。

このカメラが向いている人

  • ミニマルでクラシカルなデザインのカメラが好きな人
  • とってもコンパクト・軽量で持ち運びやすいカメラが欲しい人
  • ライカは高くて手が出せない…という人
このカメラが向いていない人

  • 動画性能の高いカメラが欲しい人
  • グリップしやすいカメラが良い人

当ブログの中の人の感想

今回はFUJIFILM「X-E4」の使用レビューを綴りました。

写りもコンパクトさも素晴らしいのはもちろんのこと、やっぱりデザインがカッコ良すぎる。これは持っているだけでテンションが上がるカメラですね。

ライカMシリーズのようなクラシカルでありつつモダンな雰囲気のカメラが好きな方は、つい涎が垂れてしまうのでは(←僕です)。

残念ながらディスコンとなってしまったこのカメラですが、使ってみて改めて人気が高かった理由がわかりましたね。やっぱ買っておけば良かった泣。

もう新品では購入できませんし、あまりに人気すぎて中古市場でもなかなかお目にかかれないですが、気になる方は継続的にチェックしてぜひ中古購入してみてください。おすすめのカメラです。

■■お得情報■■

編集者兼アートディレクター。カメラ・ガジェット・便利雑貨等を買ってはわかりやすくレビューしまくる人。

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