携帯しやすい静音マウス「ロジクール Pebble M350」購入レビュー。スリムなのに使いやすいという評判は本当?

以前から僕は「ガジェット小型軽量化大作戦」なるものを実施しているのですが、今回は新たにマウスの小型軽量化に踏み切りました。
コンパクトなのに使い勝手も良いマウスを購入できたので、今回はそのレビューを綴ります。持ち運びしやすい静音マウス、軽くて使いやすい無線マウスを探している方の参考になれば幸いです。
今回僕が購入したマウスはロジクール「Pebble M350」です。
この記事を読むと、以下の点がわかります。
- ロジクールとは?
- ロジクール「Pebble M350」の特徴
- ロジクール「Pebble M350」の良いところ・悪いところ
- ロジクール「Pebble M350」のペアリング方法
- ロジクール「Pebble M350」の使い心地
- この小型マウスがどんな人にお勧めなのか
ロジクールとは?
まず最初にロジクールというブランドについて簡単にご紹介しておきます。
ロジクールは世界有数のPC周辺機器メーカーで、PC関連・ゲーミング・ミュージック・ビデオなどの分野におけるデジタルデバイスを販売しています。本社はスイス。

ガジェット好きな方なら知らない人はいないくらいに、今では日本でも有名になりましたよね。僕も今までPCのキーボード等でもロジクール製品を使ったことがありました。
今回は久々にそんなロジクールのマウスを購入したのです。
ロジクール「Pebble M350」のここが良い
今回僕が購入したロジクール「Pebble M350」の特徴・良いところを以下にまとめてみます(詳細は後述)。
- とってもスリムな形状で持ち運びしやすい
- スリムだけど手に馴染みやすいフォルムで使いやすい
- クリック音がめちゃくちゃ静かだから、オフィスや図書館など音が気になる場所でも使いやすい
- BluetoothとUSBレシーバーによる2種類の接続に対応
とってもスリムな形状で持ち運びしやすい
ロジクール「Pebble M350」の大きな特徴として、まずコンパクト・スリムな形状が挙げられます。特に薄さが凄まじく、約26mmほどしかありません。パンツのポケットにも入っちゃう。
下の写真のように、僕がこれまで使っていたエレコム「Ultimate Blueマウス」と比べると、もはや半分くらいの薄さしかない。

「ガジェット小型軽量化大作戦」を実施している僕には本当にピッタリなサイズ感。重量も100g前後と軽い。
また最近は働く場所を選ばない時代になってきたので、外出時(カフェやワーケーション等)でもマウスを使って仕事をすることも多いと思いますが、そんな時でもこのスリムさは持ち運びやすくてありがたいですよね。
ちなみにエレコム「Ultimate Blueマウス」も多機能で良いマウスではあるので、気になる方は下の記事もチェックしてみてください。

手に馴染みやすいフォルムで使いやすい
そんなスリムな形状だと「使いにくいのでは…?」と心配になる方もいると思いますが、このロジクール「Pebble M350」は手に馴染むフォルムに設計されているので、使いやすさも問題なし。
特にサイドのカーブが自然な握り心地を実現してくれているらしい。

確かにもっとコンパクト・スリムなマウスって世の中にはあるんですけど、でもそれによって使い心地が悪くなってしまうと、結局使わなくなっちゃったりするんですよね。
このマウスはその辺りもよく考えられています(握り心地については、記事後半で検証しています)。
クリック音がめちゃくちゃ静か
あとロジクール「Pebble M350」はクリック音がめちゃくちゃ静かなのも嬉しいポイント。メーカーによると、なにやらクリック音を従来品よりも90%以上軽減しているらしい。

人の少ないオフィスや図書館のような静かな場所だと、意外とマウスのクリック音とかが気になってしまうことも多いので、この静音性もありがたいところ。
BluetoothとUSBレシーバーによる2種類の接続に対応
あと接続方法もBluetoothとUSBレシーバーの2種類に対応しています。PCの環境によって使い分けも可能ですし、「あれ、Bluetoothの調子が悪いなぁ」みたいな時でもUSBレシーバーで使えるのは嬉しいですよね。
メーカー公表の仕様
念のため、メーカー公表の仕様も下に載せておきます。
ブランド | Logicool(ロジクール) |
製品型番 | M350GR(カラー:グラファイトの場合。カラーによって型番が異なる) |
対応OS | USBポート:Windows 10,11 以降、macOS 10.14 以降、Chrome OS、Works With Chromebook認定済み、Linux Kernel 2.6+ Bluetooth:Windows 10,11 以降、macOS 10.14 以降、Chrome OS、Android™ 7 以降、iPadOS 13.4 以降 |
トラッキング | ハイプレシジョン オプティカル トラッキング |
DPI | 1,000 |
接続方式 | USB Nanoレシーバー、Bluetooth |
ワイヤレス動作距離 | 約10m |
ボタン数 | 3つ |
付属品 | ワイヤレスマウス、超小型レシーバー、単三形乾電池×1、取扱説明書 |
電池タイプ | 単三電池1本 |
電池寿命 | 18ヶ月 |
スリープモード | あり |
利き手 | 両利き用 |
重さ | 約100g(電池含む) |
外寸(公表値) | 107×59×26.5mm |
カラー展開 | 5色(グラファイト、グリーン、ブルー、ホワイト、ローズ) |
保証 | 2年間 |
価格 | 2,860円(税込) |
ロジクール「Pebble M350」のデザイン・形状等を見てみる
続いてロジクール「Pebble M350」のデザイン・形状等を見てみます。とってもコンパクトでシンプルなデザインですが、さすがロジクール。細部までよく作られています。
デザイン:モダンでシンプル・ミニマル
まずは全体の外観ですが、デザイン的にはとてもシンプルで、特に装飾等はほとんどありません。美しい流線形のフォルムで、モダンな雰囲気がなかなか格好いい。ビジネスシーンでもバッチリ合いそうです。

形状:めちゃくちゃ薄くてスリム
そして前述の通り、とにかく本体の厚みがめちゃくちゃ薄い。下の写真は再掲になりますが、エレコム「Ultimate Blueマウス」と比較すると本当にそのスリムさがよくわかりますよね。

これだけスリムだと鞄に入れて持ち運ぶときも嵩張らないし、ガジェットポーチにもサッと入れられそう。良いね。
ちなみに全体のサイズをスケールを使って測ってみたところ、縦(長さ)が112mm、横(幅)が59mm、厚み(高さ)が26mmでした。メーカーの公表値よりも縦は数ミリだけ長く、厚みはほんのちょっとだけ薄かった。
ボタン類:進む・戻るなどの機能ボタンはない
全体的にすごくシンプルなデザインということもあり、ボタン類はちょっと少なめ。左クリック、右クリック、スクロールホイールの押し込みボタンの3つだけでした。
ホイールの押し込みボタンは、マウスの操作をカスタマイズできるアプリをインストールして、機能を割り当てられるみたい(僕はまだやっていません)。

多機能マウスだと「進む・戻る」のボタンや、その他アプリケーションごとの機能割り当てボタンなどが複数ついていますが、ロジクール「Pebble M350」はその点はちょっと寂しいですね。
マウスの蓋:マグネット式だから付け外しがラク
マウスの蓋はパカっと簡単に外すことができました(かといって、外れやすいということではない)。というのも、この蓋はマグネットで吸着するようになっていて、それによって開閉する仕組みになっているみたい。
下の写真だとちょっとわかりづらいかもしれませんが、本体側の左・右・下のところにシルバーの丸いマグネットが埋め込まれています。

マウスによっては蓋がすごく外れにくくて、力を入れると「これ、バキッて割れるんじゃね?」的に怖くなるものもありますが、ロジクール「Pebble M350」はそんな心配は無用のようです。
マウス内部:USBレシーバーを収納できる
そしてその蓋を開けたマウスの内部を見てみると、ここにUSBレシーバーが入っていました。レシーバーってすごく小さいから無くしがちなんですけど、マウス内部に収納できれば安心ですよね。ありがたい。

マウス裏面:オン・オフスイッチやペアリングスイッチがある
最後にマウス裏面。裏面にはマウスの電源を入れるオン・オフスイッチに加え、Bluetooth接続用のペアリングスイッチが付いていました。そしてその上にはステータスライト、下にはマウスカーソル読み取りレーザーもあり。

ロジクール「Pebble M350」は全体的にとってもシンプル・ミニマルなデザインで、かなり僕好みな外観でした。あと意外と蓋がマグネット式で着脱がラクなのも嬉しかった。
実際にロジクール「Pebble M350」を使ってみた
全体をチェックした後は、実際にロジクール「Pebble M350」を使ってみました。その際の使い心地を忖度なしでまとめていきます。
セットアップ:Bluetoothペアリングの方法(Mac・Windows)
まずは使い方から。今回はUSBレシーバーではなく、Bluetooth接続で使ってみることにしました。MacとWindowsのペアリング方法を画像で解説。
Macでのペアリング方法
ロジクール「Pebble M350」のペアリングの方法はとっても簡単です。Macの場合は、まずはPCの[システム環境設定]→[Bluetooth]を選択。

その後はマウスの電源をオンにし、ペアリングボタンを長押し。すると裏面にあるステータスライトが青く点滅します。
するとPCの画面に「Logi Pebble」と表示が出てくるので、それを選択すればペアリングが完了。以降は、PCの電源を入れれば自動的に接続されます。


ちなみに接続が完了すると、裏面のステータスライトが点灯しますが、Bluetooth接続の時は「青」、USBレシーバー接続の時は「緑」になるみたい。
Windowsでのペアリング方法
Windowsの場合は、まずは[設定](歯車アイコン)→[デバイス]を選択。

その後、「Bluetooth」がオンになっているのを確認したら、一番上に書かれている「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」のすぐ左横の「+」をクリックします。

すると、「デバイスを追加する」という黒いポップアップが出てくるので、一番上の「Bluetooth」を選択。

画面が「デバイスを追加する」に切り替わるので、この段階で「Pebble M350」の電源をオンにし、ペアリングボタンを長押ししましょう。
するとPCがマウスを検出して、「Logi Pebble」と画面に表示されます。あとはそれを選択すればペアリング完了です。以降は、PCの電源を入れれば自動的に接続されます。

Bluetoothペアリングができない時
「Pebble M350」でうまくペアリングできない!というときは、以下の点を確認してみるといいかも。
PCのBluetoothがオンになっているかを確認
まずは基本的なところとして、PC側のBluetooth機能がオンになっているかを確認。ここがオフになっていると、いくらマウス側でペアリングボタンを長押ししても、PCがマウスを検出できません。
別のPCで接続していないかを確認
あと別のPCで接続していないかも確認しましょう。ロジクール「Pebble M350」は“マルチペアリング”(1つの子機に対して複数の親機をペアリングできる機能)には対応していません。
なので、複数のPCを使っていて、その中の1台に「Pebble M350」を接続していると、その他のPCではペアリングできなくなります。

僕はMacとWindowsの両方を仕事で使っているのですが、以前WindowsでBluetooth接続した後すぐMacで使おうとした時に、電源を入れても自動接続されなかったんですよね。
その時「あ、マルチペアリングできないんだった」というのを思い出して、再度Mac側で1からペアリングし直したことがありました。
なので普段から複数のPCを使い分けしている方は要注意です。
複数台のPCで同時接続したい時
もし複数のデバイスで「Pebble M350」を使いたい場合は、Bluetooth接続だけでなく付属のUSBレシーバー接続を併用することで、最大2台までのデバイスと接続(排他)できますよ。
マウスの精度:かなり良い
Bluetooth接続が完了し、実際にPCで操作してみると、マウスの精度はかなり良かった。カーソルがカクカク動いたり、飛んでしまうようなことも全くなく、動きはスムーズでした。
お安いマウスだとカーソルの動きが滑らかじゃないことも時々ありますが、この辺りはさすがロジクールですね。
握り心地:良い。長く使っても疲れを感じない
あとマウスの握り心地もすごく良い。ロジクール「Pebble M350」はスリムなマウスなので、正直なところ少し「使いづらさもあるのでは?」とビクビクしていたのですが笑、そんな心配は杞憂でした。
縁の流線形のフォルムが妙に手に馴染むというか、フィットするんですよね。なんならもっと分厚くてフィット感をウリにしているマウスよりも、僕の手にはフィットしている感じがする。なんなんだろう、この感覚は。

もちろんマウス全体を握り込むような形状ではないので、持つ時の感覚としては“上から覆う”ような形になります。でも、それがやけに使いやすく感じる。
正直、僕は最近大きくて丸っこい握り込むタイプのマウスに少し疑問を感じていたんですよね。何時間をずっと“物を握っている状態”って、普通に生活してたらあり得ないじゃないですか。そりゃ手首や指の筋も痛くなる。

でもロジクール「Pebble M350」はあくまで“上から覆っている(添えている)だけ”でいいので、すごく手が自然な形をキープできてる気がします。そこが他のマウスとの大きな違いかも。
とりあえず握り心地としては抜群で、一日仕事で使ってみても、全然疲れを感じなかったし、手首や指の筋が痛くなることもありませんでした。
音:クリック音は静か、ホイールはカリカリ系
気になるクリック音ですが、これもメーカーの謳い文句通り、とっても静かでした。クリックした感じとしてはほとんど音は鳴らなくて、微かに「コクッ」という音がするくらい(わかりますかね?笑)。これなら静かな環境で使っても気になりませんね。

あとスクロールホイールは、ヌルヌル動くタイプではなくて、カリカリ系の感触でした。僕はヌルヌル動くタイプのスクロールホイールが苦手なので(ついスクロールし過ぎてしまうことがあるから)、これもありがたかった。
実際にロジクール「Pebble M350」を使ってみて、使い心地としてはかなり良かった印象です。それだけで言えば、これまで使っていたエレコム「Ultimate Blueマウス」よりも上かもしれない。
ロジクール「Pebble M350」のここが残念
そんな使い心地の良かったロジクール「Pebble M350」ですが、ただ少しだけ残念だったところもあったので、その点も整理しておきたいと思います。
やっぱり機能ボタンがもっと欲しい
まず1つ目はボタン類の少なさ。前述の通り、ロジクール「Pebble M350」にはボタン類が3つしかついていないので、やはり機能性という面では物足りなさを感じます。
まぁスリムさに特化したマウスなので、その点はメーカーとしてもあえて振り切ったのかもしれませんね。ただ個人的には、少なくとも「進む・戻る」ボタンくらいは付いていて欲しかったかな。
スクロールホイールのカリカリ音が少しうるさい
あとスクロールホイールの音がが少し気になりました。ロジクール「Pebble M350」は静音マウスということで、クリック音は確かに静かなんですけど、ホイールのカリカリ音はちょっとするんですよね。

ゆっくりホイールを回せばほとんど音はしないんだけど、早くホイールを回してスクロールしようとすると、そこそこカリカリ音が出ます。
これは実際に使ってみた人じゃないとわからないと思うので、購入予定の方はこの点気にしておいた方がいいかも。可能であれば家電量販店等で実機を触って音のチェックをしておくといいと思います。

以上2点が個人的に残念だと感じたところ。ただお値段的にはセール時なら2,000円台前半でも購入できるくらいお安いので、その点を加味すれば相当コスパの良い無線マウスなのではないでしょうか。
僕個人的には間違いなく「買い」なマウスだと感じました。
ロジクール「Pebble M350」が向いている人・向いていない人
最後に改めてロジクール「Pebble M350」の良いところ・悪いところを踏まえながら、「この無線マウスが向いている人・向いていない人」という視点で、以下に整理してみました。
- 普段多くのガジェットを持ち歩いている人
- コンパクト・スリムだけど握り心地のいいマウスを探している人
- マウスの機能性(機能割り当てボタンの有無など)はそれほど求めていない人
- 機能割り当てボタンなどがある多機能マウスが好きな人
- スクロールホイールがヌルヌル動く or ホイールも静音なものがいい人
当ブログの中の人の感想
今回はお洒落で携帯性の高いロジクール「Pebble M350」を購入レビューとしてご紹介しましたが、ガジェット小型軽量化大作戦を実施している僕としては大当たりのマウスでした。
特にスリムさ・大きさが絶妙。これ以上コンパクト過ぎると使いづらくなってしまうと思うので、その辺りの設計力はさすがロジクールだなと感心。
お値段もリーズナブルで、個人的にかなりお勧めの無線静音マウスだったので、気になる方はぜひ一度チェックしてみてくださいね。
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