SONY α7Ⅲとα7Ⅳの主なスペックを表で比較。どんな人が買い替えるべきか、考えてみた。
「α7Ⅳ」のここが残念(購入を見送る場合の理由)
とっても素晴らしい性能を持った「α7Ⅳ」ですが、ただ僕としては「ここはちょっと残念だったな」と感じたところもあったので、その点も以下にまとめてみます(詳細は後述)。
※これは個人的な感想です。あしからず。
- 「4K 60p」での撮影だと画角が大きくクロップされてしまう(1.5倍クロップ)
- スタンダードモデルにしては価格が高い
「4K 60p」の撮影で画角が大きくクロップされてしまう
「α7Ⅳ」では4K60Pの撮影が可能になり、4Kでのスロー映像(2.5〜2倍スロー)も表現できるようになりました。
ただ、残念なのが4K60PはSuper35mmモードのみなので、画角が強制的に1.5倍クロップされてしまうんですよね。
引用:YouTube「Sony|Camera Channel」
これだと広角レンズを使っても実質的には標準レンズ並みの画角になってしまうので、撮れる映像・表現の幅が少し狭まってしまいます。
SONYとしても、これ以上の動画性能をつけてしまうと動画特化機である「α7SⅢ」との棲み分けができなくなってしまうので、やむを得ずこの設定にしたんでしょうね。ただユーザーとしてはやっぱりちょっと残念。
スタンダードモデルにしては価格が高い
あともう1つ残念だったのは、やっぱり価格。「α7Ⅳ」はSONYのフルサイズミラーレス一眼カメラのラインナップの中でも“スタンダードモデル”という位置付けですが、値段が税込30万円ちょっとなんですよね。
前機種「α7Ⅲ」が25万円前後だったと思うので、それと比べるとやっぱり高く感じてしまう。もちろん性能は上がっているので、その点を加味すればしょうがないんだとは思うんですが…。
SONYも『Beyond Basic(新基準)』と謳っているので、ミラーレスシリーズの位置付けを変えてきているのかもしれません。
どんな人が「α7Ⅳ」を買った方がいい?
主なスペックやメリット・デメリット等を整理した上で、最後に「α7Ⅳ」はどんな人が買った方がいいのか、その点を僕なりに整理してみました。あくまで、僕なりにですので、あしからず。
「α7Ⅲ」からの買い替え:動画メインで使うならアリ
まずはすでに「α7Ⅲ」を持っている人の場合ですが、スチールではなくて動画メインで「α7Ⅳ」を使うイメージであれば、買い替えは全然アリかなと感じています。
というのも「α7Ⅳ」は色々と“正統進化”してはいるものの、その進化の内容は動画性能に結構寄ってる感じなんですよね。
スチール面はそれほど大きな進化がないのが正直なところなので、特に「3,300万画素」に惹かれないのであれば、スチール機としての買い替えは必要ないのかなと思います。
引用:SONY公式HP
フルサイズデビュー機として購入:正直なところ「α7Ⅳ」じゃなくて良いと思う
続いて「初めてフルサイズ機を購入する!」という場合。これも使い方次第ではありますが、初フルサイズ機としては「α7Ⅳ」じゃなくても良いんじゃないかなと感じています。
確かにスタンダードモデルとしては性能は抜群に良いと思うんですけど、やっぱりお値段がちょっと高い。ここまで出さなくても、十分な性能を持った前機種「α7Ⅲ」なら中古で17万円前後(2022年2月現在)なので価格差としては半額近いんですよね。
引用:SONY公式HP
なのでまずは「α7Ⅲ」でフルサイズを使ってみる、その後慣れてきてさらに上のスペックが欲しくなったら、改めて「α7Ⅳ」に買い替える。そんな感じが良いのではないかなと思います。特にスチールメインの人にはこの方が断然オススメ。
「α7Ⅳ」自体、とっても魅力的なカメラであることは間違いないので、購入の際は上記の点もぜひご参考ください。
当ブログの中の人の感想
前機種「α7Ⅲ」はフルサイズミラーレス一眼の世界では“ゲームチェンジャー”と言われるほどの大ヒットカメラでしたが、そこから正統進化を遂げた「α7Ⅳ」はとっても魅力的で、僕自身もすごく欲しくなりました。ただ、まだ買ってない笑。
僕的には3,300万画素という点にすごく魅力を感じているんですけど、やっぱり値段がね…。今は半導体不足で生産も追いついていないみたいなので、その間にもう少し考えて、最終ジャッジをしたいと思っています。
でも動画機としても非常に優秀だと思うので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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